■10月12日‐15日(土曜日‐火曜日)
■10月12日(土曜日:晴れ)
土曜日午前中に仕事を終えてから、旅に出ました。第36回出雲全日本大学選抜駅伝競走を観戦、応援する旅です。富士山静岡空港 14時15 分発出雲便です。
富士山静岡空港に到着してみると、無料駐車場が満車です。時間もなかったので、さっと探した後諦めて、有料駐車場に止めました。コロナ禍の頃は、駐車場はガラガラだったですが、まさに隔世の感です。
駅伝観戦は昨年に続いて2度目です。昨年よりは、要領が分かっている分だけ、落ち着いて応援することができました。
定刻通り1時間ほどで、出雲縁結び空港へ到着。南口にあるドーミーインに宿泊です。明日の隠岐空港への便に間に合うように、バスの発車時刻を駅前で確認しました。7時10分発が最適のようです。50分で到着予定です。
さて、予約してある居酒屋さんは予約で一杯でした。客がひっきりなしに暖簾をくぐるのですが、今日は予約で一杯です、と断られていました。
■10月13日(日曜日)隠岐の島へ
さて今日は隠岐の島へ向かいます。もう半世紀以上前でしたか、一人で隠岐の島へ行ったことがありました。船で渡ったこと以外、何も覚えていないのですから、困ったものです。
今回は出雲空港から隠岐空港へ、飛行機で移動です。30分の飛行ですから、あっという間です。出雲市駅から7時10分発のバスに乗りました。50分ほどで、昨日降り立った空港に再度到着です。30分の飛行ですから、どんな飛行機に乗ることができるのか楽しみでした。
高い快適性と環境性能(低燃費、低騒音)を兼ね備えた最新鋭ターボプロップ機 ATR 42-600 に乗って、朝9時発の便で隠岐空港に向かいました。30分の飛行です。満員の乗客です。ご覧の通り歩いて搭乗するのは御愛嬌ですが、青空のもと爽やかでした。
レンタカーで、さっそく隠岐の島町(島後)をドライブです。島後は、ほぼ丸い島で直経で約 20 km、車で一週すると 85 km 程の 島で 2 時間程で一周できます、とありますが、初めての訪問ですので、見当がつきませんでした。いくつかの名所を巡って、宿泊所に辿り着きました。
ホテルのチェックインは、16時からです。今回は、ホテルが買い取った民家を改造した宿を選びました。素泊まりですが、清々しい、とても好感の持てる作りで、正解でした。
隠岐の島を訪問して、いささか驚いたのは、沢山の子どもたちを見かけることができたことです。日曜日であったことなど、たまたまなのかもしれませんが、地方では子どもたちを見かけることが、本当に稀です。自分たちの住む地域の昔を、思い出してしまいました。
さて、夕食は地元の居酒屋さん「八百杉」です。美味しい海産物を堪能しました。
海の幸の素晴らしさは、予想通りです。大満足でした。夕食後は、ブラブラと歩いて本館の大浴場まで散歩です。
■10月14日(月曜日)駅伝観戦
朝一番の便で隠岐空港から出雲に戻り、バスで出雲市駅に到着。まずは、宿泊予定のホテルに荷物を預けて、早めの昼食を取りました。駅の近くで、出雲そばを食べました。夕食に備えて軽めです。
さて、観戦の第一ポイントの場所取りは無事終了です。昨年と同様の市役所前交差点です。交差点の市役所反対側にあるJA しまね 出雲地区本部が、中継地点になっています。
出雲全日本大学選抜駅伝(出雲駅伝)のスタート時刻は、2024年10月14日(月・祝)の午後1時です。
出雲駅伝は、島根県出雲市の出雲大社正面鳥居前(勢溜)をスタートし、出雲ドーム前でフィニッシュする6区冠45.1kmのレースです。大学三大駅伝のひとつで、駅伝シーズンの幕開けを告げる大会として注目されています。
第一区は8キロですので、キロ3分として24分、つまり第一中継所にランナーが到着するのは、13時20分頃となります。青山学院が1位で、やって来ました。最終ランナーが到着したのを確認して、一畑電鉄の電鉄出雲市駅に向かいました。出雲大社に向かうためです。
第5中継所・島根ワイナリー前で襷を受けた最終第6ランナーが、出雲大社を経由してゴールの出雲ドーム前に駆け込みます。出雲大社前駅で最終ランナーを応援できるはずです。
ところが、この時間帯は1時間に1本しか電車がないことを、知りませんでした。14時20分発です。多くの観戦者が駅で発車を待ちました。発車の後、気付きました。途中の2箇所で降りる乗客が結構いるのです。きっと、観戦場所があるのでしょう。
結局は、出雲大社前駅まで乗り続けました。改札口を出て駅前通りに出た途端、ランナーが次々と駆け抜けていきました。残念ながら、半分ほどしか応援できませんでした。それでも、到着と同時に駆け抜けていったのが、第4位となった創価大学の最終ランナー・小暮選手でした。
Sunは声を枯らして声援しました。あっという間でした。
こうして、応援の一日も無事に終えました。優勝は國學院大學でした。昨年は、駒澤大学が圧倒的な強さで優勝し、3大大会の初戦を制し、3冠のスタート切りました。今年は、どのような展開となるのか、楽しみです。
観戦を終え出雲大社に向かいましたが、雨が降り始めました。迷いましたが、電車に乗って戻ることにしました。
さて最後の夕食は、出雲駅のそばの「寿司居酒屋・や台ずし 出雲市駅前町」です。昨年も店舗は別でしたが、や台ずしで美味しくいただきました。イカの唐揚げが、なんともすごいのです。美味しい上に量が半端ではありません。ハーフで、ちょうど良いほどです。
■10月15日(火曜日)松江城
昨日は2度目の観戦でした。幸い雨も降らず、安心して観戦できましたが、気温の上昇で選手たちは可愛そうでした。得て、不得手がありますので、暑い、寒い、どちらが有利とは一概には言えません。
例えば、あの川内優輝選手は、寒さの中での雨中でも苦にならないようで、あのボストンマラソンを制しています。ネットによれば、
2018年4月16日、川内優輝が日本人として31年ぶりとなるボストンマラソン優勝を成し遂げた。「ワールドマラソンメジャーズ」と呼ばれる世界6大マラソン大会での優勝は、日本でも快挙として報じられたが、今回の結果は、「快挙」という言葉だけでは語りつくせない「ものすごい快挙」だったという。
今年のボストンマラソンは気温も低くて、強風が吹いている最悪のレースコンディションでしたが、もともと箱根駅伝でも極寒の箱根を下る6区を走り、寒さに強い川内にはぴったりのレースでした。
悪天候によりタイムが出ないことは明白。勝つためのレース運びを選手たちは考えます。そこで多くの選手はラストスパートに勝負をかけるため、体力を温存する方法を選びます。
ところが川内はそれを崩すため最初から飛び出した。その瞬間、テレビ解説者は「目立ちたいのか? クレイジーだ! すぐにへたっちゃうよ」と大爆笑。それほどあり得ない戦略でしたが、あの気候にぴたりとハマって、優勝につながったんです。
優勝記念の写真には、埼玉県庁と書かれたユニフォームを着ています。この優勝によって、川内選手は世界的なランナーとして認知されます。思い返せば、2014年の千歳JAL国際マラソンに私とTakuが初参加した時の、招待選手が川内選手でした。
今回の出雲駅伝は、逆に高温でしたので、ほとんどの選手にとっては苦しかったに違いありません。
■さて、今日は旅の最終日。レンタカーで出雲市から松江市に移動して、松江城などを、ゆっくりと見て回りました。
城を出て、お掘りの周囲を歩きました。武家屋敷、小泉八雲記念館、小泉八雲旧居と見て、時を過ごしました。
こうして楽しかった観戦の旅も、あっという間に終わりました。また来年も訪れる予定です。どんな日程と旅程を組むかは、お楽しみです。選手たちの頑張りに、拍手です。