■20240512(日曜日:曇)2024ノーザンホースパーク・マラソン

今年も無事に完走できました。

■昨年に続いて、ノーザンホースパークマラソン・トレイルの部に出場しました。土曜の仕事を終えてから、静岡空港から新千歳空港に飛ぶことができると、誠に都合が良いのですが、そううまくはいきません。

現在は、午前中の便しか静岡発は無いのです。ということで、仕事を終えてから沼津駅近くに車を止めて、新幹線と京浜急行を利用して、羽田へ向かいました。

昨年は午前中の仕事を休んで、静岡空港から飛びましたが、今年から月曜日をお休みとしましたので、さすがに土曜日は仕事をする必要があります。忙しないのですが、致し方ありません。

さらに今年は天候が心配されました。低気圧が近づいていたのです。いつもながらの綱渡りの人生です。天気予報では、なんとか午前中は雨は降らずに済みそうでした。

土曜日は、新千歳空港で夕食を摂りました。「赤味噌キッチン」という居酒屋さんです。前回も、ここで一杯飲んでホテルへ向かいました。ホテルは昨年と同じ「ポルトムインターナショナル北海道」です。

お金持ちが贅を尽くして趣味で作り上げたホテル、という印象です。空間がゆったりと作り上げられている上に、浮世絵などの日本美術趣味が、ここかしこに見られる作りです。


国際線ターミナルに一番近く、国際線を利用する方には最適の位置です。別世界の空間を楽しむことができます。

■さて翌日は、8時のシャトルバスで会場に行く予定でした。昨年同様ホテル前の道路を横断して、駐車場へ行けばバスが待っていてくれるはずでした。駐車場に行くと誰もいません。発車したばかりなのかと思っていると、若い女性と二人のおばさんが来られました。

若い女性と何気なく会話が始まりました。今は横須賀に住んでいるのだが母親は北海道在住で、昔は家族で根室に住んでいたとのこと。私たち夫婦も、根室にはレンタカーで立ち寄りましたので、会話も弾みました。

ところが、やがておかしいと気付き始めました。バスがいっこうに、やって来ないのです。いくらなんでも変なことに気付きました。先程の女性が大会案内を調べてくれたところ、シャトルバスの発着所が昨年とは違っていたのです。

さっそく、そちらに行ってみると、長蛇の列で参加者がバスを待っていました。結局バスが出発したのは、8時30分を過ぎた頃でした。

危うくスタート時間に遅れるところでした。トレイルランのスタートは9時半です。準備をしてトイレに寄って、ギリギリでした。

■スタートの号砲は、定刻通りでした。距離は7キロですし、制限時間もありませんので、とにかく最後まで走ることが目標です。注意すべきは、足元が様々に変化することです。滑って転んで怪我をしては、元も子もありません。

走りながら昨年よりも、少し辛く感じました。結局、去年よりも1分30秒弱、タイムが遅くなりました。それでも、足を挫くこともなく、草の上、砂浜、そして木片チップの上と、異なる足場を踏みしめながら、完走することができました。

50歳以上の部でも、全体の部でも、真ん中から少し上ですので、自分としては上出来です。昨年より、タイムは1分23秒遅く、順位も19落としていますが、来年また頑張りましょう。

■さて、無事に走り終わって、お楽しみの昼食です。食事券が参加者には付与されます。これが豪華絢爛なのです。食事券は、まるで巻物のように長大です。トレイル部門の一般参加料は、9千円ですので決して安くはありません。地元優待ですと、6,500円ですから、その差は結構大きいのですが、こればかりは致し方ありません。

内容は、びっくりするほど豪華です。ラーメン、ジンギスカン、カレースープに、クロワッサン。そしてウインナソーセージですから、普通ですと食べきれません。でも、二人ならちょうど良い量です。

喧騒を避けて、少し離れたベンチまでお盆を持って歩きました。これは正解でした。

昼食を楽しんで時計を見ると、ちょうど11時30分少し前でした。シャトルバスの出発です。ディープインパクトのお母さんの顔を見てからとも思ったのですが、バスに乗って新千歳空港に戻りました。

■いつものレンタカー店で、車を借りて出発です。目指すは、白老町の旅館「海の別邸 ふる川」です。私は昨年の千歳JAL国際マラソンの後に宿泊して以来です。

ナイトラウンジから、ビールを飲みながら見晴らす水平線は、なんとも言えません。水平線の彼方は、青森県下北半島のはずです。打ち寄せる波を見ていると、飽きることがありません。悠久の自然の営みです。