2022 年 02 月 11 日 北海道小樽市街と石狩湾です。

月: 2022年1月 Page 1 of 4

時刻表

■20220131(月曜日:晴れ)

2019年、二人で出掛けた北海道・旭岳の様子です。

■今日で2022年1月も終わりです。あっという間のひと月でした。

今朝は頑張って走りました。いつもの通り、5時に目覚ましを合わせ起き出して、準備運動ののち走り始めました。今日は42分45秒、6.76kmを走り、これで今月は12回のランで、76.96キロメートルを走りましたが、目標の88キロまでには11.04km足りませんでした。

残念ながら目標には届きませんでしたが、最悪だった昨年の11月から見れば、かなり体調も回復してきたように思います。

今月の記録を振り返ってみると、4週間のうち1度を除き、週3回コンスタントに走ることができました。それぞれ毎回6.5キロ弱しか走っていませんので、これでは目標達成は難しいのですが、定期的にきちんと走ることができたのは大きな成果です。

来月は1ヶ月の日数が少ないので、目標達成はそれだけ難しくなりますが、できるだけ積み重ねをしていきたいと思っています。とにかく、体調が以前よりも良くなってきたことが、何よりのプラス材料です。

■さて、今朝の東京新聞24面には「時刻表愛ーーこつこつ770冊以上」と題して書かれています。

小さな文字と数字がなぜか旅情を誘う時刻表。中野区の会社員鈴木哲也さん(53)は、鉄道ファンのバイブルとして長年愛されているJTB時刻表のとりこになり、770冊以上を集めた。時刻表愛が高じ、遂には自宅に時刻表ミュージアムを完成させた。

と紹介されています。

鈴木さんが、時刻表に関心を持ったのは小学校1年の時だそうです。こたつに置かれた時刻表をめくると、新宿から小田原までの行き方を、お父さんが教えてくれました。

読めない漢字もあったが1人で読み耽り、列車を乗り継ぐと遠くに行けることがわかり、ワクワクしたそうです。時刻表を握りしめて、母の実家がある兵庫県宝塚市まで一人旅もしたとのこと。

■この記事を読んでいて思い出すのは、Takuのことです。小学校の頃、思い出のあいあい保育園に出かけましたが、背中に背負ったリュックの中には、愛読書の時刻表が入れてあったのです。

今は亡き中川園長先生と話をしていて、Takuは時刻表を片手に、車掌さんのモノマネをして皆さんに大受けでした。園長先生も目を細めて、その様子を見ていたことを、昨日のように思い出します。

きっと、Masatoも大の時刻表ファンになるかもしれません。本当に楽しい思い出です。

土肥桜

■20220130(日曜日:曇)

2019年、二人で出掛けた北海道・旭岳の様子です。

■さてTomoくんは仕事のために、朝食も取らずに帰りました。申し訳ないのですが、3人で朝食を取り、その後朝風呂にも入りました。

今日は終日曇り空でしたが、幸い風がほとんど無く、寒さに震えることはありませんでした。

まずは土肥の松原公園に向かいました。土肥桜が咲き始めたという便りを聞いたからです。

恋人岬では、3人でティータイムです。

■こうして楽しい一日も無事に終わりました。風が無かったのが幸いでした。帰りは伊豆中央道を通って帰ってきました。

次回は、いつになりますか楽しみです。

言葉の力

■20220129(土曜日:晴れ)

2019年、二人で出掛けた北海道・旭岳の様子です。ケーブルカーを降りて駅を見下ろしました。

■今朝は頑張って走りました。いつもの通り、5時に目覚ましを合わせてあったのですが、午前1時と4時に、二度目が覚めてトイレに行きました。4時に目が覚めた時に、すんなりと目が覚めましたので、このまま起き出して走ろうかとも思ったのですが、さすがにいささか早いので、もう一度眠りました。

5時に目覚ましが鳴った時には、今度はすんなりと起き出すことができず、5、6分の間グズグズと、布団の中で逡巡してしまいました。今朝は冷え込みも強くなく、むしろ暖かな朝と言えるほどでした。

起き出して準備運動の後、スタートしました。校庭にたどり着いてから、タイマーを22分に合わせて走りました。今朝は足取りが、いささか重かったのですが、それでもなんとか走りきりました。

42分37秒、6.64kmを走り、これで今月は11回のランで70.20kmを積み重ね、目標の88キロまでは残り2日で17.80kmとなりました。

今月は、9日の日曜日から始まる第2週に、2回しか走ることができず、その週が12.64kmの走行距離でしたが、あとの3週間は、18キロ以上を積み重ねることができました。

あと1回、最後の31日に走れば、今月は12回走ることができたことになります。目標の88キロには届きませんでしたが、来月再挑戦するということで、また頑張るつもりです。

■昨日は、Ayaちゃんから連絡があり、目標にしていた試験のうち、最難関のアメリカの試験に合格したということで、一歩大きく前進したようです。まだまだ山があるようですが、少しずつ目標に向かって頑張って欲しいと心から願いました。

■さて、土曜日の東京新聞12面は読書欄です。「書く人」には、詩人・小説家 井戸川射子(いこ)さんの「ここはとても速い川」が取り上げられています。

また、その左側には作家・山崎ナオコーラさんの「3冊の本棚」欄があり、小池真理子さんの「月夜の森の梟」などが取り上げられています。

当たり前ですが、掲載されているのは文章のオンパレードです。写真やアニメも、もちろん大きな力を持ち、私たちの心に訴えてくるのですが、何と言っても、文字の力は絶大です。文字こそ、人間が持つ最も大きな武器ではないでしょうか。

人間関係を築くのも言葉ですし、破壊してしまうのも言葉です。であるならば、私たちは言葉の使い方を、スマホの扱い方以上に、しっかりと学んでいく必要があるのは当然のことです。

■仕事を終えてから、三津へ向かいました。以前の予定では、TakuとYukoさん一家が、Masatoの誕生日を祝って全員集合するはずだったのですが、まん延防止等措置の発令で、すっかり予定が狂いました。

代わって、NonとTomo君との四人での旅となりました。晴れ模様ながら、雲の合間に富士山が顔を出す天候でした。

三津から見た富士山です。

■楽しい夕食でした。いつもながら、海の幸いっぱいの献立は、見ているだけで楽しいものです。

お風呂にも入って、お腹も空きました。

四人で四方山話に花が咲きました。元気で毎日やってくれていることを知って、安心しました。

4人で来るのは何回目でしょうか。

若者

■20220128(金曜日:曇)

2019年、二人で出掛けた北海道・旭岳の様子です。台湾からの観光客の皆さんでした。

■今朝は走らずに休みました。昨日は午後から、建築屋さんと改築について相談し、終了後は少し早めに、日帰り温泉に二人で行きました。まん延防止等重点措置が静岡県でも宣言されて、アルコールの提供ができないのではないかと心配したのですが、午後8時までは提供可能だということで、安心してお風呂に入りました。

帰ってきてから寝る前に、甘酒生姜湯を2人で飲みました。Sun が以前買ってあったものが、忘れられていました。寒い冬には、体が温まるのではないかと飲んだのですが、これが効いたのでしょうか。今朝は朝方暑くて目が覚めたほどです。

■さて、今日で28日。1月も残り少なくなってきました。今日は孫のMasata の誕生日です。自分たち夫婦に孫が産まれるなんて、想像もできませんでしたが、生まれてみると、本当に可愛いものです。

そして、育てている2人の様子を見ていると、子育てとは、なんと大変なものかと改めて感じました。本当に大変です。3人もの子供たちを、よく2人で育てたものだと驚いています。

今から同じことを、以前のようにしてみろと言われても、とてもできそうにもありません。無我夢中で毎日を送っていた、というのが正直なところです。ただ、それだけでした。

■先日の東京新聞には「余った果物→甘ーい高級品」と題した記事が掲載されています。「山形の大学生が新事業 特殊加工で一年中 旬の味」。

東北屈指の果樹生産地、山形県東根市で、大学生の中川史明さん(21歳)が、農家の所得拡大と食品ロスの削減を両立させる取り組みを続けています。

山形を中心に国内で過剰在庫になったサクランボやブドウ、モモなどに、果汁由来の特殊なコーティングを施し、マイナス35度で急速冷凍することで、果実からの離水を抑えて、甘さや瑞々しさを失わず、1年以上保存できる製造技術を開発し、特許出願する方針です。

「売れ残り捨てられる果実を、高級品に生まれ変わらせることができた」と、中川さんは手応えを感じています。国内外の百貨店などの販路を見据えています。

また、新たな会社を立ち上げ、過剰在庫や規格外で廃棄になった農産物を、ネットでも販売しています。中川さんは、こう語っています。

出荷できない農産物でも、消費者の需要は高い。農家の収入確保に加え、食品ロスの削減でSDGs(国連の掲げる持続可能な開発目標)にも貢献できる。

ITを活用した素晴らしいアイデアと行動力だと思います。若者のこうした行動力が、これからの日本を支えていくのでしょう。いつの世も同じであるに違いありません。

電気自動車

■20220127(木曜日:晴れ)

2019年、二人で出掛けた北海道・旭岳の様子です。噴煙が上がっています。多くの登山客で賑わっていました。

■今朝は走りました。昨日は夢見が悪く、起き出すことができませんでしたけれども、今朝は特に悪夢にうなされることもなく、すんなりと起きだすことができました。

今までは、昼休みに30分ほど昼寝をしていたのですが、先週からそれを止めました。その方が、夜ぐっすり眠れるからです。昨夜も午前2時過ぎに、一度目が覚めトイレに行きましたが、全体的には熟睡感もあり、良い眠りを得ることができました。

昨日は昼間から少し寒気を感じていたのですが、夕食後に葛根湯を一服のみ、さらに寝る前に、もう一服を飲んで休みました。そのおかげか、寒気もすっかり取れ、体調も良くなりました。

今朝は月曜日以来3日ぶりに、41分49秒、6.53kmを走り、これで今月は10回のランで63.56kmを積み重ねました。目標の30日88キロまでは、残り4日で24.44kmを残しています。

あと走ることができるのは、実質2回しかありませんので、目標達成は困難ですが、何とか少しでも、目標に近づけるように積み重ねをしていくつもりです。

■今朝のNHKニュースでは、電気自動車(EV)の話題を取り上げていました。EV購入者の悪戦苦闘ぶりです。その方は、たまたま立ち寄った販売店で、EVにすっかり魅せられ、購入を決意したのですが、住んでいるマンションには充電設備が無かったのです。

テレビで見たところ、購入されたEVはテスラ社製のものでしたが、テスラ社はスーパーチャージャーと呼ばれる独自の充電設備を、日本各地に急ピッチで増設しています。

日本で増設が進んでいる国主導の充電設備は、世界的に見れば、とても貧弱な性能しかなく、テスラが独自に設置を進めている充電設備には及びもつきません。

EV購入者の方は、住んでいるマンションの管理組合と相談し、EV使用者は自分たった1人でしたが、国からの補助も半額利用し、管理組合からは50万円の出費で、なんとか充電設備をマンションに取り付けることができたようです。

ただし、取り付けることのできた充電設備に、どの程度の能力があるのか、つまり短い時間で充電が終わるだけの能力があるのかどうかは分かりませんでした。

昨日見たYouTubeのある番組では、テスラ車に乗った利用者が、埼玉県の川口から北海道の宗谷岬まで、途中充電しながら、どのぐらいの時間でたどり着けるかという実験結果を報告していました。

全て高速道路を走り、途中テスラ社が開設している、独自の充電設備をなるべく利用しながら、少ない充電回数で、1,300キロ以上ある距離を、どのぐらいの時間で走ることができるかを報告したものでした。

結果として、川口から青森港まで、2回の充電で間に合ったようです。そして、青森港からフェリーに乗って函館まで行き、函館のスーパーチャージャーで充電し、次は樽前サービスエリアで、そしてもう一度札幌近郊で充電してから留萌に出て、オロロン街道を北上し、宗谷岬に到着したという記録でした。

外はマイナス10度まで下がるような厳しい条件の下で走りましたので、バッテリーは充電するのに余計に時間がかかるようです。テスラ社ではスーパーチャージャーのある場所に、これから行くとカーナビに告げておけば、到着する前に、前もってバッテリーを自動的に温めてくれる能力があるようです。前もって温めておけば、充電時間が短縮されるのです。

とにもかくにも、日本における充電設備は、まさに先進国の中ではダントツに遅れていて、電気自動車ガラパゴス国家になっているのは間違いありません。

ハイブリッド先進国である日本は完全に、電気自動車という面では立ち遅れてしまいました。おそらく、この立ち遅れを取り戻すことは極めて難しいでしょう。

日本の会社、あるいは社会全体のスピード感が、まるで乏しいからです。会議ばかりを重ねては、結論を先延ばしにしている、日本の会社の様子が目に見えるようです。

観察研究

■202201268(水曜日:曇)

2019年、二人で出掛けた北海道・旭岳の様子です。噴煙が上がっています。

■今朝は走るつもりで、目覚まし時計を合わしてあったのですが、夢見がとても悪くて起き出せませんでした。

詳しい内容はよく覚えていないのですが、仲間でどこかへ出かけたのですが、検査の結果、自分の心臓の血管に閉塞が見つかって、どこへも出かけられなくなった、という内容でした。つまり、運動ができなくなったということです。

なんだか意味のよくわからない夢なのですが、目覚めが悪く、とても起き出して走る気がしませんでした。こんな夢を見る原因が何なのか、私には分からないのですが、まあ少し休みなさい、というお告げなのかもしれないので、今朝は出かけるのをやめました。

ビニールゴミの日でしたので、所定の場所まで運び、新聞をとって戻りました。

今朝は走りませんでしたので、クルミパン一枚を三分の一ほどに切って、その上に納豆を乗せて食べました。納豆の中にはエゴマ油とおからパウダーを、いつものように入れています。青森県産の大きなリンゴを、Sunと二人で半分ずつ。そして私は、豆乳ヨーグルトにジャムを少し入れ食べました。

■さて、先日の東京新聞「こちら特報部」では、『コロナ薬「科学的根拠ないのに・・・」アビガン 自民にも異論』と題して書かれています。冒頭に、こうあります。

安倍晋三元首相の「一推し」で、新型コロナ治療薬として未承認なのに患者への投与が続いていたアビガン。自民党内からも異論の声が上がり始めた。

厚生労働省も、アビガンを処方してきた医療機関に対し、今さらながら実態調査に乗り出した。何が起きているのか。

アビガンは2020年4月、初めての緊急事態宣言発表の場で、安倍元首相が太鼓判を押した薬です。備蓄量を当初の3倍の200万人分に拡大すると宣言しましたが、その後科学的な有効性を証明できないとして、治療薬としては承認されませんでした。

ところが「観察研究」という名目で、希望する患者に投与が続いたのです。実際に投与された患者数は、15,000人以上になったようです。効果がなかったばかりでなく、副反応も疑われています。

投与を受けた観察研究患者では、入院時に酸素投与の必要がない軽症患者の1ヶ月後の状態について、死亡が3.9パーセントの374名。全国のコロナ入院患者平均の0.4%に比べて10倍近い高さでした。催奇形性も指摘されています。

医師で弁護士の古川俊治参議院議員(自民)は取材に対して、こう言い切っています。「アビガンは効果が確認されておらず、副反応もある。そんな薬を、科学的な根拠もないのに使ってきたのは、大変な問題だと思います」。

江戸川大学の隅本邦彦教授(社会学)は最後に、こう警告しています。

コロナ治療薬としては未承認なのに国が買い上げ、観察研究に参加すれば医療機関が堂々と投与できる。この仕組みがまかり通るのなら、製薬企業は苦労して製造承認を取る必要がなくなる。

医薬品の承認制度を厚労省自らないがしろにし、薬事行政の根幹を揺るがす前代未聞の事態だ。

重大な問題の何もかにもが、安倍元首相の発言から始まったとは思いませんが、安倍首相が震源地となって様々な問題が起こったことは事実です。

私の友人の医師も、以前ある会合で、アビガンをしきりに推奨していました。知識のない私は、そんなものかと思っていましたが、どうやら問題の根は、とても深く危険なものであったようです。

やはり、しっかりと自分の頭で考えていかないと、とんでもないことに自分自身が、巻き込まれてしまうのです。

健康に関する問題だけに、周りの空気だけに流されてはいけません。大切なのは、賛否両論にしっかりと、目を通した上で自身で結論を出すことです。

原点

■20220125(火曜日:曇)

2019年、二人で出掛けた北海道・旭岳の様子です。噴煙が上がっています。多くの登山客で賑わっていました。

■今朝は、ゆっくりと休みました。昨日、走りましたので、今日は休養日です。と言っても、自分の睡眠サイクルから行くと、5時半に起きるのが一番体に合っているようです。

ということで、昨夜は目覚まし時計を5時半に合わせて休みました。22時から寝る準備を始め、布団に入ったのは22時10分ごろ。最近はYouTubeで、オー・ヘンリー短編集の朗読を聴きながら、眠るのが日課になっています。

スマートフォンは23時から4時の間は、電源が切れるように設定してありますので、安心して朗読を聴きながら眠りにつくことができます。

昨夜は午前1時に一度だけ目が覚めてトイレに行きました。その後は、ぐっすり眠れたようです。5時には目が覚め、目覚ましの鳴る5時半まで、うとうとと布団の中で夢を見ていました。

なんの夢だか、もう思い出せないのですが、悪夢でなかったことだけは確かです。温かな布団の中で、うとうとと時を過ごすのは、至福のひと時です。

そして、目覚ましが鳴って起き出し、今日は生ごみの日ですので、所定の位置に運んで新聞をとって、家に戻りました。まだまだ真っ暗ですので、電気をつけてから朝食の準備を始めました。

今朝は走りませんでしたので、いつものクルミパンも昨日二つに切ったうちの、小さい方を食べました。

昨年末以来、どういうわけか体重が、少しずつ減っています。自分としては、特に減量しているつもりはないのですが、太る様子がないのです。走る量も昨年11月からは減っていますので、それを考えれば、むしろ体重は増えても良いのですが、現実はむしろ逆です。

すんに言わせれば、食べる量が減っているからだ、と言うのですが、自分ではよく分かりません。確かに年齢のせいで胃の容量も減っているのでしょう。昔に比べたら食べる量はというか、胃の中に詰め込むことのできる量が、明らかに減りました。

体組系の数字とにらめっこをしながら、食事と運動のバランスを取っていくしかありません。

■さて、今朝の東京新聞6面には、「一首のものがたり」が掲載されています。あとがきでは、ーー2013から17年まで連載した「一首のものがたり」を再開します。短歌一首の背景にある、知られざる物語をひもといていきます、と書かれています。

そして今日の掲出首は、

中西進

電灯の 毀(こわ)れてあれば一と処 暗きを避けて生徒(こ)らは席とる

『原点』となった夜学での1年。都立雪谷高校定時制の森ヶ崎分校が間借りする教室に、夜ごと明かりが点り、とても小学生には見えない男女が通学していました。

開校から4年目の1953年(昭和28年)4月、23歳の国語教師が赴任しました。万葉学の第一人者で令和の考案者とされる中西進(92)の若き日の姿でした。

当時、戦後の貧しさから抜け出せない時代で、木造の校舎は海岸に近く、冬には強い潮風で凍えるほど冷え込みました。生徒達は木綿のねんねこを着込んだりして寒さをしのぎ、給食の脱脂ミルクを煮込むのに使った七輪の残り火で暖を取っていました。

分校専用の部屋は職員室だけで、教室の白熱灯が切れていてもなかなか交換されず、生徒は部屋の所々にある暗がりを避け、明るみに身を寄せて教科書を開いていました。そんな生徒たちの姿を歌にしたのが掲出の歌であり、まさに夜の教室から生まれた一首です。

最後に中西先生は、こう語られています。

何が教師としての立ち位置か。人間がどれぐらい弱者であることに気づくか、それが私の原点だと思う。弱さに気が付けば謙虚になり、謙虚さがやさしさになる。これこそが原点だと思うんです。

どんな人にも、人生の原点となるような、若き日々があったはずです。その原点が人生を貫く芯棒になれば、その人の人生はきっと、実り多きものになるに違いありません。

公共交通

■20220124(月曜日:曇)

2019年、二人で出掛けた北海道・旭岳の様子です。噴煙が上がっています。

■今朝は走りました。昨日の雨も、夜半過ぎには止んでいたようです。いつものように5時に目覚ましを合わせて起き出し、準備運動の後スタートしました。

昨夜は2度、目が覚めました。12時と午前1時です。ただ、その後午前5時までぐっすりと休むことができましたので、起き出すのは、とても楽でした。

雨上がりで湿度も高く、とても暖かく感じました。ただし走り始めてみると、体が重く感じられ、決して快調なペースで走ることができた訳ではありませんでした。

今朝は校庭に着いてから、22分にタイマーを合わせ、走り続けました。グラウンドも昨日の雨で湿っており、とても走りやすい状態です。走り始めは体も重く辛かったのですが、5キロを過ぎてからは、むしろ体も軽く感じられ、足取りも快調になりました。

結局、今日は41分42秒、6.70kmを走り、これで今月は9回のランで57.03kmを積み重ね、目標の88キロまでは残り7日で30.97kmとなりました。

残りの距離からは、ちょっと頑張れば目標を達成できそうですが、まあ無理は禁物です。体調と相談しながら、可能な限り積み上げていきたいと思っています。

■さて、今朝の東京新聞には富山市の路面電車について書かれています。「路面電車は市民のため・富山市 利便性向上 乗客増える 赤字だから廃止 再考を」と題されて書かれています。

富山市の路面電車が乗客数を伸ばしています。市が路線や運行本数を増やした結果、利用しやすくなったのが一因。大きな収益を見込みにくい地方都市では珍しい取り組みで、富山大学の中川大教授(交通工学)は「公共交通は市民のために必要なものだという意識が一貫している」と評価しています。

富山では冬の間、雪と戦わなければなりません。駐車場の雪かきが想像以上に大変なのです。私も30年以上前、富山大学に勤務していた頃、一晩で68センチ、雪が積もったことがありました。記録的豪雪です。

とにかく、朝起きて見て驚きました。車は雪の中に埋まってしまい、1センチも動かすことができないのです。雪かきをしないと仕事にいけません。

そんな状態ですから、路面電車は市民にとっては、本当に貴重な足なのです。何があっても、どれだけ雪が降っても、路面電車の除雪だけは優先的に行われていたように思います。

ただ、昨年富山へ出かけた時に、タクシーの運転手さんに聞いた話では、昨年の冬には2回ほど、路面電車が雪のために不通になったそうです。それだけ大雪だったのです。

記事には、こう書かれています。

1913年に開業した富山市の路面電車も70年代以降は、不採算区間の廃止が続いていた。そうした状況を一転させたのが、市が掲げた「公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり」政策。

「公共交通は道路や公園などと同じ都市インフラ」と位置付け2003年度から予算を充実させた。

富山駅から伸びる一部路線の乗客増加率は77パーセントで、全国の地方鉄道で最高となったそうです。市によると、高齢者の外出頻度が増えたとの調査結果もあります。

茨城県の「ひたちなか海浜鉄道」や福井県の「えちぜん鉄道」など、行政が積極的に関わる路線は乗客が増えている、と指摘しています。赤字だから廃止する、という考え方は改めるべきだ、と中川先生は話されています。

大阪で進められている政策とは、ある意味真逆の方向ですが、住民にとってどちらが住みやすい街なのかは、よく考える必要があります。

大阪では維新の会が身を切る改革と称して、行政サービスを削った結果、コロナウイルスによる死亡者数は全国一を記録しています。

誰のための、そして何のための改革なのか、住民は自分の頭でしっかり考えなければいけません。

鰭(ひれ)酒

■20220123(日曜日:曇)

2019年、二人で出掛けた北海道・旭岳の様子です。噴煙が上がっています。多くの登山客で賑わっていました。

■今朝は走らずに、ゆっくりと休みました。昨夜は、ここ数日では感じられなかったほど暖かな夜でした。

昨日はすんと一緒に日帰り温泉に行き、ゆっくりと食事を取って帰ってきました。行き来の時も、そして家に帰ってからも、あまりの暖かさに驚きました。

昨夜は、いつもの格好で寝床に入ったのですが、朝方暑くて上着を脱いだほど。靴下も脱ぎました。こんなことは、1月に入って初めてです。

大寒を過ぎて、にわかに気温が上がったとも思えないのですが、暦とはうまくできているものです。日が暮れて暗くなる時間も、少しずつ遅くなっています。

昨日は、夕方の5時に家を出て、日帰り温泉まで歩き始めましたが、まだまだ明るいのに、これまた少し驚きました。少し前でしたら、もう5時を過ぎると真っ暗でした。

「冬(ふゆ)来(きた)りなば春(はる)遠(とお)からじ」とは、なるほど文字通りには、こんなことを歌っているのかもしれません。

■さて、今日は日曜日ですが、のんびりとすることにしました。日曜日だからといって、一日中、家にいることは滅多にありません。なんだかんだと出かけることが多く、疲労回復とは、とても言えません。

来週の週末は本来でしたら、たくの一家がやってきて、みんなで孫の誕生日を祝う予定でしたが、新型コロナウイルス蔓延のために、延期となってしまいました。本当に残念ですが、こればかりは致し方ありません。

■さてさて、今朝の東京新聞の「東京俳壇」の欄では、選者の石田郷子さんが、読者のこんな句を紹介されています。

「鰭(ひれ)酒や 我より我を 知る人と」

石田さんは、こんな風に批評されています。

ひれ酒を共に楽しむのは連れ合いか古い友人か。『そこがあなたのだめなところだ』などとたしなめられているのかもしれない。温かい。

ひれ酒は私も好物で、鶴ちゃん夫婦とのひろ繁での月に一度の夕食会では、寒い時期には、いつもいただいています。幸か不幸か、そこがあなたのだめなところだ、などとたしなめられることはないのですが、考えてみると、この年になって、たしなめられることなどあるのかと考えてしまいます。

確かに連れ合いには、しょっちゅうたしなめられているかもしれませんが、少し趣が違うような気がします。

もちろん私にも友人と呼べる人は何人かいますが、若い時と違って、心置きなく腹を割って話す、というのはとても難しくなっています。結局のところ、仕事の話か、趣味の話ぐらいしか語ることが無くなってくるのです。

あとは同窓会というか、学校時代の友達と会えば、思い出話に花が咲く程度でしょうか。与えられた時間の中で、楽しく会話を交わす、歓談するというのでしょうか、これは簡単そうで、なかなか難しいことです。

きっと女性の方が、ずっと上手に違いありません。女性たちは、いつも楽しそうに話し合っています。ひょっとすると、ほとんどの内容は、人の批評か悪口かもしれませんが、それでも会話が弾むというのは良いものです。

話すことがなくて、面白可笑しくもない食事会ほど、つまらないものはありません。男どもというのは、世間話をすることに抵抗があるのか、もともと不得手なのか、言葉が続かないのです。仕事ばかりをしてきた、ためなのでしょうか。そういう意味では、つまらない人が散見されます。

世間話というのは、とても大切です。他愛ない話によって、糸が繋がるのです。イギリス人は天気の話をまずする、という訳がよくわかります。誰にとっても身近な問題で関心があるからです。

論語の中の「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」とは、年を取れば取るほど、稀となり貴重な時間となるのでしょう。

■Turuちゃん夫婦との夕食会も、四季折々の中で続いています。それにしても、みんな歳を取りました。

毎月の夕食会も、何とか継続しています。今月はふぐ鍋を用意してもらいました。

まん延防止等重点措置

■20220122(土曜日:晴れ)

2019年、二人で出掛けた北海道・旭岳の様子です。噴煙が上がっています。

■今朝は走りました。昨日は疲れのためか起き出すことができませんでしたが、今日はすんなりと起き出し、いつものように準備運動の後スタートしました。

今朝は冷えました。準備運動の時から寒かったのですが、走りながら手が凍えてしまい、左の膝も少し痛みを覚えました。校庭を走りながら、以前のように霜柱をザクザクと踏む感触はなかったのですが、一箇所だけ霜柱を踏んだ実感がしました。これでは、きっと水道管は凍結してるだろうな、と思いながら走り続けました。

結局、今日は40分59秒、6.26kmを走り、今月は8回のランで50.33kmを積み重ねました。エプソンのホームページにアクセスして記録を入力すると、「月間50キロ達成おめでとうございます」と祝ってくれます。目標の88キロまでは、残り9日で37.67kmを残しています。

今朝は校庭についてから走る時間を、いつもよりも1分だけ長く設定しました。つまり、いつもでしたら21分にタイマーを合わせるのですが、今朝は22分にしたのです。たった1分しか違わないのですが、少しずつ継続時間を長くして、走行距離を伸ばしていきたいと思っています。

とにかく無理をしてはいけません。少しずつ少しずつです。以前、筋トレをしていて実感しました。

今まで50回していたものを、いきなり70回にすると、筋肉痛に苦しむことになるのです。50回を55回に増やして、少しずつ上げていかなければいけないのです。

年を取るというのは、そういうことなのでしょう。体と対話をしながら、付き合っていくしかありません。

■さて今朝の新聞によれば、「まん延防止等重点措置」の適用が、29都道府県に広がりました。新型コロナウイルスの新変異株オミクロン株による感染拡大を受けて、京都と大阪、兵庫の関西三府県と北海道、福島県、茨城県、栃木県、静岡県が21日、新たに「まん延防止等重点措置」を政府に要請しました。

首都圏など13都県では、21日から適用開始となり、夜から飲食店の営業時間や酒類提供の制限が本格化しています。

また、ワクチン接種も広がり、5歳から11歳の接種が3月にも開始されるようです。新聞によれば、子供は新型コロナに感染しても重症化しにくいことなどから、専門家の間でも接種の必要性の意見が分かれています。

新型コロナウイルスに対するワクチンは、いわゆる遺伝子ワクチンであり、これまでに使用経験のない新たなワクチンです。

果たして長期的な影響がどのようなものになるのか、きちんとしたデータがないままに、子供たちに接種するのは非常に危険だと、常識で考えれば思うはずなのですが、ワクチンありきという流れには、大変疑問を感じざるを得ません。

Page 1 of 4

Powered by WordPress & Theme by Anders Norén