■4月28日→5月2日

JAXA内之浦宇宙空間観測所です。

■Day 01 ( 20220428 )

■午前中の仕事を終えて、富士山静岡空港へ向かいました。航空便の出発時刻を勘違いしていて、慌てました。30分、時間を間違えていたのです。家を出る際に、残り時間が1時間半しかありませんでした。しかも、給油をする必要がありました。

とにかく焦っても、後悔しても、何の解決にもなりません。まずはガソリンスタンドに立ち寄り、大急ぎで満タンにしました。そして東名高速道路を、ぶっ飛ばしました。ずっと右側車線を走り続けたことなど、いままで一度もありませんでした。今回は、背に腹は代えられません。

そして、何とか15分前に無事に空港に到着。大急ぎで手続きを済ませました。いつもでしたら、搭乗口でのんびりその時を待つのですが、今回は滑り込みセーフです。

■無事に搭乗を終えてほっとして、福岡空港まで機中で、ひとときを過ごしました。

到着後に、宿の「クインテッサ福岡天神・Comic & Books」に向かいました。天神駅で降りて歩き始めたのですが、ホテルは少し分かりづらい場所でした。交差点で迷っていると、青年が声をかけてくれました。

ホテルの名前を告げると、親切に道順を教えてくれました。本当に爽やかな、好青年という感じでした。若いということは、それだけで輝いているのです。自分にも、そんな時があったことは、もう忘れました。

無事にホテルにたどり着き、ひと息付いてから夕食を取るために出掛けました。ところが近くのお店は2軒続けて、予約で満員です、と断られました。

そして3軒目の店で、ようやく席に付くことができました。

これが思いの外、正解でした。美味しかったのです。さすが天神、大都会です。あとは明日に備えて、ゆっくりと寝るしかありません。

■Day 02 ( 20220429 )

今日の旅程です。

●旅先での大切な必需品を忘れたことに、昨夜気づきました。眠剤です。眠りに入るための内服薬です。どういうわけか、それだけは忘れないようにと、別に仕舞っておいたのが、かえって仇になりました。

結局、眠りに入るために多くの時間を費やしました。何度も経験していたのですが、眠りに入るまでに、かなりの時間がかかるのです。いったん眠りに入れば、その後は、いつものコースを辿るのですが、そこまでが大変なのです。

さて、今日は太宰府天満宮へ行く予定です。ところが、雨なのです。朝ホテルを出て、さてどうやって辿り着くのが良いか、迷いました。電車で行くか、予約してあったレンタカーを借りてから、太宰府天満宮へ向かうかです。

結局選んだのは、レンタカー会社のある二日市駅まで西鉄で行き、まずはレンタカーを借りることにしました。駅に着きましたが、雨が止みません。駅前にタクシーは見当たりません。仕方ありません。店まで歩くことにしました。

さて、車を借りて出発です。太宰府天満宮までは、ほんの10分ほどでした。数台の車しか止まっていない駐車場に、500円払って車を止めて歩き始めました。雨の中の参拝も、悪くはありません。梅で有名な太宰府天満宮だけのことはあります。まだ小さな梅の実が、雨の中でたくさん実っていました。

駐車場に戻ってみると、修学旅行でしょうか、多くのバスが止まって学生さんが行列を作っていました。さて、日向市へ向かって出発です。300キロ弱の道のりは、ほとんど高速道路です。途中、由布岳IC付近では霧で見通しが、ほとんどきかないほどでした。

ようやくたどり着いたのは、「 Pleasant 日向 」です。少し高台に位置し、眼下の海岸では、多くのサーファーが波乗りを楽しんでいる様子が、確認できました。

二日目の宿です。サーファーが多いようです。

主のこだわりでしょうか、食堂も独特の雰囲気です。そして夕食をとる段になり、驚きが始まりました。次から次に料理が出てきたのです。これでもか、という形容がぴったりです。なかでも、エビフライが絶品でした。満腹で部屋に戻りました。

Pleasant 日向での夕食です。

■ Day 03 20220430(土曜日:晴れ)

日向市から志布志市の国民宿舎までの道のりです。160キロほどです。

■今日は快晴。昨日は雨模様で、霧がかかって景色もボンヤリしたまま。それが今日は青空の景色を堪能出来ました。今日の予定は、岬めぐりです。先ずは、日本一の中柱岩、「馬ケ背」を観る展望台です。続いては、大御(おおみ)神社です。

何千年も前に祖先たちが、この洞窟で過ごしたなどとは、想像もできませんが、インカ文明の遺跡を思い出しました。春分の日に太陽が登ると、ピラミッドに龍が現れるという、あの遺跡です。

■ Day 04 20220501(日曜日:晴れ)

今日の旅程です。

■今朝は早起きして、宿の近くのダグリ岬展望台へ行きました。「志布志湾を一望できる高台にあり、枇榔島や志布志港の景色を楽しめます」と、あります。勾配のある遊歩道でしたが、木々の間をのんびりと二人で歩きました。

さて続いて向かったのは、JAXA内之浦宇宙空間研究所です。

ロケットの父、糸川博士が適地を求めて、日本中を探し歩いたそうです。そこで辿り着いたのが、ここ内浦湾だったのです。きっと様々な条件が整っていたに違いありません。今では、この地の他にも同様の施設はありますが、出発点だったのです。

青空のもと、広大な敷地の中をのんびりと楽しむことができました。無料でした。

■さて見学も終えて、次の目的地は佐多岬です。ネットには、こうあります。

北緯31度線上に位置する本土最南端の岬。 南端の断崖から50m沖の大輪島に日本最古の灯台の1つ「佐多岬灯台」。

この灯台はイギリス人の設計で明治4年完成後、昭和20年の空襲で焼失。昭和25年復旧し現在にいたります。

また 霧島錦江湾国立公園に含まれ、天気が良ければ屋久島や種子島を望むこともできます。

北緯31度線モニュメントは高さ4.7m、幅5m、奥行き3m。正面には、「31°LINE SATA」「本土最南端 佐多岬」の文字と北緯31度線が引かれている世界地図が刻まれています。

佐多岬にある「御崎神社」は縁結びの神様として人気があります。

国道448号線を、延々と走りました。70キロ強とあります。ずっと快適なドライブでした。車が、ほとんど来ないからです。道路を独り占めした気分でした。

しかし、さすがにそう甘くはありませんでした。佐多岬の駐車場が近づき、もうまもなくとなってから、渋滞に出くわしました。ほとんど動きません。係の方は待つのは20分ほどだろう、ということでしたが、宿までの所要時間などの状況から、断念せざるを得ませんでした。致し方ありません。

踵を返して、今日の目的地、霧島温泉「おやど花みずき」へと向かいました。あとは順調に進むことができました。今夜の旅館は、昨年も利用しましたので、2回めです。

霧島温泉郷は、決して規模の大きな温泉ではないようです。こちらで言うと長岡温泉などとは比較になりません。宿の周辺には、食事処すらほとんど無いほどです。

そこが気に入ったのです。温泉は、まったり系です。そこで思わぬ出来事に遭いました。何事も最後の一歩が肝心だ、という教訓です。

昨年訪れた際には、夕食後にエレベーターを降りたところで気を失って転倒する、という事件がありました。どうして、そんな事になったのか、今回再訪して気づきました。

コロナ禍対策として、夕食時は狭い空間に仕切って、少人数で食べる形式でした。ところが換気が悪いのです。今回、食事の途中で、そのことに気づきました。慌てて換気扇のスイッチを入れました。前回は、そのことに気づかずに、湯上がりに一杯やって、のぼせてしまったようです。

今回は換気をして、同じ間違いはしませんでした。ところが、今回は別のしくじりをしてしまいました。

帰る日の朝、朝風呂に入りました。気を付けていたつもりだったのですが、最初に一歩を湯船に踏み入れた途端に、滑って転倒したのです。階段式になっている湯船の、最初の段を超えて入ったのです。

それが間違いでした。石造りの湯船の上に、温泉はヌルヌル系です。檜造りなら、滑ることはありません。幸いとっさに両手が出て、湯船を掴んだおかげで、階段の角で腰を打っただけで済みました。

十分痛かったのですが、お湯の中に階段がありますから、クッション代わりになってくれました。この旅館は、よほど因縁があるのでしょうか。

■ Day 05 20220502(月曜日:晴れ)

霧島連山です。

旅行も始まってしまえば、あっという間でした。初日は雨に祟られましたが、その後は青空のもと、気持ちよくドライブができました。いつもながら天気の神様に感謝するしかありません。

まずは、えびの高原に向かいました。駐車場も満杯です。登山を楽しむ方が多いのです。今日は前回と違い時間が足りずに、途中で戻りました。それでも清らかな空気の中を、のんびりと歩くことができ、満足でした。