■20210501(土曜日:晴れ)

駐車場の脇に先月植えたキンカンの木です。来年には実を付けるはずです。楽しみです。

■今日から5月・さつきです。一年中を通して最も気候の良い頃です。今朝も爽やかに晴れ渡っています。 屋上から北の方角を見てみると、愛鷹山を覆う緑が本当に色鮮やかです。 暑くもなく寒くもなく、過ごしやすい毎日です。

4月29日からは、ゴールデンウィークが始まっており、金曜日だった昨日を休暇とすれば、5月5日までずっと連休という方もいるかもしれません。大手の会社に勤めておられる方は、そんな特権もあるかもしれませんが、しがない独立事業主である私はカレンダー通りに働くしかありません。

全労働者の4割が派遣労働者とのことですが、コロナ禍の影響もあり、職を失う人がかなりの数にのぼっています。そうした方には、ゴールデンウィークなどはかえって生活を苦しくしてしまう、悪魔の週間にしか思えないかもしれません。

テレビを見ていると、日本中の人たちが連休を謳歌してるようにしか見えないのですが、その陰で苦しんでいる人々の様子は、知られることはありません。NHK をはじめ大手マスコミが、多くの国民から遊離してしまっている実態が、こうした際に露呈してしまいます。しかし、これは日本だけの現象ではないのです。

■さて、先月開催された上海モーターショーでは、電気自動車EVが話題を独占したようです。アメリカのテスラ社が開発しているEVを中心に、様々な会社が新しい車種を発表しました。

電気自動車については、その将来性について賛否両論が沸き起こっています。ガソリン自動車で世界を制覇した日本が、EVについて慎重であるのは当然なことです。水素をエネルギー源とする燃料電池車など、電気自動車以外の内燃機関を用いた、新しい自動車の開発に取り組んでいます。

オーストラリアにおいて、あまり使われていなかった品質の悪い石炭を用いて水素を作り出し、同時に発生する二酸化炭素は地中に埋め込んでしまうという企画が進められています。そうして得られた水素を巨大なタンカーを用いて、日本に輸入しようというのです。

得意の内燃機関を用いた自動車を、なんとしてでも生き残らせようという日本の思惑は、十分理解できます。水素は燃焼させても発生するのは水だけですから、これ以上クリーンな燃料はありません。理屈から言えば理想的なエネルギー源なのです。

ただし、他国で膨大な量の二酸化炭素を発生させ、それを地中深く処分してしまうというやり方が、果たして適切なのかどうかという問題もあります。

さらに、水素は今のところ、取り扱いがとても難しいようです。危険だからです。ガソリンスタンドのように利用しようとすると、ガソリンとは桁違いの費用が保存タンクなどのためにかかるようです。 その点をとらえて、水素をガソリンに代わる燃料とするのは現実的ではない、と指摘する専門家もいます。

電気自動車がガソリン自動車に代わって普及すれば、組み立てに必要な部品点数の少なさなども影響して、日本の自動車産業が様変わりしなければならなくなることは容易に想像ができます。豊田会長が警鐘を鳴らしているのは、その点を危惧しているからです。

100年に1度と言われる今の転換期が、果たしてどのような結末を迎えるのか。それを決めるのは消費者である私たちなのです。そして、その時は刻一刻と近づいているようです。