■20210722(木曜日 晴) ホテルエミシア札幌

総計 1,700 キロの旅です。さすがに、この日は疲れました。

■今日は5時30分に起きて宿の前の道を走りました。2.34キロを、ゆっくりと周囲の景色を見ながら、30分弱走ったのです。富良野の朝の爽やかな空気を呼吸しながらのランニングでした。畑では昨日の夕方同様、散水機が魔術師のように、畑の辺縁にまでピタリと無駄なく、水を巻き続けていました。

■今日は予定では、襟裳岬を回って新札幌駅に行くという、かなりの強行軍です。443キロ、7時間10分とGoogleは教えてくれています。4日間で1,200キロ以上走りました。給油を2回しましたが、合計40リットルほど。つまりはリットルあたり30キロ以上走っている計算になります。

ヤリスは極めて優秀な燃費です。ただ私の腰には合わないようで、腰が痛くなります。さて朝8時30分に宿を出て襟裳岬を目指しました。234キロ、3時間50分となっていますが、地図を見ると分かるように、襟裳岬は鈍角の最先端に位置しています。

富良野から帯広を目指す前半の道のり、そしてそこから南に進路を切る後半の道のり。広尾町を過ぎ、ようやく海を見ながらの運転となりました。本当に、ようやく襟裳岬に到着したのは12時過ぎでした。



曇り空での海の色は、深く鮮やかとはいきませんでした。慌ただしく見て回って、食事も取らずに後半の道のりに移りました。こちらは延々と海岸沿いに走り続ける時間が続きました。

岬は、周辺部がどこも牧草地でした。刈り取られた牧草の束が散乱しています。すっかり見慣れました。冬の間の牛たちの食料になるのでしょう。

■様似町、浦河町、新ひだか町、そして日高町と、いくつもの街を通り過ぎましたが、本当に驚いたのは浦河町の様子でした。と言っても235号線を走りながら見た街並みだけでしたが。

しっかりと道幅を取られた歩道には電柱が無いのです。最初見た時に何か変だと感じたのですが、原因が分かった時には、まるで別の国に迷い込んだのかと錯覚したほどです。整然と並ぶ建物は高さやデザインにも統一感があり、とても魅力的でした。

どうしてこのような街並みが実現可能だったのか知りたくなったほどです。運河沿いに同様の家並みが並ぶオランダ・アムステルダムの街並みを思い出しました。

■ようやく新札幌のレンタカー店に着いたのは、17時前でした。丘珠空港で借りたのですが、札幌市内ならどこの系列レンタカーで受け渡しはOKということで、宿のある新さっぽろにしました。ずいぶんと助かりました。

ホテルは新型コロナワクチン接種会場にもなっていました。札幌市からの案内文が掲示されていました。

部屋に入って少し休憩し、夕食を取る居酒屋さんを探しました。以前利用した店は調べてみると営業していません。別のお店を探して予約しました。「三つ星 ザンギ 居酒屋店」です。

その量の多いことに驚きました。注文した品の、どれもが量的に、こちらの1.5倍ほどあるのです。味も良かったです。2時間が、あっという間に経過しました。

これまで泊まった宿の中で一番高級ですから、寝心地も一番でした。熟睡できました。