■20230128(土曜日:晴れ)

2018年1月に訪れたメルボルン・クィーンビクトリアマーケットの様子です。資源豊かな国なのです。Royal Appleです。

■今朝も走るのは、控えました。身体の方は、ほぼ普段の調子に戻ったのですが、全国各地で、毎日強い冷え込みに襲われています。水道管の凍結で断水する地方が、続出しています。

昨年の改築で、エコキュート関係の配管を刷新したおかげで、我が家は今のところ、毎年数回は起こっていた水道管の凍結は、一度も起きていません。朝走った後に温かいシャワーを、と思って風呂場で蛇口を捻っても、うんともすんとも言ってくれない時は、途方に暮れます。

雪の吹きすさぶ中で、給水車から生活水を受け取るのは、本当に大変です。本当に、春が待ち遠しい毎日です。

■さてウクライナ問題は、話し合いの平和のテーブルに付くどころか、外野からタオルではなく、逆に喧嘩道具が続々と投げ込まれる状況になっています。

そんな中で、以下の記事は注目です。

リトアニア、エネルギーで「脱ロシア」 
独立以来の悲願へ投資実る EUの「教訓」に

要するに、ドイツもそうでしたが、ロシアからの安価な天然ガスをエネルギー源にして、経済を回していたのです。ところが、ロシアとの関係をウクライナ問題を契機に、逆転せざるを得なくなった欧州諸国は、エネルギー調達先を、新たに探す必要に迫られています。

中東からいくらでも輸入すれば良いではないか、と素人は単純化しがちですが、そうは問屋が下ろしてくれません。それが容易にできるなら、イギリス、ドイツ、フランスを始め、欧州諸国はこの冬、寒さに凍える必要などないのです。

EUのフォンデアライエン欧州委員長は昨年9月の欧州議会で、ロシア依存脱却に向け、ターミナルなどに投資してきたバルト3国に言及。

「コストは甚大だが、ロシアの化石燃料への依存はさらに高い代償を伴う」と述べ、欧州全体がエネルギーのロシア依存から脱却すべきだと表明した。

お隣には、安く豊富な天然資源が無尽蔵にあるのに、なぜ仲良くしないでケンカばかりしているのか。アメリカは狙い通りで満足でしょうが、国民は飢えと寒さに震え上がることになります。ロシアに代わる安定的なエネルギー調達先がどこなのか、残念ながら、上記の記事には記載がありません。これから探すのでしょうか。

ライバルたちを仲違いさせて、己の権益を最大化するのが、伝統的な英国流とすれば、今回も最大の勝者は英國かも知れませんが、残念ながら今回は、自国民も同様に、植えと寒さに苦しんでいるのは、なんとも皮肉です。これもアメリカの狙い通りでしょうか。

呪縛の解ける日は、来るのでしょうか。