■20191031(木曜日:晴れ)

わが町の夜明けです。いつ出会っても心洗われます。

■今朝はゆっくりと休みました。今日は10月最後の日。いよいよ残り、あと2ヶ月というところまで来ました。色々なことがありましたが、振り返るのは、また後のことにして、とりあえずは今月も目標の月100キロ走を達成しましたので、ひと安心と言うところでしょうか。

さて今朝の東京新聞第2面には、「ダム事業のあり方は」と題して「核心」欄で、2人の政治家の方が意見を述べられています。民主党政権時、国土交通相だった馬渕澄夫氏は、この中で「コンクリートから人へ」の理念とは何かと問われて、こう答えています。

一度決めたら最後、膨大な費用を投じ続けるのは、官僚主導政治の最たるものだった。『人へ』というのは、無駄な公共事業をやめて財源を捻出し、教育や弱者救済などに充てるという思い。自民党政治の大転換を政治主導で行うというメッセージだった。理念は今でも正しいと思っている。

この馬淵氏が述べている理念は今でも大切なことであり、実現していない最大の政治目標に違いありません。

安倍政権になって以来、最も顕著なのは、ごく限られた特定の仲間だけに限って、極端な利益供与を公然と行い続けているという点です。身の丈発言で問題になっている英語検定試験にしてもしかり。民間試験業者の利益のためには、受験生への配慮などは一顧だにされていないのです。

彼らの頭の中には、自分たちへ利益供与している国民しか、目に入っていないのでしょう。これが戦後の日本民主主義の行き着いた終着駅だと思うと、暗澹たる思いに沈むのは私だけではないはずです。

東京オリンピックのためと称して湯水のように使われる税金のごく一部でも、人への投資へ回すことができれば、どれほど日本全体の底上げに繋がるかは容易に想像のつくところです。

れいわ新選組代表の山本太郎さんが言うように、このようなひどい日本を作り上げたのも政治なら、それを変えることができるのも、政治しかないのです。