2022 年 02 月 11 日 北海道小樽市街と石狩湾です。

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馬が合う

■20210917(金曜日:晴れ)

北海道、大雪・森のガーデンの花々です。暑い一日でした。

■今朝は走るつもりで、目覚まし時計を合わせてあったのですが、起き出すことができませんでした。疲れが溜まっていたのか、理由はよく分からなかったのですが、起き出してから気づいたのは、アレルギー性鼻炎がひどいことです。

体がだるくて仕方がないのです。どうやら、この秋のアレルギー性鼻炎のための体調不良が原因のようです。しばらくは続きそうですから、なんとか付き合っていくしかありません。

台風14号が接近するために、今日の午後から、こちらも雨がひどくなりそうです。土曜日は一日、大雨の予想です。

日曜日からは、天候も回復するようですが、走る事が出来る日は、だんだん限られてきました。月100キロ走を達成するためには、どこかでまとめて走らないと追いつかなくなりそうです。

■先日、高校時代の同期生に誕生日のメッセージを送ったところ、近況についての返事をもらいました。一代で上場を果たした、あるベンチャー企業のオーナーです。

自分の力で社会を良くしたい、便利にしたい、という強い思いを持って、企業活動を行っているようです。いい加減そろそろ引退したら、と奥様には言われてるようですが、やはり仕事をしている時が一番楽しいようです。

高校時代には全く付き合いもなかったのですが、高校同窓会の総会幹事を還暦年度が務めるのが通例だったことから、そのための集まりで付き合いが始まりました。

帰りの電車の中で色々話す時間ができ、お互いを知ることができました。まぁ、簡単に言えば馬が合ったのでしょう。その後も、何かと交流が続いており、ぜひ、また会って、色々話してみたいものだとお互い思っています。

花粉症

■20210916(木曜日:晴れ)

北海道、大雪・森のガーデンの花々です。暑い一日でした。

■今朝はゆっくりと休みました。2日続けて走りましたので、今日は休養日です。昨日の夜、Sunと話していて、どうも自分にアレルギーが始まったようだ、という話を聞きました。その時は他人事だったのですが、今朝になって鼻水がしきりに出るようになりました。自分にも花粉症が始まったようです。

学生時代には花粉症などなかったのですが、もう40年程前でしょうか、子供達と一緒に動物園に行った時のことです。ゾウを見ている時、突然くしゃみが止まらなくなりました。花粉症の始まりです。

50代に差し掛かる頃でしたでしょうか。本当に、アレルギー性鼻炎が酷く、ティッシュで鼻をかんでいては間に合わないので、タオルを持ち歩いて仕事をしていた記憶があります。

その頃に比較すると、年をとったせいでしょうか、反応はずっと軽くなっています。タオルを持ち歩くことは、もうありません。免疫学的に寛容になったということでしょうか。

■どうも、子供の頃から、ケロイド体質だったようで、子供の頃のケガの跡がケロイドになっています。さらにここ数年、ランニングの途中で転倒して擦りむき傷ができると、どういうわけか治りが悪く、ケロイド状になってしまいます。以前は、そんなことはありませんでした。

転ぶのが怖くて、道路を走るのをやめました。これらも、加齢によって体質が変わってしまったのでしょう。傷の治りが、こんなに悪かった記憶はありません。

本当に年を取るということは、恐ろしいことです。もしも100歳まで自分が生きたとしたら、どんな自分になっているかは、想像したくもありません。程よく生きるのが一番幸せなのでしょう。

腰痛

■20210913(月曜日:晴れ)

北海道、大雪・森のガーデンの花々です。暑い一日でした。

■今朝は走るつもりで目覚ましを合わせてあったのですが、起き出すことができませんでした。疲れが取れなかったようです。

昨日のゴルフで左の腰痛が発生し、未だに重苦しくてダメです。走ることは、単に足を前後に振るだけですので、多少腰が重くても、走ること自体には不都合はありません。

やはり普段、体をひねるという運動をしていないので、異なるスポーツで思いっきり体をひねると、その後は痛みに襲われるようです。

今月は、まだ35キロしか走っていませんので、月の半ばまでには50キロに達していないと、あとが大変です。

明日の朝から、また積み重ねを始めなければなりません。今日は、疲労回復の一日となりそうです。

ロケ地の昨今

■20210909(木曜日:雨)

北海道、大雪・森のガーデンの花々です。暑い一日でした。

■今朝は走るつもりで、目覚まし時計を4時半に合わしてあったのですが、雨の音に、そのまま続けて眠りました。昨夜の天気予報では、午前中いっぱいは雨とのことでしたが、5時過ぎまでは降らないとの予想でした。こればかりは致し方ありません。

もう一度、目覚まし時計を合わせ直して眠りにつきましたが、色々な夢を見ました。幼小児期を過ごした、埼玉県川口市が登場したのです。川口駅西口です。

当時、家族が住んでいた公団住宅は西口から歩いて15分弱でした。今では、西口から一直線に伸びた道路があり、当時団地が建っていた場所に行くのに、半分ほどの時間で到着できます。以前、本当に何十年かぶりに川口を訪れた際に、昔住んでいた場所を訪れたのですが、駅からあまりに近いので驚いたものです。

川口は本当に変貌しました。「ロケ地の昨今」と題して、有名な映画が撮影された、当時と今とを比較した映像を流しているチャンネルを、YouTubeで最近見つけました。その中に、「キューポラのある街」も入っていたのです。あの「幸せの黄色いハンカチ」もありました。

時を経て川口市は発展し、夕張市は衰退したという意味で、どちらも大きく変わっていました。あの川口の町で、3人の子供達を懸命に育ててくれた私の両親も、今はもうこの世にはいません。

幼小児期の体験が人間の形成に大きく影響するのは、こうして歳をとってからも、夢の中にしきりに登場することを考えると、容易に分かります。

機会があれば、また川口を訪れて、吉永小百合さんが自転車で駆け抜けた、あの荒川の土手を歩いてみたいものです。

紙芝居

■20210907(火曜日:晴れ)

沼津市大瀬神社の錨です。航海の安全を祈る場だったのでしょう。

■今朝は起きるつもりで、目覚まし時計を合わせてあったのですが、目覚まし時計の鳴った時、体はベッドに縛り付けられているかのごとく、起き出すことができませんでした。

まだ、疲れが完全に取れていないのかもしれません。無理をしても仕方ありません。

幸い日曜日に長距離を走りましたので、ひと月単位で考えれば目標の積み重ねはできています。明日はさらに積み重ねをするつもりです。

昨日は御殿場から見た富士山に、初冠雪があったと報道されていました。今朝、我が家の屋上から見てみると、雲に隠れて富士山の頂が、白く雪化粧をしていました。やはり富士山は雪と共に、その美しさが一段と映えます。

今朝は、本当に爽やかな青空と、冷ややかな空気を感じることができました。先日までの、むっとするような暑さは、いったいどこへ行ってしまったのだろうか、と不思議なほどです。

今朝の富士山です。雪化粧を見ることができました。

■さて、今朝の東京新聞「昭和遠近  短歌に見る時代相」、第86回は紙芝居について書かれています。「ただ見許さぬ小父さん」と題されています。

紙芝居といえば、そのヒーローは黄金バットでした。「水飴と 梅ジャム煎餅手に持てば 黄金バットは正義の味方」。作者の八木幹夫さんは昭和22年生まれ。歌集「青き返信」の中の一首です。

この欄の筆者、島田修三さんは幼い頃、家のあった東京池上の町に、徳持神社という神社があったそうで、そこに紙芝居の小父さんが来ていたことを記憶しています。

ところが、島田さんには小さい頃、買い食いの習慣がなく、毎日の小遣いももらっていなかったために、この紙芝居の見物料としてのお菓子を買えなかったのだそうです。

紙芝居の小父さんは、お菓子を買わない子は見るなと断言したかどうかは定かではないが、私はそう理解して紙芝居から遠ざかった、と島田さんは書かれています。

「叱られて 小遣い無き兄と吾 離れて遠き紙芝居聴く」。八木さんの「紙芝居」と題された一連には、こういう歌も入っています。

島田さんは、小父さんの冷淡な言葉に、子供なりの屈辱を感じたのかもしれない、と書かれています。その後は、小遣いを貰っても見に行こうとは思わなかったそうです。そして、最後にこう書かれています。

紙芝居の黄金バットを懐かしむ同世代の友人もいるが、そんなわけで私はこの戦前戦後を通して人気の絶えなかった定番のヒーロー劇をほとんど知らない。

私も紙芝居は一度か二度見た記憶はあるのですが、なぜか夢中になることもなく、残念ながら、島田さん同様ほとんど覚えていないのです。

人情の機微

■20210906(月曜日:晴れ)

沼津市大瀬の御神木です。はるかな昔から私達を見つめています。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日は本当に久しぶりに LSD を敢行し、11キロ超を走りましたので、さすがに疲れました。一日ゴロゴロして疲労が回復するのを待ちました。

走り終わって帰ってきて、3時間ほどは元気だったのですが、一旦休んでしまうと、あとはとにかく疲れが回復するのをただ待つだけでした。こんなことで、来年の千歳JAL国際マラソンに出場し、ハーフの部で完走できるのかどうか心配ですが、とにかく積み重ねていくしかありません。

■そんな疲れを取る休息の時間に、昨日はYouTubeで朗読を聴いていました。西田敏行さんと竹下景子さんの朗読です。

作品は藤沢周平さんだったり、山本周五郎さんだったりしましたが、お二人の絶妙の掛け合いは、聞いていて心が静まるのを、実感しました。そこに描かれているのは、男女間の人情の機微だったり、どうしようもない人間の愚かさだったり、逆に人間の素晴らしさだったり、市井に生きる、ごく普通の人々の人生の一段面を、見事に切り取っています。

これまでに、数えられないほどの作家が、こうした人間を描いた作品を発表してきたのでしょうが、それはちょうど五線紙に書かれた音符のように、まだまだ、人を驚かすような新しい作品が、これから生まれるに違いありません。

それだけ、人間は多様だということなのでしょう。人間の心が掘り尽くされることは、なさそうです。

いにしへ見し人

■20210902(木曜日:雨)

沼津市大瀬崎の様子です。スキューバダイビングのメッカとして有名です。

■今朝はゆっくりと休みました。天気予報では、昨夜から今朝の走る時間帯まで、ずっと雨が降るとのことでしたので、最初から起き出すつもりはありませんでした。

5時半に起き出して、資源ごみを所定の位置まで運び、新聞を取ってきましたが、その間は雨もぱらつく程度でした。それでも沼津市には昨夜からの雨で、大雨警戒レベル3に相当する、土砂災害、河川洪水の注意報が出ています。

一昨日までの、むっとするような蒸し暑い猛暑がまるで嘘のように、今日は気温がぐっと下がるようです。

■さて、自分が今のこの土地に住み始めてから、30年が経ちました。郊外の新興住宅地でしたので、若い人や子どもたちがたくさんいました。あれから30年の時間が過ぎ去り、所々空き地も目立つようになりました。

南側の通りは商店街でしたが、今も営業を続けているお店は、ほとんどありません。子ども達がよく通った玩具店や自転車店、あるいは食事どころなども、今では跡形もなくなりました。

住宅も同様です。大きくなった子ども達は学校へ通うために地元を離れ、そのまま就職し帰ってくる方は稀です。住み続けている人々は、高齢化するばかりです。そして、その中に自分たち夫婦も含まれるのです。3人の子ども達は、同様に地元を離れ、学校に通い、そして就職しています。

そんな地域の様子を見ていて思い出すのは、方丈記の書き出しの部分です。人間はずっと、同じことを繰り返してきたのではないかと痛感させられます。

行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し。

玉しきの都の中にむねをならべいらかをあらそへる、たかきいやしき人のすまひは、代々を經て盡きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。

或はこぞ破れ(やけイ)てことしは造り、あるは大家ほろびて小家となる。住む人もこれにおなじ。所もかはらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二三十人が中に、わづかにひとりふたりなり。

あしたに死し、ゆふべに生るゝならひ、たゞ水の泡にぞ似たりける。

医療費減少

■20210901(水曜日:曇)

我が家の庭の柿の木です。昨年枝を切ったためか、一つしか実がありません。

■今朝はゆっくりと休みました。天候不順だった8月も終わり、いよいよ今年も残り、あと4ヶ月になってしまいました。

今朝起きて、まず感じたのは気温の低さです。明らかに季節が変わったように感じました。カレンダーを一枚めくったから、そのように季節が移った訳ではないはずですが、分水嶺になりそうです。

そういえば、こうして窓を開け放しにして入力しているのですが、蝉の鳴き声が全く聞こえません。いつの間にか蝉たちも、来年の夏に向けての準備に入ったようです。

■今朝の新聞報道によると、2020年度に病気やケガの治療で全国の医療機関に支払われた概算の医療費が、前年度から1兆4,000億円(3.2パーセント)減り、42兆2,000億円だったと、厚生労働省が8月31日に発表しました。

この減少額は過去最大だそうです。新型コロナウイルス感染を懸念して、医療機関を受診する人が減ったことが背景にある、と新聞には書かれています。

新型コロナウイルス感染防止のため、手洗いや消毒をする人が増え、インフルエンザなど、コロナ以外の感染症患者が減ったことも影響しているようです。

外来の診療科別でみると、呼吸器系の病気による受診者が多い小児科が22.2パーセント減、耳鼻咽喉科が19.7パーセントと大きく落ち込んでいます。少子化で、ただでさえ経営の苦しい小児科は、大変だと思います。やはり公的援助がないと、小児科の運営は難しい状況にあるようです。

安い国日本

■20210826(木曜日:曇)

襟裳岬に咲いていました。襟裳岬では強風が、いつも吹き荒れているそうです。

■今朝は走ることができませんでした。目覚まし時計を鳴らしたのですが、止めた後に起き出す元気が出ませんでした。そのまま30分ほど寝てしまいました。

無理をしても仕方ありません。自分の体と対話しながら、少しずつ前へ進むしかないのです。

2日前から始めた不眠症治療薬の服用法の変更も、どうやら私には合っているようです。全然起きることなく一晩の睡眠を全うできるというわけにはもちろんいかないのですが、睡眠のリズムと服用の仕方がうまく合っているようです、しばらくは、続けてみるつもりです。

■さて、最近ネット上の記事で、気になる内容のニュースを立て続けに読みました。ひろゆきが断言、日本はどんどん安い国になって、「アフリカ化」していく。もう一つは、大江千里氏が「ラーメン一杯2,200円」の米国から語る、安い日本の深刻問題、という内容です。

つまり日本の物価が先進国に比べて、信じられないほど安いと同時に、賃金も発展途上国並みに低いというのです。ひろゆき氏は、こう語っています。

人が安く雇える日本はお金持ちが快適な国。日本は安い国になりつつあります。これは事実。そしてお金を持ってる人にとっては、すごく快適な国です。

ビジネスをする時には低い給料で人を雇えるし、オフィスでも住宅でも家賃が安い。ご飯が安くて美味しい。治安もいい。

この日本の快適さの裏にあるのは、人のコストが安いということです。そしてなぜ安いかというと、非正規労働者という立場の弱い働き手がいるから。

また、ひろゆき氏はフランスの状況についても語っています。

フランスには派遣労働がなくて、人のコストが高い。だから企業は人間の代わりに機械を使ってコストを下げようってなる。例えばファストフード店にはだいたい、タッチパネル式の注文端末が導入されていて、人が注文を受けることがすごく少なくなっています。

お二人の記事を読むと、とても参考になると思います。結局のところ、小泉総理が始めた政策が、行き着くとこまで行き着いた、ということに違いありません。

得意分野のロボットを活用し、働く人の価値を高めることで、賃金の上昇を目指すべきなのに、外国人を技能実習生と称して安い労働力を取り込むことを決断した時点で、社会の IT 化にも遅れをとってしまったのです。

今更デジタル庁を作ったところで、何周にも遅れてしまった日本の現状を変更するのは、殆ど不可能に近いのです。

まずは、お二人が分かりやすく指摘しているような日本の社会のあり方を、しっかりと認識することから始めないと何も進まないのです。日本の社会を蝕んでいるのは、なにも新型コロナウイルスだけではないのです。

北海道名付け親

■20210823(月曜日:曇)

三津から見た富士山です。少しだけ頭を見せています。

■今朝は走るつもりで目覚ましを合わせてあったのですが、4時半に目覚ましの鳴った時、残念ながら起き出すことができませんでした。ちょうど夢の最中で、タイミングよく起きだすことができなかったんです。

結局動き出したのは、ほぼ1時間後の5時半前でした。不思議なもので、以前は5時半に起き出して走ったこともあったのですが、今はもう、その時間では遅すぎてダメです。

ということで、後悔しても仕方ありません。まだ残りの日数がありますので、何とかやりくりして、月100キロ走の目標を達成しようと考えています。

■今朝は曇り空で、いつパラパラと雨が降り始めても、おかしくない空模様なのですが、気温が低いので、こうしているのも楽です。

数日前までは、7時前であっても、朝から空調を入れないと、この狭い空間での作業は辛かったのですが、少しずつ季節は、秋に向かって移ってきてるようです。

■今朝の東京新聞には、ドナルド・キーンさんの息子、ドナルド誠己さんが定期的に書かれている「ドナルド・キーンが遺した日本を寿(ことほ)ぐ」が掲載されています。

今朝の内容は、「北海道 名付けた探検家 松浦の文明観に深く共感」と題しています。当時、蝦夷地と呼ばれていた北の大地を北海道と名付けた、松浦武四郎についての講演のための手書き原稿を最近見つけた、という内容です。

松浦が優れていると思うのは、アイヌに対して偏見を一切持っていなかったことです。蝦夷地とアイヌ民族に引き付けられた松浦は、アイヌ語を習得し、「文字を持たない野蛮人」と思われていたアイヌの生活に深く入り込んで行ったのです。

蝦夷地の日本人官吏がアイヌをまるで動物のように扱っていたことに強い反感を抱き、批判を繰り返しました。

そんな日記を読みながら、松浦のアイヌへの同情と愛情を父は感じ、真の文明の意味を問いかけました、と誠己さんは最後に書かれています。

地球そのものを破壊しかねない今の文明のあり方を、私たちはいま一度、考え直す時に来ているのではないでしょうか。

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