2017年06月03日-06月04日(土曜日&日曜日:曇り、時々雨)
今年も2017千歳JAL国際マラソンに参加しました。土曜日に仕事を終えて、すぐさま原駅に向かい、東海道線・新幹線を乗り継いで品川駅に到着。Takuと待ち合わせました。
羽田空港15時発のANA便で新千歳空港へ飛びました。沼津では暑いほどの天候でしたが、新千歳空港について、肌寒いのに驚きました。10度近く気温が下がっていました。
15時羽田空港発ですので、あまり時間的な余裕はありません。乗り継いで何とかギリギリです。1時間半ほどで新千歳空港に到着です。
とにかく気温の違いに驚きました。気温は12度ほど。長袖を用意していましたが、少したじろぐほどでした。さっそく空港内にあるターミナルホテルへ向かいました。
昨年は千歳駅近くのANAホテルに泊まりましたが、今回は空港内のホテルに宿泊です。温泉施設が無料で利用できるのが特典です。三人相部屋の綺麗な部屋でした。
翌日の朝食は大食堂で食べましたが、回廊から撮った写真は、こんな感じです。
■ この大会は今年で37回目。歴史のある、そして人気もある大会です。ネットでのマラソン100選には必ずといっていいほど選ばれています。
森の中を駆け抜ける、というコース設定が何よりランナーを魅了するのでしょう。コースとしてはハーフの場合、10キロまではほぼ上りが続きますし、決して楽というわけでもありません。今回のように雨模様の中で走るとなると、森の中のコースはアスファルトではありませんので、ところどころ水溜りが散在します。これはランナー泣かせです。
それでもコース内を小川が流れていて心を癒やしてくれる嬉しい大会です。
日曜日は朝6時に起きて朝食を取りました。9時半スタートですから、もっと早くに食事を取ったほうが良いのですが、ホテルの朝食は6時からなのです。
ホテルで荷物を預かってくれるのが助かります。食事を終えてフロントに荷物を預けて、ビルの中を改札口へ向かいました。ターミナルビルの中のホテルですので、そのまま駅の改札口へ行くことが出来ます。
電車に乗れば2駅。千歳駅に着きました。
街を上げて歓迎してくれるのが、よく分かります。2010年の国勢調査から5年たち、北海道では人口が増加したのは5つの地域のみ。札幌への一極集中が続いているようです。それでも、千歳市は 93,604人 → 95,664人(+2,060)(2.2%増)と、増加しました。
人口数では、北海道で第10位ですが、増加数では札幌についで第2位とのこと。
駅前からは公園までのシャトルバスが次々に出発していました。並んでいた時に三人で写真を撮ろうと後ろに並んでいる人に撮影をお願いしました。お話が弾んでバスを待つ間も退屈しませんでした。苫小牧?からいらした方で、家族は一緒に走らないので後から来ます、ということでした。
昨年は北海道マラソンにも出場したそうですが、暑さにやられて途中棄権したそうです。そうこうしている間にバスの順番が来て、一緒に乗り込みました。満員です。
コースの例年通りですが、今年は雨模様で昨日の雨の跡もあり、コースの所々に水たまりがありました。遊歩道を走る感じですので、水溜りを避けると一人か二人がようやく通ることができる程度の道幅です。
両脇は新緑が日を遮ってくれています。幸い風も殆ど無い状態で走ることができました。風が吹けば少し気温が低すぎて走りにくかったかもしれません。
大会ホームページによれば、
「新緑の6月、原生林に囲まれたコースで森林浴ランを楽しみませんか。千歳川、国立公園支笏湖など自然に囲まれた北海道千歳市。スタッフ一同、皆様のお越しをお待ちしております」
と、あります。
高低差が結構あります。スタートから10キロ地点までは、ほぼ上り坂のみ。フルですと、さらに上り坂となりますから、かなりきつそうです。
スタートして、しばらくは短時間で上り下りが交互に繰り返されます。そして3キロ辺りから10キロ地点まで、ずっと上り坂になります。
今年はキロ6分半ほどで、しっかりと走ることができました。9キロ地点のトイレに寄りました。昨年と同様です。まだランナーの数が少ないためか、昨年同様混み合うことはありませんでした。
これで元気が回復しました。ここから、さらに1キロほど上り坂が続きます。昨年は折り返し点を終え、下りに入って1キロほどしてから右膝の痛みが襲ってきました。
今年は折り返し後の下り坂、そして公園をいったん出て車道を走り始めても膝の痛みは出現しませんでした。これは本当に有難かったことです。昨年は痛みに泣きました。一年間の鍛錬の賜物でしょうか。
■北海道新聞によれば、
【千歳】第 37 回千歳 JAL 国際マラソン(千歳市体育協会、日本航空、北海道新聞社、道新スポーツ主催)が4日、千歳市の青葉公園内を発着点として開かれた。国内外のランナーが、新緑が広がる千歳川沿いの林道コースを疾走した。
フル、ハーフ、10 キロ、3 キロと、大人と子供がペアで走るファミリー(3キロ)の計5種目。中国や台湾を中心とした過去最多の外国人ランナー 226 人を含む 9653 人が出場した。
ゲストランナーの谷川真理さんがスタート前にあいさつに立ち「川のせせらぎを楽しみながら完走を」と激励した。雨に見舞われたものの、沿道からは寒さを吹き飛ばすような熱い声援が選手たちに送られた。
フルマラソン男子総合は板垣辰矢さん( 29 )=札幌国際大=が大会新記録の2時間 17 分 19 秒、同女子総合は河村奈津紀さん( 25 )=大井川マラソン=が2時間 54 分 32 秒で、それぞれ初優勝した。
と、ありました。
千歳スポーツセンター・ダイナックス・アリーナは大勢のランナーと仲間で大混雑でした。とりあえず受付を済ませて、荷物置き場を探しました。
出口に一番近いあたり、外国人専用の受付近くに荷物を置き、ゼッケンを貼り付けたり、最後の準備をしました。あとはトイレを済ませてスタート地点に移動するだけです。
二人の完走証です。Takuとは30分以上違いました。それでも私は、立川シティーハーフマラソン同様、しっかりと走ることができて、満足でした。これまでの4回の出場の中では、一番きちんと走ることができました。つまりは途中歩くこともなく、最後の5キロになってから、ペースを上げることができました。
前回の立川シティー・ハーフマラソンで初めて、走りを完全に自分でコントロールできた、という実感を持つことができましたが、今回もその実感を体験できました。
もちろん、もっとペースを上げることができれば一番良いのでしょうが、そうはうまく行きません。まずは最初から最後まで走りをコントロールして走ることが先決です。その点は満足の行く走りでした。
Takuとはタイムで30分近く差がつきましたが、これはやむを得ません。
■ こうして今年も千歳JAL国際マラソンを無事に走り終えることができました。
いつもながら走り終えると、本当に喜びが湧き上がります。苦しかった2時間以上の時間も、忘れてしまうから不思議です。
最後の5キロも苦しかったのですが、とにかくしっかりと走りきることができました。大きな自信になりました。やはり高野コーチの言う、LSDが効果を上げているのでしょう。
これからも今までの練習をさらに積み上げて、自力を付けていくことが大切です。ハーフマラソンでは、ある程度自信を持って望めることができそうになってきましたが、フルマラソンとなると、そうは行きません。単に倍の距離というほど甘くはありません。
鍛錬あるのみです。
品川に帰ってから、居酒屋に繰り出しました。本当に楽しいひと時でした。
■次回は皇居ランでもしようか、とTakuと相談して別れました。
本当に楽しい週末でした。