2015年12月12日-12月13日(土曜日&月曜日:曇り時々雨)

2015袋井クラウンメロンマラソン

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■今日は袋井クラウンメロンマラソンでした。掛川駅前のビジネスホテルに前日宿泊し、今日会場へ向かいました。朝食は6時半から開始、ということでしたが、数分前に食堂へ行くと5-6名の方が、もう並んでいました。多分同じようにマラソンに出場するため、と明らかに分かる方もいました。袋井駅から会場のある愛野駅までは、駅一つですから便利です。昨年は藤枝駅で宿泊しましたので、30分ほどかかりました。今年は早めに宿を取っておいて正解でした。

 愛野駅に降りると、しとしとと雨が降っていました。写真にもある通り傘をさしている人もいました。愛野駅からスタートするエコパスタジアムまでは、歩いて15分ほどですが、これが延々と続く上り坂。途中にはなんと歩く歩道まであるぐらいです。行きは元気ですからたいしたことはないのですが、帰りは下りとは言いながら、難行苦行になります。

 8時前には受付に到着。参加賞をもらって、着替えを終えて、荷物を預けて、いよいよあとはスタートの号砲を待つのみとなります。足に塗るワックスやゼッケン付けは宿で済ませてきましたので、着替えには時間はほとんど掛かりませんでした。

 フルマラソンのスタートは昨年と同様第3ゲートから。今年も準備運動を軽くして、早めに第3ゲートに向かいました。昨年は競技場内にあるトイレに向かうドアは空いていて、寒さしのぎとトイレの利用ができて良かったのですが、どういうわけか今年はドアに鍵がかかっていて中に入れませんでした。

 第2ゲートに戻ってトイレを利用しましたが、長い列に並ばなければなりませんでした。気温も少し高く、風もありませんでしたし、雨模様で湿度も高かったので、昨年と異なり待っていても寒さに凍えるというのはありませんでした。

■さて9時10分、いよいよスタートです。

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 スタートラインに並んだランナーたち。Aクラスの皆さんです。一人だけサンダル履きで走る人がいるのに、びっくりしました。

 エコパスタジアムの周りをぐるぐると周り、下り道から始まりました。昨年も10キロまではキロ6分のペースで走ることができました。10キロまでもアップダウンがきついのですが、さすがに余力がありますから、ここではむしろスムーズに脚の運びもできて、何だか自分がずいぶん上達したように感じたのですが、もちろん数キロの間の夢に過ぎませんでした。

 この大会コースの特徴はアップダウンがきついこと。ランナー仲間に話を聞くと、あの大会は辛いから、というのが、どうも相場のようです。昨年は膝の痛みにために、痛みに気を取られてコース自体の辛さは、正直あまり記憶に残っていません。20キロ過ぎから膝が痛み始め、最初は屈伸運動をすると、数キロは走ることができましたが、そのうち屈伸運動をしても1キロしか持たなくなり、やがてそれが500メートルに、そして最後は何をやっても痛みは取れなくなりました。

 今年は大丈夫でした。一年間走りこんだのと、毎晩ストレッチを欠かさず行ったのが良かったのでしょう。最後まで膝の痛みは出現しませんでした。30キロ過ぎからは太腿の筋肉痛が出現して、次第に脚を前に出すのが苦しくなってきました。

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 この写真では下り坂ですが、要所、要所の上り坂は本当に辛かったです。登り切ったところでの給水所は地獄に仏でしたけれど。

 このコースは、10キロまではもちろんですが、20キロ、25キロ、30キロと節目、節目で給水所が用意されていると同時に、上り坂になっています。これが、私のような初心者にはきついのです。距離にすれば、最後の5キロがずっと上り坂だったように長い距離ではないのですが、堪えました。

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交通規制をしてもらわなければなりません。感謝しながら交差点を横切っています。

 給水所で一休みして、また駆け出すという事を本当に繰り返していたような気がします。

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小学校脇で屈伸運動を繰り返すランナーたち。私も同様でした。

 そして最後の難所、36キロ過ぎからの延々と続く上り坂に辿り着きました。昨年一度走っていたので、何となく覚えてはいたのですが、今年改めて走ってみて、こんなに上り坂が続いているとは思いませんでした。とにかく苦しいのです。太腿が痛み出し思うように脚が前に出ません。

 止まっては屈伸運動をして、そして再度走り始めるということを、遂には繰り返さざるを得ませんでした。こうして騙し騙し、なんとか愛野駅からエコパスタジアムへ向かう一直線の上り坂の道に到達しました。

 しかし、ここからがさらに大変でした。何しろ山側を見ればエコパスタジアムが見えているのですが、まだ2キロ以上あると表示されているのです。がっくりと力が抜けました。走り始めて4時間45分ほどが経過していました。キロ7分で走り続けて、ゴールした時に何とか5時間を切る、というのが今日の目標でしたが、この時点で諦めました。

 通常の練習コースであれば、15分あれば十分2キロは走り切ることができますが、疲労困憊の上、この上り坂では、もう精魂尽き果てました。


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タイムは、5 時間 6 分 12 秒 フル60歳以上 237/381 でした。

今日の様子をまとめました

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走っている間は、時々雨模様でしたが、帰る頃には青空が見えました。

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 走り終わって着替えも済んで愛野駅へ向かう途中です。まだまだゴールを目指して走っているランナーたちが大勢います。昨年は私も今年よりも30分遅くゴールしましたから、あの列の中にいたわけです。

 そう思うと一年間で少しは進歩したのかな、とは思いますが、この厳しいコースに完全に跳ね返された一日でした。自分なりに一生懸命に走ったのですが、いかんせん力不足が歴然でした。

 あまりの苦しさに、こんな大会なんて二度と出てやるか、なんて悪態を何度も付いて憂さ晴らしをしていましたが、そうやって跳ね返してくれる相手がいることに感謝しなければいけないのでしょう。

 来年への課題です。