■20200328(土曜日:雨)

榛名湖の周囲は、一面の雪でした。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日の夜はベトナム枯葉剤被害者支援のボランティア活動をしている、「はればれ支援隊」の定例会を行う予定でしたが、天気予報では雨がひどくなるということですし、仲間も体調が悪いようでしたので、延期としました。

私自身は2008年から活動に参加していますが、様々な変遷の後、結局4人の仲間だけになってしまいました。高齢化の波も押し寄せています。

考えてみると2008年からの12年間で私の家族にも大きな変化がありました。なんといっても子供たちの自立です。3人それぞれが様々な苦労の後に大学を卒業し、社会人として活躍し始めたのも、この期間でした。

人生は本当に人それぞれですから、何が一番良くて何が一番悪い、などという基準はありません。いわば自然体でいられる環境の中で、その人が自分を磨き続け、成長できることが一番大切だと感じています。

どんな世界にも向き不向きというものがあります。それは善悪の問題ではないのです。また、優劣の問題でも勿論ありません。水を得た魚という表現がありますが、望むことができるならば、そうした環境の中で一人ひとりの人が、のびのびと普通に生活できること。それが、その人にとっても、社会にとっても一番素晴らしいことなのではないでしょうか。

それには、やはり教育環境だと思います。可能な限りやり直しの効く教育環境を整えることが、社会にとって最も大切です。社会人として一度レールに乗ってしまうと、二度と学び舎に戻ることができないという仕組みは、進歩の早い今の時代には有効に機能しません。

学生の一括採用、そして会社での職業訓練という枠組みは高度経済成長の時代には、有効に機能したのでしょうが、今の時代には継続するのは難しいようです。やはり社会全体として、働く人の持続的な教育環境を整えることが、喫緊の課題のように私には思えるのです。

急がば回れです。