■20200805(水曜日:晴れ)

今は水没した夕張近郊の村です。

■今朝も走りました。昨夜は湿度も高く大変寝苦しい夜だったようですが、私は空調のエコ・モードで無事に熟睡することができました。

今朝も5時に目覚ましを鳴らし、少し時間がかかりましたが起き出して、ビニールゴミを所定の場所に運び、準備運動の後スタートしました。体はそれほど重くなかったのですが、気温も高く蒸し暑かったために快調に走るというわけにはいきませんでした。

6.08kmを走り、これで今月は3回のランで20.01キロを積み重ね、月100キロ走達成まで残り26日で79.98キロとなりました。

一昨日の夜までは夜のうちに一雨降ることが多かったのですが、昨夜はそれもなく地面の温度は下がることもなく、蒸し暑さのために久しぶりに暑苦しい夜となりました。

これからは、このような日が続くに違いありません。いよいよ本格的な夏です。

■さて今朝の東京新聞「私説 論説室から」は、「戦争の歌がきこえる」と題して書かれています。

米国在住の音楽療法士 佐藤由美子さんの新著「戦争の歌がきこえる」について書かれています。音楽療法は、音楽を通して心身の安らぎや活力を引き出す仕事です。佐藤さんは米国の認定資格を持ち、ホスピスで終末期の患者にギターやハープの弾き語りを届けてきました。

75年前の戦争を体験した米国人が、人生の最後に何を語ったかを伝えるのが本書です。

「僕は日本人を殺した。彼らは若かった。僕も若かった。彼らの家族のことを考えると、本当に申し訳ない」。

末期がんを患う彼は、佐藤さんが日本人であることを知るや、そう声を絞り出して泣き崩れました。サイパン島で戦ったこと以外、家族でさえ何も知らなかったそうです。

第2次世界大戦は米国にとっては正しい戦争、良い戦争と言われ、広島・長崎への原爆投下さえ正義だったと意義付けされています。しかし英雄として帰った大戦の兵士とて受けた傷は同じです。敵とはいえ殺人をした罪悪感にもがき、酒に溺れて病を招いた彼の証言がそれを物語っています。

佐藤さんは、こう書かれています。

結局、「良い戦争」などなかったのだ、と。

戦争を知る世代が、一人また一人とこの世を去っていく今、それは同時に次の戦争の入口に差し掛かりつつあるとも言えるのです。