■20200316(月曜日:晴れ)

伊香保温泉のホテルから見た3月15日の風景です。

■今朝は走りました。いつものコースを6.68km走り、これで今月は通算8回のランで52.83kmを積み重ね、残り15日で47.16キロメートルとなりました。

エプソンのホームページにつなぐと、「月間50km走達成おめでとうございます」と告げてくれています。まだあと47キロ超残っていますが、なんとか頑張りましょう。

■昨日は3人で榛名湖から、世界遺産富岡製糸場跡を見学して帰ってきました。高崎駅では新潟方面からの新幹線と長野方面からの新幹線と、二つの路線からの列車が高崎駅で合流しますので、14時から15時の間だけでも4本の列車が利用できます。高崎は誠に、そういう意味では便利な地方都市と言えます。

東京駅に着いてみると、ちょうど下りの新幹線が出たばかりで30分ほど待たなければならなかったのですが、16時半頃にもかかわらず乗客のあまりの少なさに驚きました。

発車5分ほど前に列に並んだのですが、10人ほどしか並んでいませんでした。いつもでしたら長蛇の列の最後になるのが普通なのですが、それだけ乗客が少ないということです。本当に人出が減ってしまいました。

もちろん原因は新型コロナウイルス感染に対する恐怖です。科学的な根拠に基づくことのない情緒的な自粛要請が、人々の心をいびつな状態にしているのです。もちろん、昨年末の消費増税も影響していることは間違いありません。いわばダブルパンチの状態に日本は襲われている訳です。

昨日の東京新聞「本音のコラム」欄では、あの前川喜平さんが「コロナと不寛容」と題して書かれています。13日の東京新聞「発言」欄に、中学生の投書が載っていたそうです。

花粉症の彼女はバスに乗ると、くしゃみが出ました。マスクをして手で抑えていたのですが、高齢男性に「コロナじゃないの?次のバス停は病院だから降りろ」と言われたと投稿しています。

また、こんな報告もありました。子どもだけで出歩いたら教育委員会に通報され、子どもがまるで病原菌のように扱われているというのです。最後に前川さんはこう書かれています。

不寛容は恐怖から生じる。恐怖は不安から生じる。不安は無知から生じる。不寛容を払拭するためには、科学的根拠に基づく正確な情報を、わかりやすく人々に伝えることが必要だ。科学的根拠のない独断的な対策の乱発は不寛容を増幅させるだけである。

誠にその通りに違いありません。少し考えただけでも、おかしなことがまかり通っています。

NHKの大相撲放送を見ていたら、熱発した力士が途中休場した、という放送をしていました。その力士にコロナ検査はされたのでしょうか。ネットの記事では、そうしたことはされていないというのです。もしそうだとしたら、実におかしなことです。

必ずしも全員にコロナ検査をする必要はもちろんないのですが、疑われる症例には積極的に検査をしていかないと現状を把握することができません。つまり誰が安全なのかがはっきりしない訳ですから、疑心暗鬼がつのるばかりです。そこに不寛容が発生する訳です。

プロスポーツが軒並み中止の決定をしているのに比較して、オリンピック関連の予選会は、まるでコロナ感染など影響しないかのごとく、粛々と実行されています。沿道には応援の観客が、大勢繰り出しています。オリンピックを開催するために、何が何でも数字を捏造したい人達がいるのでしょう。

結局のところ犠牲になるのは、いつも庶民なのです。マスコミにすっかり洗脳されてしまった国民は、まさに従順な羊の群れに違いありません。