(ベトナム枯れ葉剤被害者支援の会)
2008年8月25日

夜はチャン・ティ・ビンさんの仲間とともに

二五日夜は滞在先のホテルで、旧559部隊の仲間のみなさんとの交流会を開催しました。

芸達者な金原 昇さんがギターとハーモニカを演奏し、みんなでベトナムの歌、日本の歌を合唱しました。

■旧559部隊は南部に続く路線、ホーチミン・ルート建設を最大の使命とされた部隊で、1959年5月に樹立されたためこの名が与えられました。今も交流があるようです。まさに苦楽を共にした戦友のみなさんです。

■北村 元さんの著書、「アメリカの化学戦争犯罪(梨の木舎)」によれば、1973年血判状をしたためて入隊したチャン・ティ・ビンさんは、入隊後に看護師の勉強をし、看護師として従軍。ニンビン省559部隊女性兵士の会幹事を務め、女性兵士の激励に回っています。ご自身も後遺症に苦しみながらの活動。現在は高血圧症とも戦いながら、世話役を務めておられるようです。


 そんな中でも明るさ一杯のチャン・ティ・ビンさん。子どもさん達の将来には心を痛めておられました。


大釜さん、金原さんの伴奏で本当に楽しい一時でした。




ひときわ元気なチャン・ティ・ビンさん




みんなの前では明るく振る舞うチャン・ティ・ビンさんの腕に広がる発疹。

枯れ葉剤の影響によるもののようです。

年を取るごとに様々な症状に悩まされているとのこと。

子ども達にも成長とともに呼吸器系の病気が出現。視力も弱いようです。

何世代にも渡って影響を与え続ける枯れ葉剤の恐ろしさは、想像を絶するものでした。


8月26日の活動へ