■20191209(月曜日:晴れ)

足立美術館の庭です。

■今朝は走りました。5時に目覚ましをかけて目が覚めたのですが、その後少し居眠りをしてしまったようです。準備をして玄関を出ようとして時計を見たところ5時40分になっていました。いつもより出発が30分以上遅れてしまいました。

それでも、まあいいでしょう、といつもの通り準備運動してから、いつものコースを走りました。今朝は前回よりも少し楽に走ることができました。昨日の疲れも残っているのですが、とにかく少しずつ前に進むしかありません。

これで1月から通算136.26kmを走り、残り53日で163.73kmのところまで来ました。

■昨日は月例の競技委員としてお手伝いしたのですが、ご一緒していた女性の競技委員の方とお話をしていて、強く感じたのは、食事療法に関する認識の違いです。

つまり、メタボリック症候群にならないために、あるいは、分かりやすい例としては、減量するためにはどういう食事をとるべきかという点において、まだまだカロリー信仰が強いということを知りました。痩せる為には摂取カロリーを減らさなければいけないという思い込みです。

甘いものを控えなければいけないという意識はあるのですが、それよりもカロリー信仰が強い上に、なぜ甘いものがいけないかという理由について、きちんとした理解をしていないのです。

山田悟先生が、その著書「糖質制限の真実」の最初の部分で、お書きになっていた通りなのです。より多くの方が、山田先生がおっしゃる正しい食事療法を学び、実践すれば、メタボリックシンドロームへ進むことも少なくなりますし、それだけムダな医療費を減らすことができると思うのです。

■さて、長州新聞8416号には「種子法廃止とこれからの日本の農業について」、「食と農  暮らしを守るため福岡県独自の種子条例制定を」と題して、元農林水産大臣の山田正彦さんが講演されています。

TPP や日米 FTP などの条約によって、日本の農業や漁業が外国資本に切り売りされつつあるという危機感を訴えておられます。こうした条約の下では、いずれ日本の食料自給率は14%まで落ち込むという試算が出されています。

韓国ですら今、食料自給率は48%であり、日本の未来がどうなるか、山田さんは本当に心配されています。

こうした山田さんの講演を読むと、とても不思議なのは、なぜ日本のマスコミがこうした事実を、ほとんど報道しないのかという点です。日本のマスコミは日本の農業や漁業が、どうなっても良いと思っているのでしょうか。あるいは、日本産の農産物を食べる気がないのでしょうか。

一番考えられる理由としては、日本のマスコミのスポンサーとしての自動車産業の巨大さです。アメリカは農産物しか売るものがなく、日本を見ると、トヨタ自動車一社の売り上げだけで30兆円ですが、農林水産物を合わせても8兆円しかありません。

日本の自動車に25%の報復関税をかけるぞ、とアメリカから脅されただけで、それは困るから、日本の農産物を売り渡してしまおうと、応援してもらっている政治家や日本の霞ヶ関は考えてしまうのです。

日本のマスコミも、トヨタ自動車に忖度してしまう訳です。そして、日本の命と暮らしが破壊されていく訳です。そのことに私達は一刻も早く気づく必要があります。