■20191010(木曜日晴れ)

吉野彰さんが、ノーベル化学賞を受賞しました。

■今朝も走りました。いつものコースを6.08km走り、これで今月7回目のランで、50.41kmを積み重ねました。ホームページに繋いだエプソンの画面が、50キロ走達成おめでとうございます、と告げてくれています。残り21日で49.58kmとなりました。進捗状況としては悪くありません。これで4日連続して走りましたので蓄えができました。明日からは台風の影響で天候が荒れそうですので、走れる時に走っておかないと間に合わなくなる恐れがあります。

昨夜は沼津にある四つのロータリークラブの合同例会がありました。仕事が終わって駆けつけたのですが、おおぜいのロータリーアンと楽しく歓談することができました。

■帰ってきてテレビのニュースを見ると、吉野彰さんがノーベル化学賞を受賞したというニュースを知りました。吉野さんが、リチウムイオン電池の開発に多大の功績があったということは知っていたのですが、受賞のニュースをとても嬉しくみました。

今やリチウムイオン電池のお世話にならない日は1日もありません。ソニーが世界で初めての量産型リチウムイオン電池を発売したのが1991年ということですから、それほどの時間は経っていないのですが、リチウムイオン電池のなかった時代のことは、もう想像できません。

ある本によれば、電池を制する者が世界を制する、今や、電池の時代だとも言われています。そして、その電池は、リチウムイオン電池なのです。先日も京セラが、クレイ型の新しいリチウムイオン電池を来年から発売すると発表しました。液体型ではなくて、粘土状の中に電池を作り込むことが可能になったようです。そのことで安全性が非常に高まったという解説がありました。

リチウムイオン電池は時々火を噴いてしまうことがあり、それが唯一ともいえる欠点だったのです。トヨタが開発している全固体型のリチウムイオン電池も、そうした安全性の問題を乗り越えるために、今必死に開発されてるようです。パソコンだったら火を吹いてもそれほど危険はないのかもしれませんが、車ではそうはいきません。人の命がかかっていますので、安易にリチウムイオン電池を使用することはできないようです。私が乗っている三代目のプリウスも、リチウムイオン電池は積んでいません。

今よりも格段に容量が大きく、安全性の高いリチウムイオン電池が開発されれば、車も電気自動車に大きく移行していくことは間違いありません。まさに時代は、電気の時代なのです。

NHKの特集番組「映像の世紀」を観ると、20世紀が電気の世紀として出発した様子が、克明に記録されています。20世紀初頭、アメリカでは電気をふんだんに使った遊園地が、コニーアイランドに開場し、庶民でも楽しむことができるようになった、と映像が告げています。

21世紀となり、リチウムイオン電池の力で、もう一度新しい電気の世紀が始まろうとしているのかもしれません。