■20200324(火曜日:晴れ)

タクマンボの花が満開です。

■今朝も走りました。昨日も走ったのですが、3日間旅行に行っていましたので、その間走ることができず、記録を積み重ねることができませんでした。今朝は、いつものコースを6.32km走り、これで今月は12回のランで77.86kmを積み重ね、残り7日で22.13kmとなりました。

昨日は久しぶりの診療でしたので、外来は混雑しました。土曜日を休診にしたため2日分ということでしょうか。新型コロナウイルスの蔓延で、これまでの患者さんの行動パターンが変わるのではないかと言われています。

今まででしたら軽い風邪症状でも、近くの病院をすぐに受診し、診てもらって安心する、あるいは変わりはないけれども、処方されている薬をもらうために病院に出かける、というのが日本における患者さんの行動パターンでした。

ところが今回のコロナウイルス感染症においては、発熱が4日以上続かない限り病院に行っても検査をしてもらえない可能性が高いですし、また自分が感染していなかったとしても病院に行くことによって、かえって感染する可能性も高いので、無理をして受診せずに家で様子をみるというパターンが増えてきているようです。

つまり期せずして医療費が削減されていると言えます。今まででしたら、とにかく病院に行って薬を貰って帰らないと気がすまなかった、これまでの患者さん達が意識を変えつつあるのです。

このこと自体は決して悪いことではないと思います。日本には国民皆保険という本当に素晴らしい制度がありますので、誰でも安心して高額な医療費を払うことなく医療を受けることができます。

救急疾患で病院に担ぎ込まれ、命は取り留めたものの、数百万円から数千万円の請求書が送られてきたという話は、アメリカでよく聞く話です。

そうした素晴らしい日本の国民皆保険ですが、問題があるとすれば、時に安易に病院を受診してしまうために、病院で勤めているスタッフの皆さんが疲弊してしまうという現実があります。

日本の医療はある意味で、薄利多売の世界になってしまっています。常に沢山の患者さんを捌き続けないと、病院が財政的に運営できなくなっているのです。この点はよく考えてみると、患者さんにとっても不幸なことですし、病院スタッフにとっても大きな負担になっている訳です。

とにかく病院は忙しいので、患者さんの訴えをじっくりと聞いてあげることはまず不可能です。次から次に患者さんが待っていますから、そうした対応をすることは時間的に不可能なのです。

アメリカで診察を受けた日本人が、じっくりと時間をかけた、その細やかな対応に大変感激した、というお話をよく聞きますが、その後に送られてきた請求書を見て腰を抜かした、という記事もまたよく読むのです。

今回のコロナウイルス感染症は大きな問題ですし、不幸な問題であることは間違いないのですが、もしも災い転じて福と成すことが一つでもあるとすれば、医療という資源を国民全体でどう維持・継続していくかという意識が、結果として芽生えて変わっていけば、日本の医療もより良くなるかもしれません。