■20200401(水曜日:雨)

新沼津カントリークラブの桜です。

■今朝は走りました。天気予報ではギリギリ雨が降り始めるかどうかという状況でしたが、今朝はいつものコースを走り、4月第1回目のランで6.11kmを記録、100キロに向かってのスタートを切りました。

今日から、いよいよ四月・卯月です。日本では新年度の始まりということになります。通常ですと新しい学年が始まり、新入生が入ってくる頃です。桜とともに新学期が始まる、日本の春なのです。

ところが今年は新型コロナウイルスの蔓延で春休みは延長され、入学式がどうなるかは未定です。東京都の感染者も当然のことながら右肩上がりに増え続け、都市封鎖を検討すると都知事がテレビで宣言するほどです。

感染症が収束したと言えるのは、集団免疫を獲得した時点と考えて良いはずです。つまり集団の6割以上が抗体を獲得すれば、自分自身も感染することはなく、他者への感染も引き起こす可能性が、ほとんどなくなるという状態です。

ワクチンが開発されていない現状では、感染が自然に広がり自然治癒して抗体を獲得する人が増えるのを待つしかありません。都市封鎖して全員を家に閉じ込めた場合、確かに感染は広がらないかもしれませんが、感染が終息したとは言えないはずです。いつかは封鎖を解かなければならないからです。

封鎖を解けるのはワクチンが開発され、全員にワクチン接種が終わった時。そして抗体を獲得した時点でしか、あり得ないからです。当初、イギリスはそのような考えに基づき、基礎疾患を持つ人、また高齢者はなるべく家にとどまり、健康な若者は出来る限り通常の社会生活を送ることで、自然免疫が広がることを期待したようです。

ところが、若者の中にも当然のことながら、重症化する人はゼロではありませんので、そうなると、ロシアン・ルーレットのように、一か八かやってみなきゃわからない、という可能性もあるわけです。マスコミの批判を受け、イギリス政府は都市封鎖に踏み切ったようです。

いまイギリスでは新型コロナウイルスに対する抗体の出現の有無をチェックできるキットを350万人分注文し、医療機関に配布し始めているそうです。つまりこの検査で陽性になった人はウイルスに対する抗体を持っている訳ですから、人からうつされることもないし、人にうつすこともないと判断でき、通常通り医療機関で仕事を続けることが可能です。

調べてみると、日本でもいくつかの会社が、こうした抗体検出キットを既に発売しています。1検体あたり1000円未満で調べることが可能のようです。日本でも早急に医療機関に配布し、医療従事者の抗体保有の有無を早急にチェックして、医療崩壊が起こることを未然に防ぐべきなのです。

そうした検討が当然なされているとは思うのですが、報道を見る限りでは、その予定はないようです。安倍首相にしても、小池都知事にしても、ほとんど検討することなく突然、学校を休校するように要請したり、あるいは横文字を並べて都民を煙に巻くような大見得を切るときばかりしゃしゃり出る、という最悪の演技、パフォーマンスばかりを繰り返しています。

小池都知事の頭の中は、7月の選挙のことでいっぱいなのでしょう。どうしたら自分が再選できるか。そのことばかりで、都民ファーストの思考ができない状態としか思えません。歴史の皮肉といえば、そうなのですが、不幸なのは都民です。

一時の熱狂で投票行動を取ると、こうしたしっぺ返しを食らう、という典型として、しっかり記憶しないと、また同じことを繰り返します。