■20200905(土曜日:晴れ)

昨年でかけたベトナム・ニンビン省のホテルフロントです。

■今朝は走るつもりで4時半に目覚ましをかけていたのですが、起き出すことはできませんでした。起きだして走る用意をするかどうか随分と迷ったのですが、結局無理をせずにそのまま30分ほど寝入ってしまいました。

起きだして走り始める気力が湧いてきませんでした。致し方ありません。無理をしても何も良いことはありませんので、自分の体と対話して目標達成に向けて着実に前に進むしかありません。

■台風10号が近づいてきています。テレビでは気象庁の担当官が、これまでに経験してきたことのないほどの被害をもたらす可能性がある、と注意を促しています。いわゆるスーパー台風に分類されるのでしょうか。

風速が70メートルあるいは80メートルといった想像もできない 恐ろしい風が襲う可能性があります。沖縄・奄美そして南九州地方は、まさに厳戒態勢に入っているようです。ここ静岡では青空のもと、まだ早朝の7時前ですが気温も上昇してきています。ほとんど無風です。

■さて仕事場で使用していたノートパソコンが不要になりましたので、どのように再利用しようかと迷ったのですが、個人で使用するには無料のCloudReady という基本ソフトをインストールしました。日本でも次第に人気が高まってきた Chromebook の互換機といえばわかりやすいでしょうか。

この文章は Google ドキュメントにおいて音声入力を利用して書いています。 Chromebook で原稿を書く場合は、このように書いた原稿をT2S という読み上げソフトで校正を行います。目で見ただけでは気づかない間違いが、音声化することで気づくことがよくあるのです。ただしCloudReady  では T2S は残念ながら使用できませんので、目視で確認するしかありません。

使用感については、むしろ本家本元の Chromebook よりも動作が俊敏なような気がします。

私がパソコンで行う作業は、ほとんどがブラウザ上で処理可能ですので、 Windows パソコンを使用することはほとんどありません。 新聞記事のスキャニングとハガキの印刷のみです。

そしてあとはズームでしょうか。 Chromebook でもズームは可能です。ただし私の持っている Chromebook ではマイクの集音力が弱いためか相手方に音声が伝わりにくいようです。またこのCloudReady では、試してみたところではZoomでミーティングに参加することは可能なのですが、自分がホストになってミーティングを設定することはできないのです。ということでズームに関しては Windows パソコンを使用するしかないようです。

10年前には東京の大手電化製品量販店のパソコン売り場で、店員の方に Chromebookを買いたいのだけれど、と尋ねましたが、怪訝な顔をされて、残念ながら取り扱っておりませんの一言で終わってしまいました。 ところが今 Amazon で Chromebook がベストセラーになっているのです。

■インターネットが普及し始めた頃、ブラウザーの雄としてネットスケープが登場しました。そして一時実質上の標準となりました。インターネットを楽しむ際にはネットスケープがあれば事足りる状態になったのです。

そこで慌てたのが Microsoft です。 Windows 上でなくてもネットスケープさえ稼働すれば、どんな基本ソフトのパソコンであっても不自由はない、という状況が生まれることを恐れたのです。そこで他社が開発中のブラウザソフトを買収し Internet Explorer と命名して Windows に無料添付したわけです。

こうなるとパソコンの利用者はわざわざダウンロードしなくてもすぐに利用できる Internet Explorer を使うのが人情というものです。 Netscape はプログラムを無料公開することで対抗しました。しかし敗れ去ることは目に見えていたのです。

現在ブラウザの事実上の定番は、インターネットエクスプローラーではなく Google 社が開発している Chrome というソフトです。マイクロソフト社は事実上自社でのブラウザー開発を中止して、 Chrome を利用して自社なりの味付けをしてエッジという名前をつけて添付しています。

これまでのブラウザ戦争を振り返ってみて考えてみると、 Chrome が勝利したことは驚くべきことです。 Chrome が単なるブラウザーではなく、それによって Google が提供する様々なサービスを利用する窓口になったことが勝利の秘密ではないでしょうか。

私の利用状況もまさにその通りで、ほとんどの作業を Google のサービスの中で完結しています。まさに Google に囲い込まれてしまったのです。クラウドサービスの進歩が、こうした状況をもたらしたはずです。

5年後には、果たしてどんなサービスが提供されているのでしょうか。