■20220210-0213:北海道の旅

一晩で14センチ降りました。支笏湖温泉ホテルの屋根から、つららが長々と、ぶら下がっています。

■いつまで二人で出かけることができるか分かりませんが、今年も思い切ってスキーの予約をしました。いつものコースです。富士山静岡空港から新千歳空港へ飛び、JR特急おおぞら号で南千歳駅から新得駅へ、そして迎えのバスでサホロリゾートホテルへ行く旅程です。

ところが今年は、まさかの出来事が起こりました。記録を取り始めて初めてという豪雪が、札幌を襲ったのです。なんとJR線が雪のために、2月6日から不通になってしまったのです。

最初は、たかを括っていました。雪国に雪が降ったのであって、首都圏に大雪が積もったわけではないのです。何日もの間、列車が不通になるとは夢にも思いませんでした。(結局JR北海道は、2月6日から不通となり、8日ぶりに14日に正常運転に復帰しました)

出発する前日にホテルに連絡してみると、明日も特急は不通の予定とのこと。フロントの方はレンタカーで来られる人もいます、というのですが、雪道をレンタカーで走るほど、無茶のできる年でもありません。致し方ありません。キャンセルしました。

となると、ただ北海道へ行っても仕方ないので、どう時間を過ごすか、二人で悩みました。結局コースとして、千歳→小樽→支笏湖という旅程に決めました。

■20220210(木曜日:晴れ、北海道)

新千歳空港ターミナルビル・ショッピングワールドです。


雨の中を東名高速道路を走り、富士山静岡空港から飛行機に乗って新千歳空港に到着したのが、13時過ぎ。ターミナルビルの中を散策しながら、まずは昼食を取りました。

外国からの観光客は、ほとんど見当たりませんでしたが、時間帯の関係でお店はどこも混んでいました。ようやく店を決めて、食べ終えたのが14時半頃。

今夜の宿泊は、ターミナルホテルですので、ビルの中を見て回って空港の温泉で、のんびりすることにしました。

航空会社が設置した、「大空ミュージアム」です。飛行機が好きな子どもたちにとっては、天国に違いありません。Takuが小さい頃に、秋葉原にあった交通博物館に一緒に行ったことを、思い出していました。

チェックインして少し休憩しました。オリンピックをテレビ観戦してから、少し早めに空港内にある「新千歳空港温泉」に出掛けました。

いつも出掛けている地元の日帰り温泉のつもりでした。この温泉で食事をするのは初めてです。勝手が違いました。注文の度に入口まで戻り、注文し端末を受け取らなければならないのです。

端末が鳴ると注文を取りに行く必要があります。いささか面食らいました。それでも、いつものワンパターンのサラダから初めて、新鮮な北海道の食材を満喫しました。とにかく新鮮です。

こうして予定外の北海道旅行の一日目が終わりました。

■20220211(金曜日:晴れ、北海道)

天狗山ロープウェイにバスで来ました。

さて今日は、小樽に行くことにしました。小樽にはレンタカーで以前、立ち寄りました。電車では初めてです。新千歳空港駅から、1時間半ほどです。

まずはバスに乗って、天狗山ロープウェイに行きました。小樽市内を一望できるのです。

■急な坂をバスが登り、天狗山ロープウェイに到着しました。スキー場に隣接していることは、知りませんでした。市内から車で20分以内で、スキー場に行けるとは驚きました。

天候は、まさに快晴。ゲレンデの美しいこと。望外の驚きです。これならばスキー用具は持参せずに、当日だけレンタル製品で楽しむことも十分可能です。

ロープウェイ終着駅からの眺めは最高でした。眼下に広がる小樽の町並みを、ゆっくりと楽しみました。市内からのバスは一時間に一本。時刻に合わせてバス停に戻りました。



出発までの時間に運転手さんと、お話することができました。急峻な坂道を運転するのは、慣れているとはいえ、神経を使うものです。道路には融雪のための装置が取り付けてあるそうです。

さてバスに乗って市内に向かいました。目指すは小樽運河です。運河沿いの旅館に、以前宿泊しました。運転手さんに教えてもらったとおりに歩いて、10分ほどで到着。多くの観光客が散策を楽しんでいました。

倉庫などの建物の屋根からは、巨大なツララが垂れ下がっています。要するに気温が低いのです。家に帰って、この気温なら、きっと寒さに震え上がっているはずです。

天狗山スキー場からの小樽市内一望です。最高の青空でした。

見晴らし最高の天候でした。海と山に挟まれた小樽の様子が手にとるように分かります。

■こうして楽しかった小樽の散策も終わり、宿泊先の千歳駅に向かいました。石狩湾沿いに列車は進み、札幌駅で一旦下車。大雪で立ち行かなくなった街の様子を、確認することにしました。

札幌駅でロッカーにキャリーバッグを預け、地下鉄で一駅移動しました。テレビ塔の真下で降りて、中央通りを歩き始めました。雪まつりはオンライン開催ですので、雪像の実物は一つもありません。ただ雪が放置されているだけです。

歩道脇には除雪された雪が、これまた渦高く壁のように立ちはだかっています。交通に大きな支障をきたしたそうです。この時点では、JRのダイアは間引き運転のままでした。

■さて札幌駅に戻ってキャリーバッグを取り出そうとする段になって慌てました。ロッカーの位置が分からなくなったのです。キー番号はわかるものの、どこを探してもロッカー自体が見当たりません。

近くのお店で尋ねたところ、担当の方を教えてくれました。確認したところ、ロッカーは改札の中のものだったことが判明。改札口を入って目的のロッカーに行き着きました。

こうして無事に一日も予定も終わり、千歳駅に向かいました。今夜の宿は、「JRイン千歳」です。駅から歩いて一分です。

ホテルの東側の窓から見た市内のようです。

出掛けた居酒屋は、歩いて15分ほど。凍った歩道を転ばないように歩くのが大変でした。居酒屋さんは混雑していました。注文したものは、いつもの通り野菜が一番手で代わり映えがしませんでしたが、どれもこれも、本当に新鮮で彩り豊富です。満足してホテルに戻りました。

ホテルには銭湯並みの大浴場があるのが、ありがたいのです。こうして一日が無事に終わりました。

明日は千歳市内にあるマラソン会場である、青葉公園内を散策する予定です。好天を期待して休みました。

■20220212(土曜日:晴れ、千歳市から支笏湖へ)

千歳市青葉公園です。6月第一日曜日には、マラソン大会が開催されます。

■朝食後に駅前からバスに乗って千歳青葉公園に行きました。9時17分発のバスです。6月にはマラソン大会に参加するために、駅前から沢山のランナーを乗せてチャーターバスが会場まで往復します。

いつもの公園前で下車。風景がまるで違っていますが、図書館があることで、いつもの公園だと分かります。バスを降りて、まっすぐに伸びる道を歩き始めました。

一周5キロのコースを二人でのんびり歩きました。青空と澄んだ空気と、最高の組み合わせです。最後にスポーツセンターに寄りました。マラソンでゴールとなる施設です。

途中でクロスカントリースキーを楽しむ市民スキーヤーに、何度も追い越されました。驚いたことに、雪道を走るランナーもいました。マラソンに備えているのでしょうか。

バードウォッチングを楽しむ方も何人かいて、話を聞くことができました。珍しい野鳥の写真までいただきました。本当に晴天のお蔭で、心洗われるひとときでした。

さて図書館によった後、帰り道は歩いていくことにしました。30分以上は掛かりそうでしたが、Sunは元気いっぱいです。雪の壁に囲まれた歩道を、転ばないように注意しながら歩きました。

昼食は軽めにしました。夜のご馳走に備えてです。14時に駅前にホテルのバスが迎えに来てくれます。支笏湖までは20分ほどです。10人乗り程度のバスには、6名の宿泊客が乗り込みました。

■雪の支笏湖は初めてです。今まで何度も見てきた風景とは、全く違います。以前Takuと一緒に座って写真を撮った、庭に置いてあったテーブルも、どこにあるのか分かりません。雪に埋まっています。

思ったよりも多くの観光客がいました。海外からのお客さんは、ほとんど見ることはありませんでした。数年前に北海道を訪れた時には、中国人を中心に溢れんばかりに観光客がいたのですが、本当に様変わりです。

さて待ちに待った夕食です。この時のために昼食は、軽食だけで済ましました。ただ、前回宿泊した時と状況が変わっていました。板長が交代したようです。食事が終わって、手渡されて驚きました。小さないなり寿司を2つ、お持ち帰りください、と渡されたのです。

夕食の量が少ないのです。たぶん宿泊客から苦情が出たのかも知れません。以前は、そんな事はありませんでした。お料理は美味しかったものの、量が少ないのです。

帰りがけにもらったいなり寿司を、Sunは部屋に帰るやいなや平らげたと聞いて驚きました。私は、そこまで物足りなくは感じませんでした。どちらにしても、以前とは違っていました。

お風呂は最高です。とろんとした湯質。檜風呂も肌触りバツグンです。文句のつけようがありません。初めて一階の部屋でしたが、ゆっくりと休むことができました。

ただし、室温があまりに高く設定してあったために、窓をほんの少しだけ開けて休みました。部屋に案内されて、あまりにむっとするので、直ちに暖房を切ってもらいましたが、私達には不快なほどでした。

北海道の人は、外がめちゃくちゃ寒いので、室温を高くして半袖で過ごす、という生活習慣があるのかも知れません。私は暖房は最小限、衣服は冬山登山並み、という室内生活スタイルです。その方が湿度も下がらず、風邪も引きにくいことは間違いありません。

■さて、こうして予定外のコースをたどった北海道の旅も無事に終わりました。スキーができないのに、そしてさっぽろ雪まつりも開催されないのに、はたして出かける意味があるのかどうか迷ったのですが、Sunの決断力で出発しました。

結果は正解でした。何より最高の青空に恵まれました。天狗山からの小樽市街の全貌は、本当に絵のように綺麗でした。そして千歳の青葉公園では、一周5キロのコースを、のんびりと散歩することができました。クロスカントリー・スキーヤーに何度もすれ違いました。ランニングをしている人もいることに驚きました。雪国の幸いです。

天狗山スキー場は市内から車なら15分程度。朝起きて天気が良ければ出掛けてみようか、ということも可能です。こちらで言えば、朝起きて天気が良ければ新沼津カントリークラブへ行こうか、という感じです。

以前、千歳JAL国際マラソンに参加した際に、帰りがけタクシーに乗りました。運転手さんと話したところ、自分もマラソンを走るのだ、というのです。地元の方は冬はどうしているのですか、と尋ねると、クロスカントリー・スキーをしています、と聞きました。今回、なるほどと納得しました。

■さてスキー場に辿り着けませんでしたが、いつまでスキーに出かける気力が残っているか分かりません。なるべく早く再挑戦しよう、とSunと二人で話し合いながら帰路に着きました。