■20200208-0211(土曜日から火曜日)

札幌雪祭りでの人工アイスリンクです。

20200208(土曜日)

■仕事を終えて1320分に家を出ました。富士山静岡空港に向けて出発です。今日は新東名で行くことにしました。東名愛鷹スマートインターに行く道が工事中なので、新東名スマートインターの方が近いのです。家から10分以内で高速に乗ることが出来ました。

島田金谷インターで下車し、15キロ弱で空港に到着。1515分には搭乗手続きを終えることが出来ました。予定より5分遅れの1600時出発予定です。

今では待合室で自動的にWiFiに接続しますので、こうして何の面倒くさい手続き無しでブログを更新出来ます。メモを取って記録する必要がありません。旅の記録も簡単です。ただ待合室では音声入力が使えないのが億劫です。Simejiで音声入力が一番簡単です。

■富士山静岡空港からANA便で新千歳空港に到着。新千歳空港には18時前に到着し、JR線で千歳駅まで行き、駅から歩いて2分のところにあるJRイン千歳でチェックインしました。

千歳駅前です。19時現在で気温は、マイナス12度でした。

新千歳駅からの電車の中で、一歳半の子供を連れた若い夫婦とお話しました。長崎で生まれ大手薬局チェーンに就職し7年間静岡で勤務していました。薬剤師さんでした。

長崎から家族で札幌雪祭りを見学するために来られたそうです。孫を持つお爺ちゃんとしては、ついつい子供さんに目がいってしまうのです。

チェックインが済むと、そのまま駅前の居酒屋に2人で繰り出しました。さて千歳駅前の居酒屋で乾杯です。毎年二回は必ず千歳に来ています。スキーとマラソンです。真冬と初夏という正反対の季節ですが、どちらも素晴らしいのです。

駅前の居酒屋です。今回の料理の内容には、がっかりでした。

20200209(日曜日)

■今朝は7時に起きて一階のレストランで朝食を取り、910分発の電車で南千歳駅に行き、スーパーおおぞら号釧路行きに乗り換えました。

千歳駅からJR線が伸びています。

今1040分現在、占冠とトマムの間を順調に疾走中です。雲一つない青空です。昨年末、私自身白内障の手術を受けました。混濁が取れて、こんなにも鮮明に見えるものかと驚いていましたが、こうして北海道の雪と青空を見ると、その感激も深まりました。

トマム駅です。星野リゾート、そしてクラブメッドの送迎バスがお待ちかねです。

■新得駅に到着です。何回来ても青空が出迎えてくれます。

新得駅前です。バスを待つ間に撮りました。

1120分発の送迎バスで十勝サホロリゾートに到着。新得駅から12分ほどでした。チェックインを済ませ部屋に入って、レンタルスキー一式を借りるために、さっそく受付に出向きました。

十勝サホロリゾートです。目の前がスキー場です。

上の写真の右奥。雪山の頂上付近に小さく見える山小屋が、ゴンドラの終着点です。標高1,000メートルのサホロゴンドラ山頂駅です。今年は強風のために、利用できませんでした。

無事に手続きも終えて、リフトに辿り着いたのが、12時50分でした。ゲレンデで滑るのは一年ぶりです。

第一リフトです。ここからサホロスキー場が始まります。

ゲレンデに立って、まず感じたのは、本当に寒いのです。空は晴れ渡り日差しも充分なのですが、マイナス20度の気温では致し方ありません。風が吹き渡る度に、何枚も着重ねた衣類を突き抜けるように、寒さが身に染みます。

第一リフトを降りて、これから滑走です。Sunも嬉しそうです。

第6リフトを利用して登りました。リフトを降りて、これから本当のスキー開始です。

第6リフトを降りて。ここ数日は雪も降っていなかったようです。
パウダースノーというには量が足りませんでした。

夜のニュースによれば、北海道は19年ぶりの寒さに襲われているようです。異常に寒いのです。じっとしていられません。と言って、ずっと滑り続ける訳にもいきません。日向ぼっこで時間潰しが出来ない寒さなのです。

滑っている分には、もちろん最高の気分なのですが、リフトに乗っている間の寒さが尋常ではないのです。

■1330分にはゲレンデにあるレストランで軽く昼食を取りました。私はラーメン、Sunは山菜蕎麦でした。美味しかったです。

再度滑り始めたのですが、手の指先が寒さで痺れて来ました。そのうち痛みを感じるようになり、恐ろしくなってきました。15時にはホテルに戻りました。さっそく風呂に入って、湯船と水風呂を交互に繰り返すアイシングを3回しました。筋肉内に溜まった老廃物を除去するためです。疲れの残り方が、全然違います。

■1730分から夕食としました。バイキング形式のレストランにしました。北海道の幸満載です。追加料金無しでステーキが注文可能でした。サイコロステーキ程度と早合点していたのです。しかし届いたステーキを見て驚きました。その量と美味しさにです。さすがは北海道です。

さすがは北海道です。久しぶりに本格的なステーキをいただきました。

昨夜の居酒屋の食事にはガッカリしたので、嬉しさが格別でした。昨夜の居酒屋の料理は、すっかり安っぽくなってしまいました。以前は、その新鮮さ、その価格、その彩り、何もかにも、さすがは北海道と感激していました。ところがデフレの元で何もかにもが、すっかり劣化し、ちゃちに成り果てたのです。

国のトップが、その典型です。しかし、それは国民の劣化でもあるのです。本当に悲しいことです。

そしてマスコミは隣国の揚げ足取りばかり続けています。国民の目をそらすためです。これが日本の本当の姿なのです。

この7年間で日本は、すっかり落ちぶれてしまったのです。テレビを見ているだけでは、そのことに気づくことはありません。相変わらず日本は、アジアの最先進国だと思い続けているのです。

■昨日は1年ぶりのスキーのうえ寒さもあって、ゲレンデに長くいることができませんでした。それでも2時間以上は滑ることができましたので、充分楽しむことができました。思ったよりは納得の滑りでした。嬉しい限りです。

夕食はバイキングにしました。

20200210(月曜日)

■今朝は7時に起きてレストランで朝食を取りました。お粥が絶品でした。リフトが動き始めるのは9時からですから、それまでに準備をしてゲレンデに行く必要があります。

スキー前の準備は年々大変になってきています。スキー靴を履くのが本当に大変なのです。何とか支度を終えてリフトまで辿り着きました。

快晴の天候でしたが、気温が低い上に風が強く、体感気温は、それ以下でした。

今日は強風のためゴンドラや一部のリフトまで運休です。ゲレンデから雪片が舞い上がり、リフトが左右に揺れるほどです。稼働している第六リフトば混雑し始めました。

何回か滑った後、寒さと強風のためにSunはホテルに戻る事になりました。私は残された1時間ほどを第七リフトで滑りました。風のため途中リフトが結構揺れましたし、何度か停止するトラブルもありましたが、充分に楽しむことが出来ました。

第7リフトを降りた地点でのパノラマ写真です。

■午前中にゲレンデで滑った後でホテルに戻り、風呂に入ってバスを待ちました。新得駅からJR線に乗って新さっぽろ駅に到着したのが15時45分。時折雪が横殴りに降る中を投宿先のホテルエミシアに向かいました。

新さっぽろ駅前の様子です。一面の銀世界です。

歩いて3分の距離ですが、降る雪の中を歩くのは、なかなか大変でした。一面の雪景色。風情があります。ただし、これから電車に乗って雪祭りを見に行くとなると話は別です。

投宿先のホテル・エミシアです。

でもここでめげてしまい、見に行くのは明日で良いや、となった場合、明日はもう出かける元気が出ない可能性の方が高くなりそうです。天気予報によれば、明日の札幌の天候は曇り時々雪だからです。

26階の部屋から見た駅前の様子です。出かけるには勇気が必要でした。

めげそうな気持ちにムチを入れてホテルを出ました。地下鉄で30分程です。大通駅で下車して、4番出口から地上に出ました。テレビ塔から一直線に続く大通り公園のど真ん中に出ました。

雪の降りしきる中を雪像を求めて歩きました。

雪祭り、真っ盛りです。しとしとと雪が降る中、雪像を見て歩きました。

以前見たときよりも雪像が少なかったようです。

新型コロナウイルスの影響で、外国人観光客が極端に少なかったようです。ホテルもですが、どこへ行っても人出が少ないのです。これでは観光業界は大変です。さっぽろ雪まつり来場者数も、近年にない減少だったようです。

臨時スケートリンクです。

ぶらぶら歩いていると有名な焼肉のタレのメーカーが、キャンペーンを兼ねてキムチ鍋を無料で振る舞っていました。18時半ギリギリに滑り込みセーフでいただくことができました。食べ始めると、ちょうど前に陣取っていた若者たちと、話すことができました。大学のゼミの仲間の卒業旅行のようです。埼玉の大学のようで、埼玉県民と千葉県民とのことで、どちらも私にとっては縁のある土地ですので、話が弾みました。

こうして一時でしたが雪まつりを楽しむことができ満足して地下鉄で新さっぽろ駅に戻りました。予約してあった駅近くの居酒屋へ雪の中、向かいました。

ホテルとは駅を挟んで反対側に居酒屋がありました。

雪の夜は静寂が支配しています。この静けさが私は大好きなのです。

ご贔屓の「山の猿」です。満足でした。

こうして楽しかった北海道の旅も、無事に終わりました。あとは明日飛行機で帰るばかりです。

20200211(火曜日)

■今朝は7時に起きて朝食を取りに31階のレストランに行きました。展望が素晴らしいのです。ゆっくりと朝食を取ったのち8時59分電車で新千歳空港へ向かいました。

30分程で新千歳空港駅に到着。電車は満員でした。車内の案内では、札幌から新千歳まで、新しいダイアでは1時間に5本があり、さらに便利になるようです。

新さっぽろの夜明けです。

朝食を終えて新さっぽろ駅に向かいました。JR線に乗って新千歳駅まで30分ほどです。電車はほぼ満員でした。新千歳空港でお土産を買い、手続きを済ませて搭乗を待ちました。富士山静岡空港までは、2時間弱。離陸すれば、あとはあっという間です。飛行機は、これまた満員状態でした。ボーイング737型です。

富士山のもとに帰ってきました。飛行機の中から撮りました。

本当に楽しい旅でした。でもゲレンデでの寒さには驚きました。寒さのために滑走を切り上げてホテルに帰るなどということは、これまで一度もありませんでした。北海道は19年ぶりの寒さに襲われた、という報道を知って、なるほどと納得しました。

新得駅で帰りの電車を待っていると、外国人から質問を受けました。財布を示しながら、日本語では何というのか、という質問でした。詳しく内容を聞いてみると、タクシーで駅まで来たのだが、料金を払って駅まで来る間に財布を落としてしまったようなのです。

地元の警察に財布が届いていないか携帯電話で確認しているのだが、どうも相手は英語が通じないようなので、私に代わって応対してほしい、ということでした。電話で警察の方と話をすると、まだ時間的にも届いていないようで、落とし主にはどこの警察でも良いから、ホテルに戻ったら連絡をしてほしい、と伝えてください、ということでした。

確認をするとトマムのホテルに滞在しているようなので、ホテルのフロントに相談して、これまでの経緯を話して地元の警察に連絡を入れてもらい、届け出があったら滞在先のホテルに連絡をもらえるように頼んでください、と伝えました。

ほぼ毎日昼休みにNHKラジオ英会話を30分ほど聞いています。継続して聞き続けていると、反応できるようになるものです。ひょんなことで、英語を聞いたり話たりする機会に遭遇します。慌てふためくことがありません。それだけでも続けている効果があります。話しかける外国人にとっては藁にもすがる思いですから、対応してくれれば有り難いに違いありません。それは自分が外国旅行をしてみれば実感できます。本当に有り難いのです。

話をよく聞いてみると、タクシーの中や駅までの道はすべて探したようなので、あとは誰か拾った人が届けてくれることを祈るしかないようでした。異国での、こうした出来事がハッピーエンドに終わると、その国に対する印象が本当に良いものになるのですが、現実は厳しいかもしれません。

日本は、もう昔の日本ではありません。道徳が廃れ、まさに「今だけ、金だけ、自分だけ」が上から下まで蔓延しているのです。本当に恐ろしいことです。ここ7年間で、どん底まで駈け落ちてしまいました。

誰もが自分のことだけで精一杯の世の中になってしまったのです。ここで何とか踏ん張らないと、日本に明るい未来はありません。山本太郎さんに頑張ってもらうしかない、と私は考えているのです。

スキーとは、また一年間のお別れです。