■20230114(土曜日:雨)

2022年2月11日に訪れた小樽の様子です。運河沿いに倉庫が並んでいます。今年もすでに、かなり雪が降ったようです。

■今朝は雨。久しぶりです。暖かです。カラカラの天候が続いていましたから、身体にとっても農作物にとっても、慈雨に違いありません。雨の朝も良いものです。

雨の朝は、急かされる気がしません。土日が休日の方は、特にそうではないでしょうか。今日は一日ゆっくりしようかな、と布団の中でグズグズできるのは、至福のときです。仕事がある方では、そうも行かないと思いますが。

■さて以下の記事は、心配です。

「この状態続けば廃業する」
 消費低迷、凶作で市場縮小…和歌山の梅干し問屋が訴えた「危機感」

梅干しの消費量が減少し、産業として危機にひんしている、というのです。我が家は毎年、和歌山の会社から、南高梅の梅干しを取り寄せています。昼ご飯の時に、一つ必ず食べています。

梅干しと言っても、昔のように塩分の濃いものでなく、薄味の健康的なものに、今は変わっています。塩っぱくはありません。時代に合わせて、製造業者も色々工夫を重ねています。

記事にもある通り、地域全体で取り組んでいる産業ですので、一企業の盛衰というレベルの話ではないのです。地域全体の死活問題です。食生活の変化も大きな要素です。白米の消費量が減りました。それに連れて梅干しの出番も減ります。

ご飯とともに歩んできた梅干しも、違う相方を探す必要がありそうです。記事にも様々な取り組みが紹介されています。地域の特産品が消えれば、それは地域自体の消滅も意味します。

個性豊かな多様な地方がない国は、いずれ滅ぶでしょう。大都会だけが栄えれば、それで良いというのは、脳みそだけ大きくなれば良いのだ、というに等しいのです。

少子高齢化問題もそうですが、何十年も前から分かっている課題に真剣に取り組まず、先送りばかりを決め込んでいる今の政治では、日本の未来は本当に暗いとしか思えないのです。