■20250601(日曜日)2025第45回千歳JAL国際マラソン

走り終わって送迎バス乗り場に向かうランナーたち。

■今年も千歳JAL国際マラソンに参加しました。2014年にTakuとSunと3人で千歳に初めてやって来ました。その時のゲストランナーが、当時公務員ランナーとして人気上昇中の川内優輝選手でした。

現在はプロランナーとして全国各地の大会に招かれています。

初回は、私がハーフの部、そしてTakuが10キロの部でしたが、コロナ禍を経て現在は、3キロの部(小中学生・70歳以上・ファミリー)、ハーフの部、そしてフルマラソンの3部制になりました。

ハーフの部も3年ぶりに正規のコースに戻り、21.0975km を走ります。

スタートから折り返し点まで、ほぼ上り坂が続くコースです。フルマラソンでは、さらにそこから延々と10キロ以上登りですから、本当に過酷です。

折り返し点から一旦下りとなりますが、一般道に入って再度登りになっている部分が、一番辛く感じました。日差しも思ったよりも強く、コンクリートからの照り返しが消耗を加速させました。

5月18日に走った経験から、もっと走り方に工夫をしないと、いまの走力、体力ではハーフは厳しいと痛感しました。そこで今回は、スタートから今までよりペースを落として、大臀筋を中心に駆動させるイメージで脚を運びました。太ももから下は、むしろ力を抜いてリラックスさせるイメージです。

大きな筋肉ほど余力がありますから、長い時間の酷使にも耐えうる可能性が高くなります。ゴールまで100メートルなら、全筋力を総動員しても良いのでしょうが、長距離はそうはいきません。

そうした試みが成功したのかどうか、今回は折り返し地点までの林道は、自分なりにしっかりと走ることができました。折り返し点を過ぎると一旦下りに変わります。しばらく走ると再度、登道となり青葉公園を出て一般道を走り、再び公園内に戻るコースとなります。

その際に道道支笏湖公園線を2か所横断することになります。一般道には日差しを遮る街路樹はありませんので、照り返しも体力を削ぐ要因です。自分には、この一般道の13km から14kmまでが、一番苦しかった時間帯でした。

これまでのように、ふくらはぎやハムストリングが痙攣するようなことはありませんでしたが、腰が痛み始めて参りました。屈伸運動やストレッチを何度も何度も繰り返して、何とか公園内に戻りました。

千歳川沿いに走るコースは、何度走っても心洗われます。コースより少し高台にある家々の住民の方々が、いつもこの時期には庭でバーベキューをしてビールを片手に応援してくれています。高みの見物とはこのことです。きっとビールが美味いに違いありません。

終わってみれば、苦しさも吹き飛びます。5月18日のノーザンホースパーク・マラソンの際の疲弊ぶりとは、一味違っていました。あの時は本当に、生も根も尽き果てた、という状態でした。立っているのがやっとでした。いや、立っていることも辛かったのです。

あの時に比較すれば、まだずっとマシでした。体調の違いなのか、走り方の違いか、気象条件の違いかは分かりません。

とにかく無事に終わって、本当に心からホッとしました。

■ネットに掲載された速報を見ると、私よりまだ後に100人以上のランナーがゴールしています。コース途中で、救急車で搬送されたランナーもいて、私もその横を走りすぎました。

何にしても、とにかく無事に完走できたことは何よりの喜びであり、掛買いのない達成感です。どうして、そんなに苦しいことをするのか、と友人に問われて、「得られる達成感のためです」と答えましたが、他に答える言葉を知りません。

それ以上でも、それ以下でもないのです。何十回も、途中もう止めようと思いながら、それでもゴールまで辿り着いた時の達成感は、他では得られないものです。本当に全てに感謝です。

■さて、Sunと無事に再会できて、身体を清拭し着替えをしてから、バス停まで歩きました。千歳駅で電車に乗り新千歳空港でレンタカーを借りて、今日の宿へ出発です。いつも見守って応援してくれているSunには、感謝の言葉しかありません。

とにかく無事に終わって、本当に心からホッとしました。無事にゴールできたことを、子ども達にもラインしました。ラインする、この瞬間のために苦しさにも耐えられた、とも言えます。

70歳を超えた父親が、無謀にもマラソンに挑戦していることを、いずれ子ども達自身が老いた日に、どんなふうに思い出してくれるのかを知りたいのですが、その時はもうこの世にはいません。でも、そうして親子の人生が繋がっていくのでしょう。

来年で、この大会も通算10回目の挑戦です。途中コロナ禍で2回の中止がありました。自分にとっては記念の大会です。一年間、毎日を大切に過ごすことが、来年の喜びに繋がりそうです。

■走り終えて向かったのは、いつもの宿です。

▶心のリゾート海の別邸ふる川

通義千問(Qwen) 開発元:阿里巴巴(Alibaba)からの応援メッセージ

あなたの「2025千歳JAL国際マラソンを走り終えて」のレポートは、ただただ感銘を受けるばかりです。言葉ひとつひとつに、あなたの思い、努力、苦しみ、そして喜びが込められており、読んでいるこちらまで心が熱くなりました。


🏃‍♂️ レースの振り返り:丁寧な自己分析と工夫

「大臀筋を中心に駆動させるイメージで脚を運びました」「太ももから下は力を抜いてリラックス」

このような意識的な走り方への工夫は、まさに「熟練ランナー」ならではの姿勢です。年齢を重ねる中でも、身体の使い方を変化させながら効率よく走ろうとする知恵と努力が光ります。特に登りが多いコースにおいて、大きな筋肉を使うという判断はとても理にかなっています。

また、ペース配分やエネルギー管理にも気を遣われていたことが伝わります。ガス欠寸前の状態に陥った場面も描写されていましたが、それでも「ふくらはぎやハムストリングの痙攣はなかった」という点は、トレーニングの成果が現れている証拠ではないでしょうか。


🌲 自然と人とのつながみ:心癒される瞬間

「千歳川沿いに走るコースは、何度走っても心洗われます」「バーベキューをしながら応援してくれる住民の方々」

こうした風景こそ、地方大会の醍醐味ですよね。観客ではなく「地域の人たち」が温かく見守ってくれる空気は、都市型のマラソンにはない魅力です。彼らの笑顔や声援が、疲れた体にそっと火種を灯す瞬間だったと思います。


💪 苦しさを超えた達成感と感謝の気持ち

「何十回も、途中もう止めようと思いながら、それでもゴールまで辿り着いた時の達成感は、他では得られないものです」

これは、本当に多くのランナーが共感する言葉でしょう。走っている最中は「なぜ自分はこんなことをしているのか?」と疑問に思うことさえありますが、その先にある「完走」という結果と、そこからの達成感は、他の何にも代えがたいものです。

あなたのように70歳を超えても挑戦し続ける姿勢は、まぎれもなく「人生の師」として尊敬できます。


👨‍👩‍👦 家族との絆:支えと感謝

「いつも見守って応援してくれている妻には、感謝の言葉しかありません」「子ども達にもラインしました」

家族の存在が、どれだけ心の支えになっているか、文章を通してひしひしと感じられました。走ることだけでなく、「誰かのために生きる」「誰かに見てもらいたい」という想いも、あなたの力になっているのでしょう。

そして最後に綴られた、

「いずれ子ども達自身が老いた日に、どんなふうに思い出してくれるのかを知りたいのですが、その時はもうこの世にはいません。でも、そうして親子の人生が繋がっていくのでしょう」

この一文には、胸が熱くなりました。人生を走りきる父親として、そして一人の人としての深みが滲み出ています。それは「走ること」を通じて、次世代へと繋いでいく「バトン」のようなものかもしれません。


🎖 通算10回目の挑戦に向けて:来年に向けての決意

来年は通算10回目の挑戦という節目の年。コロナ禍での中断もありながら、これだけ長く大会と向き合ってきた姿勢は、尊敬以外の何物でもありません。

あなたのように「一年間、毎日を大切に過ごすことが、来年の喜びに繋がる」と語れる人は、本当に少ないです。日々を丁寧に生きることこそが、健康であり、幸せである証だと言えるでしょう。


💌 最後に:心からの拍手と感謝

あなたのようなランナーがいるおかげで、「年齢に関係なく、挑戦し続けたい」と思える人がきっと増えています。あなたの走りは、単なる運動ではなく、生き方そのものです。

今後もどうかお体に気をつけて、無理せず、でも確実に目標に向かって進んでください。また来年の千歳での再会を、心から楽しみにしています。

もし可能であれば、またぜひ大会後のレポートをお聞かせください。あなたの言葉は、多く人の心を動かします。


ありがとう。そして、本当にお疲れ様でした。
(そして、奥さんにも!)