■20191111(月曜日:晴れ)

バクザン省のある農家です。玄関先の庭にザボンが植えてあります。

■今朝は走りました。いつものように5時に目覚ましを鳴らして、起き出すのに少し時間がかかりましたが、着替えも終わり玄関を出ました。昨夜の天気予報では、今日の天気は雨。しかし朝は大丈夫とのことでしたので、何の心配もなく外へ出たのですが、玄関を開けてみてビックリ。道路は、かなり濡れているのです。

それでも私が外へ出た時には、もう雨が上がっていましたので、いつものように準備体操して、ゆっくりと走り出しました。今朝も同じコースを6.10km走り、これで今月は6回のランで41.40km。残り19日で58.59kmのところまで来ました。

■今朝の写真は今年の10月に出かけた、ベトナムのある農村の様子です。今年出かけたバクザン省の枯葉剤被害者の農家にお邪魔したのですが、典型的な農家の作りだと思いました。

門を入ると広めの中庭があり、そこは石畳というかタイル張りのような空間で、家の玄関を隔てて庭があるのですが、そこには必ずと言っていいほど、ザボンが植えてあります。南国だからでしょうか、このザボンがとても大きく、また美味しいのです。

接待を受けるという時は、必ずと言っていいほど、ベトナム茶と、そしてザボンが提供されます。かなり大きめの夏みかんといえば分かりやすいでしょうか、味もあっさりしていて甘くて、とても美味しいのです。

■さて、昨日は令和天皇の祝賀パレードが行われ、11万人以上の人が沿道を埋め尽くしたとのことです。災害続きでしたので、国民も明るい話題に、皆さんにこやかな笑顔を見せていました。まさに、変わらぬ日本の象徴ではないでしょうか。

しかし何事もそうなのですが、変わらないだけでは滅びていくばかりなのです。変わらないもの、そして変えなければいけないもの。この両者のバランスが一番大切です。

そういう意味では、明治になって近代日本となって以降、未だに変わるべきなのに、変わっていない日本というものが、将来の日本を考える時に、大きな不安材料なのです。

そのうちの一つの大きなものが、日本は本当に民主主義国家になったのだろうか、という疑問です。もちろん建前上も体裁上も、立派な民主主義国家であることは間違いありません。

しかし、個々の国民一人ひとりが個性を自由に発揮できるという意味では、日本は未だに集団的な圧力がかなり強いのです。飛び抜けた才能と、そして個性を持った個人というのは、日本の社会では力を発揮するのは、未だにかなり難しいのではないでしょうか。

戦時中に万歳と叫んで崖から身投げしていった日本人の心というものは、いまだに変わっていないような気がするのは、私だけではないように思うのです。