■20191109(土曜日:晴れ)

ハノイのオペラハウスです。20世紀初頭に建設されました。

■今朝は走りました。5時前に目が覚めたのですが、切りの良いところで起き出して準備を始めスタートすることができました。今朝はいつものコースを走りましたが、少し長めに7.21kmを走り、これで今月は5回のランで通算35.29m、残り21日64.70kmのところまで来ました。

昨夜は夕食におでんを食べ、そして食後にはお茶を飲み、その後に、はればれ支援隊の会合がありましたので、その場でコーヒーも飲みました。家に帰ってからは、お風呂に入り、いつものようにSunと2人でバーボンのハイボールを飲みました。

ついつい暑い頃のつもりで水分を摂りすぎていたようです。昨夜は3度もトイレに起きてしまいました。もう汗を、それほどかかなくなっているのです。水分の摂りすぎに注意をしなければいけない季節に、とっくになっていたのです。

■さて、今年のベトナム枯れ葉剤被害者支援の旅では、初めてと言っていいようなトラブルに見舞われました。ここ数年はバクザン省の職業訓練センターを中心に活動していました。所長のThuy さんのご好意で地域の被害者家庭訪問、そして施設での活動と充実した支援活動が行われていたのですが、今年はところを変えて、ニンビン省で活動をしようと計画しました。

昔から交流のあった、ニンビン省枯れ葉剤協会のビンさんに仲介をお願いしました。ところが現地に出掛けてみると、現地の役所や入国管理事務所などなど、事務的な手続きが全く終わっていなかったのです。

個人的に友人宅を訪問するだけであれば、もちろん役所の許可などは要らないのですが、枯葉剤被害者協会を通して被害者の家庭を訪問するとなると、そうはいかないようなのです。すったもんだの挙句、結局はまたバクザン省に逆戻りして無事に活動を終えることができました。

帰ってきて色々問題点を洗い出して、次回の活動の糧にしようと検討したのですが、こうした行き違い、あるいはトラブルの原因が、はっきりしないのです。現地当局へパスポートを提出するのが遅かったからだ、というのが、いつも通訳と段取りをお願いしているベトナムのタインさんとトゥンさん親子の意見のようなのですが、これはどうも当てになりません。

なぜならば昨年まで活動していたバクザン省では、そのような問題は起きていなかったからです。結局私達が出した結論は、ニンビン省での手配をお願いしたビンさんが、当局ときちんと連絡を取ってくれていなかった為に起きた事態だということでした。

また、こんなこともありました。昨年の支援の旅以降に寄付金や支援物資を頂いていた方々の名前をポスターに印刷し、施設に贈る際に記念写真に毎年撮っています。つまりは、きちんと現地に持っていき寄贈したという証拠写真です。ところが、その寄贈者名の漢字が間違っていたのです。

私が頂いた分に関しては、寄贈者名の漢字の間違いがないことを確認し、メールで担当者に送りました。担当者の方が印刷業者と、どのように交渉したのかは分からないのですが、結局漢字が間違えていたのです。

ベトナムについた夜、寄贈品を確認したのですが、その際に医薬品を寄贈していただいた薬局の会社名の間違いに気づきました。実はもう1人、寄贈者名の漢字が間違えていたのです。ところが最初の間違いに気を取られていたあまり、2人目の漢字の間違いに気付きませんでした。

帰ってきてから撮った写真を確認した際に、2人目の間違いに気付いたのです。そこで印刷業者に依頼した担当者に、どうしてそのようなことになったのか原因を考えようと尋ねたのですが、自分は間違っていないの一点張りで、原因が結局分からずじまいなのです。

私が間違えのないことを確認して送ったメールを、そのまま印刷業者に見せたのか、あるいは自分がそれを紙に書き写して印刷業者に渡したのか、そのことだけでもはっきりすれば、間違いの原因がかなり明らかになります。

ところが担当者は、それは覚えていないの一点張りなのです。これでは原因究明が、できようもありません。つまりは来年もまた同じ間違いを繰り返す可能性があるということです。

つくづく思いました。こうした方と一緒に仕事をするのは難しいということです。何度やっても同じ間違いを繰り返すはずです。人間は間違いをする動物ですから、間違いや失敗をすることは決して恥ずかしい事ではありません。

問題は、それを繰り返すことです。最初に起こした失敗や間違いの原因をしっかりと確認し、そしてもう一度同じ間違いをしないこと。これが一番大切です。この過程を、きちんとしていない人は、同じことを繰り返しますので、一緒に仕事をすることは、やめた方が賢明です。つくづくと、そのことを痛感しました。