■20200408(水曜日:晴れ)

周南市の道の駅。地元の産物が所狭しと置かれていました。

■今朝は走りました。5時に目覚ましが鳴る前に夢を見始めていたので、起き出すのに苦労しました。それでも何とか起き出して、今日もいつものコースを6.15キロ走り、これで今月は4回のランで28.10kmを積み重ね、残り22日で71.89kmのところまで来ました。

今日は体が重くて、なかなかスムーズに進むことができませんでしたが、少しずつ積み重ねていくしかありません。

■昨日は安倍首相が緊急事態を宣言し、大型連休が終わる5月6日までの一カ月間、対象区域は東京都など七都道府県となりました。緊急事態宣言の対象は、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の各都道府県ですが、対象地域の知事の要請や指示により、学校や商業施設の使用が制限され、住民は不要な外出の自粛を求められるが、これらに従わなくても罰則はありません。

一方、知事は臨時の医療施設を開くために、土地・建物を使用することなども可能で、こちらは応じない場合の罰則があります。それぞれの地域における感染状況によって、知事らが独自に判断し、住民の行動を規制するようです。

首相は記者会見で、公共交通機関の運行への影響はなく、道路も封鎖されず都市封鎖は全くない、と国民に冷静な行動を呼びかけました。果たして、これからの1ヶ月間に状況がどのように変わっていくのか。

4月終わりから5月初めにかけて、長期の連休が待っています。ゴールデンウィークが終わった時に、日本はどんな状況になっているのでしょうか。

■さて、今朝の東京新聞、「私説 論説室から」には「本の福袋をどうぞ」と題して書かれています。新型コロナウイルス感染防止のため、多くの図書館が長期間閉鎖されています。

ところが多摩地区のある図書館では、予約本の貸出が受けられます。また、これとは別に消毒した本を三冊ずつ入れた福袋を置いてくれてあるのです。大人用と子供用が計二十セットほど。袋にはテーマだけが書いてあり、家で開けてみて、と呼びかけています。

閉めれば安心、という内向きの発想からは生まれない工夫だ、と論説室には書かれています。

感染防止のため外出や行動が制限されています。家で過ごすことが多くなりました。これはある意味、体力の衰えから家に閉じこもりがちな高齢者の状況に近い、と私は思うのです。

運動することが好きな自分も、ジョギングをしたりスポーツをしたりすることが、いずれはできなくなる日がやってくるはずです。その時に果たして自分は、どのように時間を過ごすのだろうか、と考えることがあります。

思うに、最後に残る楽しみは読書なのではないでしょうか。もちろん新しい本を読む楽しみもあるでしょうが、若い頃に読んだ本、あるいは仕事で悩んだ時に読んだ本などなど、再読する楽しみが人間の持つ最後の楽しみではないかと思うことがあるのです。

「読書の楽しみとは、再読する楽しみである」と言ったのは、作家の遠藤周作さんでした。

自分が体を自由に動かせる間にこそ、将来再読できる本を一つでも多く増やしておくことが、自分の最後の時間を豊かにできるのではないか、と思うのです。

そう考えれば、家に閉じこもるのも悪くはないかもしれません。