2022 年 02 月 11 日 北海道小樽市街と石狩湾です。

月: 2020年4月 Page 1 of 3

抗体陽性率

■20204030(木曜日:晴れ)Antibody Positivity Rate

錦帯橋です。青空のもと、美しい姿を見せています。

■今日で4月も終わりです。1年の3分の一が終わってしまいます。月末はゆっくり休んで、月初に少し長めに走って積み重ねをするのが、このところの方針になっています。

今年はオリンピックが行われる記念すべき年となるはずでしたが、新型コロナウイルス感染爆発のために、それどころではなくなりました。パンデミック、即ち世界的大流行が起こり世界中を飛び回っていた人々の流れがパタリと止まりました。

5月のゴールデンウィークというと、羽田空港や成田空港あるいは東京駅の様子がテレビにいつも報道され、多くの人が行き交う様子が映し出されます。しかし、今年はまるで別世界のような様相を呈しています。これは何も日本だけの特殊な状況ではなくて、今や世界的な状態となっています。

不急不要の外出は控えましょうという要請に従って、家に閉じこもりがちの毎日をみなさん送っています。これもまた日本だけではなく世界中で同様のことが起こっています。オーストラリアのBenに聞いてみたところでも、やはり同じだとのこと。在宅勤務と食料品の買い出しなど、必要最低限の外出しかできないようです。場合によっては警察によって罰金を課されることもあるそうです。

■さて、今日の東京新聞朝刊一面には、都内の医療機関で200名の調査を行った結果が発表されています。

新宿区、立川市のクリニックでボランティアを対象に、男性123名、女性79名、年齢は20から80歳に対して新型コロナの抗体検査を行ったのです。検査結果では、一般市民の147名の4.8パーセントに当たる 7 名が陽性。医療従事者55名のうち9.1パーセントの五名が陽性。市民・医療従事者を合計した202人全体では 12 名、5.9パーセントが陽性でした。

検査を行った医師は、こう語っています。

原因不明の死者が増えていることからも、PCR検査を拡大して速やかに診断し、早期に治療を開始すべきだ。

同紙の解説によれば、

今回の調査は多くの無症状や軽症者を含め、国内で感染が確認された人数を何十倍も上回る人が既に感染した可能性を示している。

感染者が最も多い東京都の人口は 1,390万人。PCR 検査で実際に確認された 4,100 人余りは氷山の一角とも言うべき数字で、比べ物にならない。

感染者は無症状や軽症が8割とされる反面、残り2割は入院が必要な中等症以上だ。都が想定する 4,000床程度のベッドでは対応できない恐れも出ている。

これまで検査数を絞ってきた世界でも珍しい日本式のやり方は見直しを迫られている。一旦決めた政策に固執せず転換を図るべきだ。

問題の出発点となったクルーズ船内の感染者の問題から、日本政府の対応は後手後手に回ったように見えます。オリンピック開催を控えて政府の対応が、感染の拡大を限りなく最小限に見せかける、という意図だとすれば、それは徹底されていたと思いますが、オリンピックが延期された今となっては、隠蔽しても余り意味がありません。

PCRをしなければ、感染拡大の様子が分かりませんから、都市封鎖をする必要もなく、集団免疫獲得を期待して、経済活動制限は最小限に抑えられます。

しかし実際には緊急事態宣言を出して、国民の行動を陰湿とも言えるようなやり方で、ほとんど補償も無く、同調圧力で拡大を防止しようとしています。こうなると経済活動は瀕死の状態です。

これではどこへ向かおうとしているのか、対応が支離滅裂のように私には見えるのですが。

■ Antibody Posive Rate

Today is the end of April, a third of the year is coming to an end. My policy these days is to have a good rest at the end of the month and run a little longer at the beginning of the month to build up.

This year was supposed to be a memorable year for the Olympics, but the explosion of a new coronavirus infection prevented that from happening. There was a pandemic, or a worldwide pandemic, and the flow of people who had been flying around the world stopped.

During Golden Week in May ( long holidays in Japan), there are always TV reports of Haneda Airport, Narita Airport, and Tokyo Station, showing many people coming and going. This year, however, it has taken on a whole new dimension. This is not just a special situation in Japan, it is now a global situation.

We all live our days confined to the home, following the request to refrain from going out of the house if it is not urgent. This is also happening not only in Japan, but all over the world as well. I asked Ben in Australia and he said the same thing. They seem to be able to work from home and go out only the bare necessities, such as grocery shopping. In some cases, fines can be imposed by the police.

Today, the front page of the Tokyo Shimbun’s morning newspaper reports the results of a survey of 200 people at medical institutions in Tokyo.

Volunteers at clinics in Shinjuku and Tachikawa City were tested for new corona antibodies against 123 men and 79 women, ages 20 to 80 years old. Tests showed that seven people, or 4.8 percent of the 147 members of the public, were positive. Five of the 55 health care workers, 9.1 percent, were positive. Of the total 202 citizens and health care workers combined, 12, or 5.9 percent, tested positive.

The doctor who performed the test said.

Given the increasing number of deaths of unknown causes, PCR testing should be expanded for prompt diagnosis and early treatment.

The paper’s commentary is as follows.

This investigation shows that dozens of times more people may have already been infected than have been confirmed in the country, including many asymptomatic or mildly ill people.

The population of Tokyo with the highest number of infected people is 13.9 million, compared to the 4,100 or so actually confirmed by PCR testing, which is the tip of the iceberg.

While 80% of those infected are said to be asymptomatic or mildly ill, the remaining 20% have moderate or higher illnesses that require hospitalization. It is feared that the 4,000 or so beds envisioned by the Tokyo Metropolitan Government will not be able to accommodate the new system.

The Japanese method, which has been used to reduce the number of tests, is now having to be reviewed. Once a policy has been decided, it should be transformed instead of sticking to it.

The Japanese government’s response appears to have taken a back seat to the problem that started with the infected people on the cruise ship. If the government’s response in the run-up to the Olympics was to make the spread of the disease appear as minimal as possible, it was thorough. But now that the Olympics have been postponed, there is no point in covering it up.

Without PCR, we don’t know how the infection will spread, so we don’t have to have urban blockades, and we can minimize the restriction of economic activity in the hope of acquiring population immunity.

In reality, however, they have declared a state of emergency and tried to prevent the spread of the disease through sympathetic pressure, with little compensation, in a manner that could be called insidious by the people. When this happens, economic activity is on the verge of death.

This makes it seem to me that the response is incoherent as to where they are trying to go with this.

行動制限

■20200429(木曜日:晴れ)

錦帯橋から見た錦川です。鵜飼が開催されます。

■今日は昭和の日。休日です。大の仲良し、長倉さんと長倉さんの友人である羽切さんと3人でゴルフを楽しみました。しかしコロナウイルスの問題から全く異例の一日でした。

まず、レストランが閉鎖されていますので、昼ごはんはおにぎり二つと小さな唐揚げ二個。そしてお風呂も閉鎖されていますので、プレーが終わるとそそくさと帰宅するという一日でした。

前半と後半、それぞれ2時間ずつということで、8時7分スタートだったのですが、12時半までには終わってしまいました。

天候は最高でした。暖かく風もそれほど強くありませんでした。爽やかで、一体どこにコロナウイルスがいるのだろうかと思うほどでした。とは言っても、マスクはするし、途中で何度もアルコールで手を消毒するといったあんばいで、本当に異例の一日でした。

プレーの方は、久しぶりにバックティーからのプレーでしたが、これまで取り組んできたフォームの改造が、ようやく実を結びつつあるようです。名人・長倉さんから、少し飛距離が伸びたね、と褒めてもらって嬉しい一日でした。

前半・後半ともに48回。合計96回で上がることができました。バックティーからのプレーであることを考えると、自分としては上出来かもしれません。長倉さんは調子が出ないとは言っても、上がってみれば84回と、さすがはシングルです。

羽切さんとは初めてご一緒させていただきましたが、11番ホールでいきなりバーディーを取られ、あまりにお上手なのにびっくりしました。パッドがとてもうまいのです。やはり上手な人はグリーン周りが違います。

残り50ヤードまでは同じ打数で来たとしても、そこから上がるまでに、どうやっても1打の差がついてしまうのです。それが続けば、結局上がってみると二桁以上の差ができてしまうのです。それでも収穫の多い一日でした。

■さて、オーストラリアのコロナウイルス感染の状況はどうなのかと思い、ベンに連絡をしてみました。返事をもらったのですが、オーストラリアは日本よりも、ずっと厳しい行動制限があるようです。

まさに不要不急の外出はできないようで、場合によっては罰金を課せられることもあるようです。ベンは基本的に在宅勤務をしていて、庭で野菜を栽培したりして、気を紛らわしているようですが、ストレスも溜まるのでしょう。犬を飼うようになって、2人プラス1匹の生活とのことでした。

ニュージーランドでは、行動制限が解除され、経済活動も少しずつ元に戻りつつあるようですが、実態はどうなのでしょうか。

田中宇さんの分析記事を読むと、武漢の病院が最近、院内の病院関係者と通院者、退院者らを対象に抗体検査を実施したところ、過去にコロナに感染したことがある(コロナの免疫を持っている)人は約3%しかいなかった、と書かれています。つまり、集団免疫確立には、とても及ばないということです。

封鎖を解いて行動制限がなくなれば多くの人が行き交うことになりますが、このような状態では外国との交流は難しいようです。再度の感染爆発が起こる可能性もあります。以前のように多くの中国人が海外旅行を楽しむ、ということはまだまだ難しいようです。

ニュージーランドにしても、海外との人的交流はしばらくは様子を見ながらということになります。つまり活発な経済活動が戻るまでには、まだまだ相当の時間がかかるということです。

人の移動が制限され続ける限り、以前のような経済状態には戻れません。リーマンショックを超える不況がやってくる、という予想も、あながち大げさでもないようです。

これから大きな社会的変化が我々を襲い、コロナ後の新しい社会に適応することが、世界規模で求められるようです。

UBI

■20200428(火曜日:晴れ) Click to 「 UBI ( english version) 」

岩倉城公園内のソフトクリーム店です。こちらは佐々木小次郎です。

■今朝はいつもの通り5時に目覚ましをかけて、起き出しました。日曜日に LSD を行いましたので、今日は休養日にしてもよかったのですが、今月は残り2日になってしまいましたので、月末は休養して月初に頑張るのが、月100キロ走の目標を達成するためには賢い戦略となります。

今朝はいつものコースを少し長めに8.3kmを走り、これで今月は13回のランで100.65キロメートルと無事に目標を達成することができました。

エプソンのホームページにランニング・ウォッチを繋げると、100km 目標達成おめでとうございます、と祝ってくれています。そして、続いて来月の目標を、また設定する画面に繋がりました。来月も31日で100kmを走る目標を立てました。

昨年12月に白内障手術を受けたことで、月100キロ走の目標が57か月連続で途絶えてしまいました。それでも今年に入ってからは、1月からまた新たに目標を達成し続けています。

今日も走りながら、坐骨神経痛と左太もも内側の違和感と付き合いながら、なんとか最後まで走りきることができました。

今年はマラソン大会が、いつになったら再開されるのか、今のところ目処が立っていません。ひょっとすると今年いっぱい参加することができないかもしれません。来年また、千歳JAL国際マラソンに行けることを楽しみに、トレーニングを積むしかありません。

■さて今朝の東京新聞「太郎の国際通信」ではユニバーサル・ベーシックインカム( UBI )について書かれています。「UBI 先進国は?」と題されています。英国のフィナンシャル・タイムズ誌が『日本の給付金は、米国の納税者に対する現金供与と似ているが、たとえ一回限りであっても無条件に手渡すというのは、すべての国民に職業や収入に関わらず定額を定期的に支給するUBIの考えに影響されたものと言える』と報じているそうです。

今後、人工知能やロボットが私たちの仕事を代行するようになれば、収益を公平に分配するという意味で、基本的な生活に必要な現金を給付するUBIシステムはシンプルなので行政上のコストも削減でき、安定した社会を築ける一つの方策として注目されているのです。

オランダやフィンランドなどでは、地方を限定して試験的に導入されたことがありますし、米国では今年の大統領指名争いに民主党から名乗りを上げた、アンドリュー・ヤン氏が、18歳以上の国民に毎月千ドルを支給する UBI を公約に掲げ、泡沫候補と見られながらも善戦したという出来事がありました。

ここで木村太郎氏は日本での「れいわ新選組・山本太郎代表」について触れていますが、この中で山本氏が所得税を廃止し、国民に一律給付金制度を提唱しているが、与野党が UBIを巡って政策論争するには至っていない、と書かれています。多分これは所得税を廃止しではなく、消費税を廃止の間違いではないかと思います。

世界中で、このように試みに行われている UBI ですがユニバーサル、つまり一律に国民に給付するという意味では、日本は図らずして一億二千万人を対象に実験する、おそらく世界初の国になりそうだ、と書かれています。

国民への支援という意味では、何周にも遅れた対応しかしてこなかった日本の政府は、ここにきて世界で最先端とはいささか驚くしかないのですが、これからの社会を考える上で、大きな意味を持つのではないでしょうか。

UBI 

■This morning, as usual, I set my alarm at 5am and got up. I did LSD on Sunday, so I could have used today as a rest day, but there are only 2 days left in this month, so resting at the end of the month and working hard at the beginning of the month is a smart strategy to achieve my goal of 100km per month.

This morning I ran a slightly longer 8.3km on my usual course, and this has allowed me to successfully reach my goal of 100.65km in 13 runs this month.

I connected my running watch to Epson’s website and they congratulated me on achieving my 100km goal. This then led to a screen where I set my goals for the next month, again. I’ve set a goal to run 100km next month on the 31st again.

I had cataract surgery last December, and my goal of running 100 kilometers a month was cut off for 57 consecutive months. Still, as we enter this year, I’ve been hitting new goals again since January.

While running today, I was dealing with sciatica and discomfort in my left inner thigh, but I managed to make it to the end.

There’s no word right now on when the marathon will return this year. I may not be able to participate at all this year. I have no choice but to build up my training in the hope that I can run the Chitose JAL International Marathon again next year.

■This morning’s “Taro’s International News” in Tokyo Shimbun wrote about the Universal Basic Income (UBI). UBI, where are the developed countries? It is entitled. The Financial Times in the UK reports that “Japan’s benefits, which are similar to those given to US taxpayers in cash, but which are handed out unconditionally, even on a one-time basis, could be influenced by UBI’s idea of giving every citizen a fixed amount of money on a regular basis, regardless of occupation or income.

If artificial intelligence and robots can take over our work in the future, the UBI system is attracting attention as one of the measures that can build a stable society, because it can reduce administrative costs because of its simplicity, in the sense of distributing revenue fairly.

In the United States, Andrew Yang, a Democrat in this year’s presidential nomination race, fought a good fight against what was seen as a bubbly candidate by promising a UBI that would provide $1,000 a month to people over the age of 18.

Here, Taro Kimura mentions the “Reiwa Shinsengumi and Taro Yamamoto” in Japan, in which he advocates the abolition of the income tax and a uniform benefit system for the people, but the ruling and opposition parties have yet to have a policy debate over the UBI. Mr. Kimura states that Mr. Yamamoto is going to abolish the income tax, but I think it is a mistake to abolish the consumption tax.

The article says that Japan is likely to be the first country in the world to experiment with universal, or uniform, benefits for 120 million people, as the UBI is being experimented with around the world.

In terms of support for the people, Japan’s government has been long overdue in its response, and it is somewhat surprising that it is now the most advanced in the world.

読書の目的

Click to The purpose of reading

■20200427(月曜日:晴れ)

岩倉城です。今は観光客も少なく閑散でしょう。

■今朝は、ゆっくりと休みました。昨日は午前中18キロ弱を2時間以上かけて、ゆっくりと走りました。本当に久しぶりの LSD でした。マラソンオタクの友人・高野コーチの助言に従って、月に一回は長距離を走らなければいけないのですが、根性のない私は、なかなか高野コーチのようなトレーニングはできません。

ということで昨日は、最後まで走りきることができるかどうか、本当に心配でしたが、とにかくゆっくりでいいから最後まで走りきることだけを考えて、途中で4回屈伸運動をして休憩も入りましたけれども、走り通すことができました。

2日ほど前から坐骨神経痛が再燃して、右の臀部の違和感が心配だったのですが、今朝はだいぶ良くなったようです。ロキソニンテープを貼って様子を見ています。

■さて、昨日から一日中メガネをかけています。いわゆる老眼鏡です。昨年12月に白内障の手術を受けました。今まで感じていた、眩しさや見にくさが嘘のように消えて、新緑の美しい山々がこんなにも綺麗に見えるものかと本当に驚いています。

手術前には術後にマイナス 2.0 D程度の近視を残してください、とお願いしてあったのですが、計算よりも少し近視が軽くなりました。その分遠くがよく見えますので、現在仕事中は眼鏡をかけずになんの問題もありません。

手元のカルテ、そして70センチほどでしょうか、離れたところにある大きめのディスプレイに映っている、電子カルテの内容の確認と入力はメガネなしで十分できます。

困ることがあるとすれば、スマホの細かい字だけです。さすがにスマホの細かい字は、腕をいっぱいに伸ばしてみないと判読できません。あるいはスマートウォッチの時刻を確認する際、あるいはランニングウォッチの走行距離を確認することが、文字の大きさから困難なのです。メガネなしで難しいのは、その三点です。

昨日からプラス 1 D の老眼鏡を、家の中ではかけっぱなしにしています。家の中ではそれほど遠方を見る必要がないからです。すると、どうなるかというと中間距離から手元が凄く楽に見える為に、首筋が張ったり、肩が凝ったり、時に頭が痛くなったりするような症状が全く無くなりました。

器械で調べた私の今の目の状態は、マイナス1.25 D 程度の近視と出ます。つまり1メートルよりも少し手前にピントがあるような近視ということです。現実的には両眼で遠方も0.6から0.8 程度は見えるので、車の運転を含めて自分の目で全く問題なく不自由はありません。

器械で調べると左右ほとんど同じような状態だという結果が出るのですが、自覚的に視力を検査してみると、思ったよりも左右差があるのです。右眼は0.4程度なのですが、左の目は0.8程度まで確認することができます。両眼で見れば昼間の運転に全く支障はありません。手術前の計算よりも若干近視が軽くなったのですが、思ったよりも快適なことに嬉しい誤算と思っています。

しかしスマホを始めKindleによる読書など、やはり細かい字を見る必要がありますので、裸眼だけでは苦しいのです。そこで試しに昨日からプラス 1.0 Dを終日装用し始めたのですが、今のところとても快適です。

もちろんこの状態では運転は難しいので、メガネを外してサングラスに替えることになります。多焦点の眼内レンズなどなかった昔の眼科の教科書には、手術した後はマイナス 2.0 D程度の近視が一番満足感が高い、という記載がありました。遠近のバランスが一番良いという意味です。

私自身の目で確かめてみると、私の生活状況では確かに、その程度の近視が一番負担が少ない状態かもしれません。逆に手術後、裸眼で1.5も見えるような状態では眼精疲労が強く出そうな気がして、私自身の実体験からは、あまりお勧めできないことが確信できました。

もちろん、かなり運転する時間が長いような仕事をされている方では、その限りではありません。その方の生活状況が、やはり一番の判断基準ではないでしょうか。

■さて今朝の東京新聞には、田中優子・法政大学総長の「大学生の皆さんへ」という記事が掲載されています。こう書かれています。

「新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、行きたくても大学に行けない学生、新入生の皆さん。読書をして過ごすのはいかがですか? なぜ本を読むのか、どんな本があるのか。田中優子・法政大学総長に、自らの読書体験を交えて教えてもらいました」。この中で田中先生はこう書かれています。

何のために本を読むのか。その理由は、「自分の言葉」を持つためである。特別な体験を観察し書き留める。その時の気持ちや考えたことなどを書き、語る。

社会的な有事であっても自分だけの有事であっても、何を見て何を知り、何を感じ何を考えたか記録することで出来事を鳥瞰し、それを「知」にすることができるのである。

苦しい入学試験を突破して、せっかく大学に入ったものの、有事のために自宅待機を迫られている学生の皆さんの、所在なさ、というものは私にも分かる気がします。辛いでしょうが、いまはこれまでとは違う段階に入った自分を見つめ直す良い機会かもしれません。

English version

This morning, I had a leisurely rest. Yesterday, I ran just under 18km in the morning for just over 2 hours, slowly. It’s been a long time since I’ve done LSD. Following the advice of my marathon geek friend, Coach Takano, I have to run a long distance run once a month, but it’s hard to train like Coach Takano because I don’t have the guts.

I was really worried about whether I would be able to finish the race, but I just had to take it slow and finish it, and even though I did some stretching and stretching exercises four times along the way, I was able to finish it.

I was worried about the discomfort in my right buttock because the sciatic nerve pain flared up two days ago, but it seemed to be much better this morning. I am applying Loxonin tape and seeing how it goes.

Well, I’ve been wearing glasses all day since yesterday. These are so-called reading glasses. I had cataract surgery in December of last year. I was really surprised to see how beautiful the beautiful new green mountains looked, as the glare and difficulty of seeing them disappeared like a lie.

Before the surgery, I was hoping for a myopia of about minus 2.0 D after the surgery, but my my myopia is a little lighter than I calculated. I can see farther, so I don’t have any problem without glasses when I am working.

I can see and type the contents of the electronic medical record in my hand and on a large display, maybe 70 centimeters away, without needing glasses.

If there’s one thing I have trouble with, it’s the fine print on my smartphone. As expected, I can’t read the fine print on my smartphone unless I extend my arms fully. Or when checking the time on a smartwatch, or the distance traveled on a running watch, which is difficult because of the size of the letters. Those are the three things that make it difficult without glasses.

Since yesterday, I’ve been wearing my plus 1 D reading glasses at home. It’s because you don’t have to look that far in the house. Then, the symptoms such as tension in the neck muscles, stiff shoulders, and sometimes headache disappeared completely because it looked very easy from the middle distance to the distance at hand.

My current eye condition, which I examined with an instrument, shows a myopia of about minus 1.25 D. In other words, it’s myopia where the focus is a little closer than a meter. In reality, I can see about 0.6 to 0.8 in the distance with both eyes, so I have no problem at all with my eyes, including driving a car.

When examined with an instrument, the results show that the left and right vision is almost the same, but when you consciously examine your vision, there is more difference between the right and left than expected. The right eye is about 0.4, but the left eye can see up to 0.8. If you look at it with both eyes, it doesn’t interfere with daytime driving at all. My myopia is slightly less than I calculated before the surgery, but I consider it a happy miscalculation to be more comfortable than I thought it would be.

However, it is still necessary to see fine print, such as reading on a Kindle or a smart phone, so it is difficult to see with the naked eye alone. So yesterday I started using the Plus 1.0 D all day and so far it’s very comfortable.

Of course, it’s difficult to drive in this condition, so you’ll have to take off your glasses and switch to sunglasses. In the old days when there was no such thing as a multifocal intraocular lens, it was stated in an ophthalmology textbook that myopia of minus 2.0 D was the most satisfying after surgery. It means that the balance of perspective is best.

Confirming with my own eyes, it is true that in my living situation, that level of myopia may be the least burdensome condition. On the other hand, after the surgery, I felt that if I could see as much as 1.5 with the naked eye, I would get a lot of eye strain, and from my own experience, I was convinced that I couldn’t recommend it very much.

Of course, that’s not the case if you have a job that requires quite a bit of driving time. I think the living conditions of the person are the most important criteria for making a decision.

This morning’s Tokyo Shimbun carried an article by Yuko Tanaka, President of Hosei University, titled “To all university students”. It is written like this.

Due to the spread of the new coronavirus, students and freshmen are unable to go to college even if they want to. How would you like to spend your time reading? Why do we read books and what kind of books do we have? Yuko Tanaka, Chancellor of Hosei University, shares her experiences of reading with us. In the book, Tanaka-sensei writes

What is the point of reading books? The reason for this is to have “my own words”. Observe and write down the special experience. Write and talk about your feelings and thoughts at the time.

Whether it’s a social incident or your own, you can get a bird’s-eye view of the event by recording what you saw, what you knew, what you felt, and what you thought, and turn it into ‘knowledge’.

I can understand the lack of whereabouts of the students who have passed the painful entrance examinations and entered the university, but are forced to stay at home in case of an emergency. I know it’s hard, but this may be a good time to look at yourself at a different stage of your life.

目くらまし distraction

■20200426(日曜日 晴れ) 英語版掲載開始 click to English version

岩倉城です。

■今朝は走りました。そして本当に久しぶりに LSD を敢行しました。つまり、ゆっくりとなるべく長い時間走る Long Slow Distance ということです。今朝は5時に起きて、すんなりと準備をすることができました。

結局2時間16分51秒を走り17.73 kmを積み重ねることができました。途中で右膝、そして左太ももの内側に痛みを覚え、4回ほど屈伸運動をしなければなりませんでした。それでも、この時間はちょうどハーフマラソンを走り終えるほどの時間ですので、何はともあれ走り続けることはできたことは、とても嬉しく思いました。

楽しみにしていた、6月7日の千歳JAL国際マラソンが、新型コロナウイルス感染の問題から中止となってしまい、張り合いが無くなってしまいました。目標が消えてしまったのです。

今朝は暑すぎず、寒すぎず、ちょうど良い加減でした。今9時少し前ですが、風が強くなってきたようです。でも私が走っていた時間帯には、風もそれほどなく、とても爽やかな青空と空気の中を走ることが出来て、思いきって LSD に挑戦してよかったと思っています。

これで今月は12回のランで92.34kmを積み重ね、残り4日で7.65キロメートルのところまで来ました。なんとか目標を達成できそうです。

大型連休を前にしての日曜日で、外出自粛の要請が全国に出されていて、今朝は走っている途中でも、車とすれ違うことはあまりありませんでした。もちろんバイパス1号線には、それなりの交通量がありましたが、普段と比べれば、かなり少ないのではないでしょうか。

昨日のテレビの報道によれば、東海道新幹線において自由席の乗車率が0%の車両が2回ほどあったそうです。東海道新幹線が営業開始して以来、初めてのことではないでしょうか。

同様の番組の中で、渋谷交差点の様子を放映していましたが、その様子は私にはまるで、コンピューターグラフィックスで作った架空の映像のように思えたほどです。何か取って付けたような不思議な映像に感じました。本当に人通りがまばらなのです。でも現実なのです。

■さて今朝のテレビの番組では、パチンコ店の営業自粛について何人かの識者がコメントしていました。要請に従わないのはけしからん、という発言内容が多く、まるで非国民呼ばわりです。しかし、私はいささか疑問に感じました。

パチンコ店を槍玉にあげる一方、大切なことをわざと隠蔽しているような気がするのです。誰かを、あるいは何かをマスコミが吊るしあげ始めたら、それは何かを隠そうとしていると考えた方が正しいことが多いのです。

私達は散々騙されてきました。未だに騙され続けているのです。

小泉総理が郵政民営化を問うた総選挙において、「公務員ではダメなんですか?」と国民に訴え、大きな共感を得ました。しかし小泉総理が本当の目的としていたのは、郵便局の職員のことではなくて、私達の大切な郵便貯金を、いかにアメリカへ融通するかということだったのです。

私達は目くらましに騙されたに過ぎないのです。いまだに同じことを繰り返しています。農林中金や郵便貯金が、アメリカのクズのような債権を山ほど買い込んでいることは、どうやら本当のようです。

コロナウイルス危機で訪れる金融崩壊によって、一体どれだけの国民の財産が失われるのでしょうか。アメリカの強欲な債権・金融システムにドブに捨てるように吸い取られているだけなのです。

リーマン・ショックで散々桁違いの損失を出していながら、未だに同じことを繰り返しています。日本国民は一体いつになったら目が覚めるのでしょうか。日本人のためと言いながら、実はアメリカのウォール街の犬のようなことをしている人々が日本を取り仕切っているのです。

日本は本当は植民地なのです。そこから脱しない限り、本当の日本の独立はないのです。

アメリカの一極支配が崩れた後、私たちは自分たち自身の頭で考え、アジアの中で、そして世界の中でどう生きていくのかを真剣に検討し、未来を構築していかなければならないのです。

残された時間は、決して多くはありません。

■ 英語版 English version ■

I ran this morning. And I did LSD for the first time in a long time. In other words, you can run slowly for as long a time as possible, called the Long Slow Distance. I woke up at 5 am this morning and was able to get ready without a hitch.

I ended up running 2 hours, 16 minutes and 51 seconds and was able to accumulate 17.73 km. Along the way, I felt pain in my right knee and then the inside of my left thigh, so I had to do some bending exercises about four times. Still, this was just enough time to finish running a half marathon, so I was very happy that I was able to keep running no matter what.

The Chitose JAL international marathon on June 7th, which I was looking forward to, was cancelled because of the problem of the new type coronavirus infection, and I lost my enthusiasm. The goal has disappeared.

This morning it was just right, not too hot, not too cold. It’s a little before 9 o’clock now, but the wind seems to be picking up. However, during the time I was running, there was not much wind and it was very crisp blue sky and air and I am glad I took the plunge and tried LSD.

I’ve now accumulated 92.34km in 12 runs this month and have 7.65km with 4 days left to run 100km a month. I think I’ll be able to achieve my goal.

It was the Sunday before the big holiday season, and the whole country had been asked to refrain from going out, so I didn’t pass many cars this morning, even as I was running. Of course, there was a fair amount of traffic on Bypass 1, but compared to what we usually see, it’s a lot less.

According to a TV report yesterday, there were two times on the Tokaido Shinkansen that the free seat occupancy rate was 0%. Isn’t this the first time since the Tokaido Shinkansen began operating?

In a similar program, a scene at the Shibuya intersection was shown, which seemed to me like a fictional image created by computer graphics. It felt like a strange image, as if something had been attached to it. The streets are really sparsely populated. But it’s real.

In this morning’s TV program, some experts commented on the voluntary restraint of pachinko parlors. There are many statements that it is inexcusable that they don’t comply with requests, and they are called unpatriotic. However, I found myself wondering somewhat.

I feel that they are deliberately hiding important things while making a mockery of pachinko parlors. When the press starts hanging someone or something up, it’s often correct to think that it’s trying to cover something up.

We’ve been ripped off a lot. We are still being duped.

In the general election when Prime Minister Koizumi questioned postal privatization, he asked, “Can’t post office workers be civil servants? He appealed to the public and won a great deal of sympathy. But Prime Minister Koizumi’s real goal was not the employees of the post office, but how to get our precious postal savings to the United States.

We are merely fooled by our blindness. We are still making the same mistakes over and over again. It’s apparently true that Agriculture, Forestry and Postal Savings are buying up mountains of American scum-like bonds.

How much of the nation’s wealth will be lost as a result of the financial collapse brought about by the coronavirus crisis? They are simply being sucked into the dumps by America’s greedy credit and financial system.

They are still doing the same thing, even though they lost orders of magnitude during the Lehman shock in 2008. When is the Japanese people going to wake up? Those who say they are for the sake of the Japanese, but are actually running the country like dogs on Wall Street in the US.

Japan is really a colony. There will be no real independence of Japan unless we get out of it.

After the collapse of American unipolar rule, we must think for ourselves, seriously consider how we will live in Asia and in the world, and build our future.

There is never much time left.

自転車操業

■20200425(土曜日:晴れ)

岩倉城公園から見た市内の様子です。錦帯橋を遥かに見ることができます。

■今朝はゆっくりと休みました。どうも疲れがスッキリ抜けず、体調が悪いというわけではないのですが、起き出して走る元気が出ませんでした。

もう今日で、4月も25日です。勤務していた頃には25日は給料日でしたから、待ち遠しい一日だったのですが、独立事業主になってからは、そうした区切りもなくなりました。

コロナウイルス感染の問題から営業自粛要請が相次いでいます。一応私も、独立事業主の端くれですので、そうした立場に置かれた方々の気持ちは理解できます。

何しろ自粛して営業を止めれば、収入はたちまちゼロになる訳です。賃貸料や人件費や材料費や、とにかく事業を営むというのは多くの出費の上に成り立っている訳です。収入が入っているうちは回っていくのでしょうが、蛇口を閉められれば、あっという間に干上がってしまうのです。いわば真綿で首を絞められるような思いを日々されていることと想像します。

幸い私の仕事は自粛範囲に入っていませんので、細々と日々営業していますが、社会的要請とはいえ、営業自粛に追い込まれたみなさんは、本当に苦しい毎日だと思います。

昔子どもの頃、亡くなった父と話をしていて、「自転車操業って、どういうこと?」と質問したことがありました。父はサラリーマンでしたが、小学生だった私を相手に、一生懸命説明してくれました。懐かしい思い出です。

■今年に入って私の住む自治体は、人事院の勧告に従って職員給与を増額したと地元の新聞が報じています。自営業者の皆さんにとっては複雑な思いに違いありません。せめて昇給を1年延期し、捻出された予算で自粛した皆さんに経済保障をするという提案が、誰からもなされなかったということに残念な思いがするのです。

経済的な問題から自殺者の数も増えるのではと心配されています。昨日も東海道線で人身事故があり、不通になったという報道がテレビの画面に流れました。既にこれまでのペースを上回って、人身事故が発生しているようです。

とにかく今必要なのは経済的支援です。一刻も早く現金が困窮している人々の手に届くように、知恵を絞るのが政治や行政の役割ではないでしょうか。私達が納めた税金で社会は回っているわけです。こうした非常事態においては、そうしたお金を納税者に一刻も早く戻す必要があるのです。それは命に関わる問題なのです。

何百万セット

■20200424(金曜日:晴れ)

岩倉城の武家屋敷の庭です。和紙を作るための材料です。楮(こうぞ)です。

■今朝はゆっくりと休みました。今日も走るつもりで目覚ましだけは合わせたのですが、起き出すことができませんでした。要するに元気が出なかったということです。

日程的に、よほど追い詰められて目標を達成できないかもとなれば別ですが、それ以外では連続して走ることは最近は難しくなってきました。

先日走り始めた時は、今にも雨が降ってきそうな天候だったためか、いつもよりペースが知らずに上がっているのに驚きました。追い詰められると、火事場のクソ力と言いますが、人間には自分でも驚くほどの力が出るもののようです。

■さて新型コロナウイルスの蔓延は、とどまるところを知りません。小池東京都知事はスーパーマーケットの利用も回数を減らして利用するように、という声明を出しています。

私たちはテレビだけを見ていると安倍総理に比較して、小池知事は懸命に対策に取り組んでいるように見えますが、色々調べてみると、実態はかなり怪しいことが分かってきます。

まさに医療崩壊が、いま東京では起きているのですが、東京都はそうした実態を公表しません。どこで何が、どの程度崩壊しているのか、現実はどうなっているのか、それを都民に知らせることなく、口にしているのは不急不要の外出自粛の要請ばかりです。

感染が広がったのは、これまでの都民の行動が悪かったとでも言わんばかりの発言なのですが、もちろんそんなことはありません。

ダイヤモンド・プリンセス号の問題における初動対応の誤りから始まり、適切な行動が国や都によって、延々と取られてこなかった結果なのです。

新型コロナウイルスの危険性を煽ることによって、国民の冷静な判断力を麻痺させ、自らがこれまで犯してきた失敗を隠蔽しているのです。

安倍総理は13日の自民党の役員会で「休業に対して保証を行っている国は世界に例がなく、我が国の支援は世界で最も手厚い」と述べた、とNHKが報道していますが、日本のネット上ではこの発言について、「わざと嘘を言っているの?」、「世界のどこを見ているのか」と疑問の声が殺到しています。

小池都知事にしても同様です。インタビューの中で小池氏はこう語っています。「基本的に医療におけるマスクなどの必要な防護剤は、都として、例えば防護服などは現時点でも何百万セットと用意をしています。あるところにはありますので、ご連絡いただければと思います」と発言しています。

医療関係者が聞けば、腰が抜けそうな話ではないでしょうか。医療現場では何もかにもが逼迫して、まさに今医療崩壊の状態なのです。ところが小池都知事は何百万セットも用意しているから必要だったら連絡してください、などと記者団に危機感のかけらも感じさせることなく語っているのです。

実際には用意もされていないのに準備してあると嘘をついているのか、あるいは医療現場について全くの無知なのか、どちらにしても都民の安全を預かるトップとしての力量に疑問を感じざるを得ません。

しかも、8億、9億という都民の税金を使って、自分が出演することを条件に、コロナウイルスの情報提供、行動自粛を促すコマーシャルフィルムを作成している、という報道もあります。どう見ても都知事選挙を意識しての行動としか思えません。

安倍総理と小池都知事のお2人の行動における類似点は、はっきりとしています。それは、やっているふりをすることです。事実を隠蔽し、更に事実を歪曲し、そして何か国民のために奮闘しているように見えるためのフリだけするのです。

国民は貧しくなり、医療現場は崩壊し、追い詰められていくのです。このトップでは国民は不幸のどん底に落ちるよりないのです。マスコミは、お追従的な報道を繰り返すばかりで、社会の木鐸とは、程遠い存在になってしまいました。

この危機を乗り越える力が、この国には残っているのでしょうか。

朝の名画座

■20200423(木曜日:晴れ)

岩倉城公園内の武家屋敷の庭です。

■今朝は走りました。いつものコースを少し長めに7.6キロメートル走り、これで今月は11回のランで74.60km。残り7日で25.39kmのところまで来ました。

昨日は沼津医師会の理事会メンバーで初めてのZoom会議を行いました。コロナウイルス感染の問題から、なるべく会議はオンラインで行なうという会長の方針のもと、少しずつ前に進んでいます。これまで使用したことがなかったので、皆さんも慣れるまでには少し時間がかかるようです。

基本的なことですが、音声が割れてしまい聞き取りづらくなってしまいましたが、どうやら端末同士をあまり近づけすぎると、お互い干渉してしまうようです。

昨日は二十名近い理事の中、参加できたのは半分未満の先生方でしたが、時間を取って少しずつ参加人数を増やしていけば良いと思います。

スマホでログインしてる先生も結構いましたが、いずれ理事会もオンラインで開催するとなると、資料を端末で確認しなければなりませんので、最低限タブレット以上の大きさがないと、資料の確認が難しいのではないかと思います。そのあたりも皆さんでの確認が必要になってきそうです。

■さて、今朝の東京新聞には「朝の名画座 しばし幕」と題して、各地の劇場で毎日午前10時から映画を上映してきた「午前10時の映画祭ー10FINAL」(主催・川喜多記念映画文化財団、映画演劇文化協会)が3月末で終了した、と報道されています。

2010年から1年ごとに上演作品が選定され、シニア層を中心に「朝の名画座」として親しまれてきたようです。赤字続きを理由に幕となりましたが、主催者は来年4月からまた再開すると発表しています。

10年間で234作品を上映してきましたが、集客順の人気作品を調べてみると、第1位は「ローマの休日」、2位は「ショーシャンクの空に」、3位は「風とともに去りぬ」とアメリカの名作が上位を占めました。嬉しいことに6位に「七人の侍」、そして7位に「砂の器」が入っています。

映画祭の立ち上げから関わってきた川喜多記念映画文化財団の武田和・代表理事は「往年の娯楽映画を、あえて映画館の大スクリーンで楽しんでもらおうと始めた」と振り返っています。まさに仰るとおりです。

私も学生時代には、名画座に本当にお世話になりました。その当時は埼玉県の川口市に住んでいましたので、池袋、そして新宿の名画座に、よくでかけました。乏しい小遣いで楽しむことができて、本当に感謝しています。今はもう廃館してしまったのでしょうか。

佳作座といえば、池袋でしたでしょうか、何度も通いました。一番記憶に残っているのは、オリビア・ハッセーの「ロメオとジュリエット」です。フランコ・ゼッフィレッリ監督作品です。ロメオとジュリエットは、何度も映画化されていますが、私にとっては初めての作品でした。

映画音楽とともに、忘れることができない作品です。音楽は、ニーノ・ロータでしたでしょうか。なんとも言えない甘美なメロディーは、映像とともに永遠に私の心に刻まれています。

ネットで映画を観ることが多くなりましたが、やはり大画面で見る映画は格別です。何十年前でしょうか、東京の映画館で「アラビアのロレンス」を観た時、画面に砂漠の映像が初めて現れた際のあの驚きは、一生忘れられません。砂漠って、なんて美しいのだろうと、びっくりしました。タブレットで観ても、あの感動は得られません。

自分の子供達とも、映画館に何度か一緒にでかけました。銀座の並木座に一緒に出掛けた時には、満員で床に新聞紙を敷いて観た記憶があります。今はもう無くなってしまいました。本当に懐かしく、楽しい思い出の一つです。

終息後の世界

■20200422(水曜日:晴れ)

岩倉城公園です。抜けるような青空でした。

■今朝は走るつもりでいたのですが起き出す元気がありませんでした。昨日走った時に体が重くて参ったのですが、今朝は無理をせずにゆっくり休みました。

昨夜は沼津医師会の理事会があり、様々な問題が議論されました。沼津市では近隣の市町村と協力して夜間救急センターを運営していますが、医師会員だけでは手が足りずに、他県から先生方の応援をいただいています。

しかしコロナウイルス感染症の問題から、なるべく他県からのウイルス流入を防ぎたいという意味から、しばらくは医師会員だけで運営できないか、という検討が行われました。

現実に自分達だけで施設を回そうとすると、当然人手不足ということになります。診療時間が終わってから、翌日の朝までの間、どのような体制で救急診療を維持するかというのは、本当に大変な問題です。

事は急を要しますので、医師会長も焦りの色を隠せませんでした。いずれコロナウイルスが終息した段階で、また他県からの先生の応援を仰がなければなりませんので、信頼関係を崩すわけにもいかず、本当に微妙な問題です。

■さて今朝の東京新聞によれば、米国IT大手のグーグルやFacebookなどに対し、報道機関のニュースをネット上で表示した際に使用料の支払いを義務付ける方針を、オーストラリア政府が発表した、と報道しています。

従わない場合は罰金を科す、とのことです。オーストラリア競争消費者委員会(日本の公正取引委員会)に対し、罰金の額や支払い方法などの草案を7月末までにまとめるよう、政府が指示しました。

こうしたIT大手を巡っては、各国メディアのニュースの詳細を掲載した際は、適切な使用料を著作権を持つ提供者に払うこと、などを盛り込んだ改正著作権法が昨年EUにおいて成立しています。これを受けてフランスが著作権法を改正しましたが、グーグルは支払いを拒否しているようです。

オーストラリアでは新型コロナウイルスの感染拡大で経済活動が停滞した影響を受けて、メディアの広告収入が減少し、経営環境の悪化で多くの地方紙が印刷停止に追い込まれています。

フレッチャー通信相によれば、人口2,520万人のオーストラリアでは、グーグルを1,900万人、Facebookを1,700万人が毎月それぞれ利用しているとのことです。

同相によれば、民主主義におけるジャーナリズムやメディアの重要性を強調した上で、巨額の広告収入を得るIT企業が、「世界中でメディアに挑戦している」として、こうした状況に対応する必要性を訴えていますが、私も全くその通りだと考えています。

各報道機関が手間ひまかけて作り上げた報道内容を、いわば横取りしているのが、米国IT大手ということです。なぜそんなことが大手を振ってまかり通っているのか、少し考えると不思議な気がします。米国ほど著作権にうるさい国は無いからです。自分たちにとって都合の悪いことは無視して、利益になることは、堂々と主張する。誠にもって、はっきりしています。自分たちに利益をもたらす人々だけを優遇する、我が国の政府と、全く方針が一致しています。

結果として、広告収入の減少から世界中で、中小の報道機関が軒並み閉鎖に追い込まれています。はたしてこうした状況を、適切な競争に基づいた民主主義の結果だ、とどれだけの人が考えるでしょうか。それが正当だ、と考えるとしたら、それこそグローバリズムに洗脳されている、と私は思うのです。

様々な理由をつけて、グーグルやフェイスブックの追い出しに成功した中国は、限りなく聡明です。中国独自の、それに代わるサービスを自前で作り上げたのです。民主主義が無いからできたのだ、とも言えますが、両社が中小の報道機関を軒並み閉鎖に追い込んでいるのが、正しい民主主義社会なのでしょうか。

新型コロナウイルスの蔓延で、世界は大きく変わろうとしています。今までのように、グローバリズムが世界中に幸福と繁栄をもたらすと無邪気に考える人は、もういないはずです。感染終息後に、どのような社会を作り上げるのか、今から私達は考えて置かなければならないのです。

Zoom

■20200421(火曜日:晴れ)

錦帯橋の二大ソフトクリーム店です。佐々木小次郎です。

■今朝は走りました。土曜日に走って以来3日ぶりですので、休養は十分だったのですが、なかなか足が前に出ずに、楽なランニングではありませんでした。今朝も、いつものコースを少し長めに6.91km走り、これで今月は10回のランで66.98km。残り9日で33.01kmのところまで来ました。

それでも記録を見ると、キロ6分28秒で走りきっていますので、決して遅いというわけではありません。キロ6分30秒を切って走れば、私としては充分満足できるスピードなのですが、走っている途中は体が重くてまいりました。

それでも記録を詳しく見てみると、最後の2キロ程はキロ5分台で走っていますので、いつものペースと比べても決して遅いわけではありません。走りながら駆動力の低下を、自分自身では感じていましたが、記録を見ればそれほど悪いわけではなかったようです。気を取り直して、また頑張るしかありません。

今年は40回の記念大会となるはずだった千歳JAL国際マラソンも、新型コロナウイルス感染のために中止となりました。これは私にとって気力の維持という面で大きな打撃です。やはり大会に出るとなると気合いも入りますし、練習にも張り合いがでますが、大会が中止になってしまうとそうはいきません。

どう考えてもしばらくはマラソン大会の開催は無理でしょうから、次回の大会参加は早くて秋口、ひょっとすると来年になってしまうかもしれません。とにかく、それまで継続して毎月100キロを走ることを目標に頑張るしかありません。

■さて新型コロナウイルス感染のために、あらゆる会議が中止に追い込まれています。医師会関係の会合も勉強会も、中止せざるを得なくなっています。静岡県眼科医会の理事会や様々な講習会も多くの人が集まることが難しい為に、ネット上で出来ないかと検討中です。つまりは時代の寵児となったZoomを使ってのウェブ会議です。

先日はSunが準備をしてくれて、群馬にいるTakuの一家とズームで孫の顔を楽しみました。まさくんも元気なことが確認できて楽しいひと時でした。

今夜は沼津医師会理事会が開催されるのですが、次回からはどうやらZoomでの会議となりそうです。静岡県眼科医会も今後検討委員を募って、Zoomによる会議を準備中です。まさに世の中はZoom一色となりつつあります。

慣れていくしかありません。Chromebookで充分Zoomを使いこなせるかどうか、これから検討してみようと思っています。

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