■20240601-0602(土曜日ー日曜日)第44回千歳JAL国際マラソン

森のトンネルを抜けてスタート地点に向かうランナーたちです。

■今年もまた千歳の時期になりました。6月第一日曜日が千歳JAL国際マラソン開催日なのです。2014年にTakuと一緒に、Sunと3人で千歳に来たのが最初でした。

あの頃は地理的な見当もなく、前日どこに宿泊すれば良いかも知りませんでした。結局、苫小牧駅近くのホテルを取りました。何もかにも初めてでしたので、本当に新鮮でした。

ゲストランナーとして、公務員ランナーとして有名だった川内優輝選手が参加され、フルマラソンで優勝して、即日帰宅されました。スタート地点で、JALの客室乗務員の皆さんに囲まれて、恥ずかしそうにしていた彼の様子を、昨日の事のように思い出すことができます。

■今回は仕事を終えて原駅まで送ってもらい、東海道新幹線、京浜急行を乗り継いで、羽田空港に到着です。16時発のANA便で新千歳空港に向かいます。1時間35分の予定です。

クイーンズホテル千歳に到着したのは、18時を少し回った頃です。18時に一階の居酒屋を予約してあります。お店は満杯でした。カウンターで二人で、北海道の食材を楽しみましたが、明日のことを考えると、私は食欲もほどほどでした。

いつもの通り、22時には就寝しました。暑さのために目が覚めましたが、掛け布団のシーツだけを使用して、朝まで眠りました。6時に起きて朝食を取りましたが、量的に少し多めでした。

走っていて、少し気分の悪くなることもありました。さすがに、次回は少し軽めにしたほうが良さそうです。

大会前日の夕食に食べたカルパッチョです。3種類の魚が入っています。
向かって一番左が、サメガレイです。初めて食べました。

■私のスタートはDグループでしたので、9時10分です。大会会場のスポーツセンターダイナックスアリーナから、ウォーミングアップ会場の青葉陸上競技場を経て、スタート地点までは15分ほど歩く必要がありますので、早めに大会会場を出ました。

スタートは10分ごとに時差スタートです。コロナ禍後の大会から、このようになりました。今年は特にゲストランナーは、いなかったようです。

振り返ってみると、最初の3キロが一番苦しく感じました。道央自動車道を走るのですが、青葉公園に再び戻るまでの、この3キロがとても長く感じました。

このコースに変更になって3回目ですが、こんなに長く、そして辛く感じたのは初めてでした。やはり体力の衰えで、もう大会に参加するのは難しいのか、と悲観的になりました。

とにかく体が重いのです。それでも何とか走り続けました。青葉公園コースに戻ってからは、森の中の未舗装の登り坂をひたすら走ります。残り9キロのところで、いったん公園を出て16号線沿いの歩道を約6キロ走ります。

残り3キロになって、再び公園内の林道を走ります。千歳川沿いの遊歩道もあります。地元の方がカヌーやフライフィッシングを楽しんでいました。もう少しですが、とても遠く感じます。

川沿いに住む地元の方が、家の前に椅子やテーブルを出して、家族で楽しみながら応援してくれます。そして、ゴール前の橋が見えてきました。ここまで来れば、もう大丈夫。最後の一踏ん張り。可能な限りスピードを上げました。

橋からゴールまで全力疾走しました。

ゴールして、すぐにこの写真を撮ってもらいました。結局、ほかに記念写真を撮る機会が無かったので、貴重な1枚です。

途中10キロの辺りでしたか、体がとても軽く、そして足取りもスムーズに感じ、ひょっとしてランナーズハイではないかとすら感じた時間帯が、しばらくありました。何年ぶりでしたでしょうか。

走り方に関するビデオを何本も見ましたが、なかなか難しくて理解できませんでした。それでも走りながら、前傾姿勢を保って、とにかく膝を上げて足を前に出せば、自然と前に進むことができるのだ、と自分に言い聞かせて走り続けました。

そうして膝を上げ続けることができたのは、まさに筋トレのおかげです。以前には、そんな事はできませんでした。1年経って、ようやく成果を実感できた大会でした。

その前の1週間、全く走らずに安静に努めたのも良かったようです。疲労回復するのに、時間がかかるのです。高齢者ですから、致し方ありません。

ネットによると、今回の出場者数は以下のとおりです。

第44回千歳JAL国際マラソン(千歳市スポーツ協会、日本航空、北海道新聞社主催)が2日、千歳市の青葉公園周辺を発着点に開かれた。

小中学生向けの3キロマラソンが5年ぶりに復活し、計5077人が晴天の下、緑豊かな林道のコースを力走した。

フルマラソン、17キロ、3キロの3種目が行われ、外国人ランナーは74人が出場。全体の参加者は前年を549人上回った。

■無事にゴールして、フランクフルトやスポーツドリンク、そして完走賞のTシャツをもらって、手荷物を受け取りました。ビオレで体を拭いて汗を取り、着替えてからバス乗り場に向かいました。

千歳駅に戻ってから、コンビニで菓子パンとコーヒー牛乳を買って、ホームに上った途端、ちょうど具合良く空港行の電車が到着。空港に着いたのは出発の3時間ほど前でした。

ショッピングセンター内の一角で昼食を取り、搭乗手続きを済ませました。搭乗口近くで休みながら、子どもたちや友人たちに無事完走したことを連絡しました。

すると、沼津は雨とのこと。お天気の神様に、またしても助けられました。15時出発予定の飛行機は、都合で遅れた上に、羽田上空に発生した積乱雲のために、着陸がさらに遅れました。

しかも無事に着陸した後も、落雷の危険性から誘導作業ができず、滑走路上で待機する羽目になりました。こうして、ようやく帰りの電車に乗ることができました。

品川駅で、ひかり号に折よく乗ることができ、何とか席も確保できましたが、熱海駅で降りました。時刻表を調べると、ここで東海道線に乗り換えるのが一番良かったのです。沼津駅で降りて、駅前のビルで回転寿司を食べました。生ビールは、最高でした。

沼津駅でタクシーを拾って帰るつもりでしたが、なんと駅前にタクシーが無く、6人ほどの人が待っているのです。

切符は原駅まで買っていましたので、電車に再度乗って原駅で降りました。無いだろうと思っていたタクシーが、なんと駅前に並んでいたのです。あと、もう少しで今日は1万歩を歩くことができるので、歩いて帰ろうというSunの提案も、なぜか少しも苦にならずに、二人で歩いて帰りました。

なんだか、やたらと私は元気なのです。アドレナリンが出まくっていたようです。ようやく家に着いたのは、20時を回っていました。風呂に入って就寝したのは、いつもの時刻でした。

こうして、不安一杯の週末も、無事に終えることができ、あとは美瑛マラソンを残すだけとなりました。体調管理が何より重要です。楽しい週末でした。様々な手配をした上に付き合ってくれた、Sunに感謝するばかりです。