■20200221(金曜日:晴れ)

新さっぽろ駅前の居酒屋さんでのスイーツです。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日の朝は、いつもの距離を走りましたので、今朝は休養日です。

テレビによれば、今朝の最低気温は5.8度とのことですが、眠るには丁度良い朝の冷え込みだったように思います。布団の中で、うつらうつらと夢を見ながら、心地よい時間を過ごしました。

今月の残りの距離は、あと30キロとなりましたので、なんとしても今週末から来週いっぱいで、目標を達成しなければなりません。

■さて、日本におけるコロナウイルスの流行も、どうやらこれからが本番のようです。アメリカでは既に1月から、中国からの人の流入を遮断していましたので、ウイルスの広がる可能性は低いようですが、日本はその間全くの無策でした。

横浜に停泊された豪華クルーズ船のことばかりが注目されますが、実はその間日本に来ていた観光客をはじめ、多くの人達から日本中でウイルスが、ばらまかれていた可能性があるのです。

リンクを辿れない、つまりは予想もしない地域でコロナウイルス感染症が発生しているのは、その証です。これから1ヶ月の間、どれだけの感染者が発生するか、考えただけで恐ろしいほどです。

■さて今朝の東京新聞「大波小波」欄では、「自由と平和の命運」と題して書かれています。書き出しは以下の通りです。

全国には子ども食堂が約3700か所と聞く。明治37年(1904年)日露戦争の最中に、和歌山県新宮で一軒のレストランが開業した。

太平洋食堂(平和な海:pacific ocean)と名付けられたその食堂は、貧しい人たちから治療費を取らないドクトル大石誠之助が、オーナーとして米国留学中に磨いた料理の腕を振るいました。珍しい洋食を提供したり、店内には新聞や雑誌の閲覧所もあり、サロンのような自由な雰囲気の中で店主は庶民に西洋料理を広め、食生活の啓蒙も意図したようです。

「日を定めて貧民を応援する」と、子ども食堂の先取りも試みました。食堂開店からわずか7年後、彼は大逆事件に連座したかどで死刑となりました。

しかし、これは明白な冤罪であり2018年には、新宮市は大石誠之助を名誉市民と認定しました。

このたび柳広司さんが「太平洋食堂」(小学館)を刊行されましたが、これは大石の伝記もので筆は知的で明るく人望もあるリアリストの大石像を描き出しています。この本は、自由で平和なように見える現代に、警鐘を鳴らしています。ぜひ、読んでみたくなりました。