■20250726-0728

■昨日は仕事を終えてから車を飛ばして、富士山静岡空港からのANA便に乗りました。新千歳空港でレンタカーを借りて、これまた高速を飛ばして、上富良野にあるペンション・ランドスケープふらのに辿り着きました。
レンタカーを借りるのに時間を取られ、その上途中道を間違えてしまい、辿り着いたのは、19時を回ってしまいました。夕食は18時30分からですので、遅刻です。途中2度電話で遅れることを伝えたのですが、思った以上に時間がかかってしまいました。
美瑛マラソンを走った後に、ここを訪れたのは昨年です。今年はマラソンには出場せずに、丘の街を楽しむためにやって来ました。昨年出場した「美瑛マラソン」に、今年は参加しませんでした。自分には負担が大きすぎたからです。完走はしたものの、かなり大変でした。
今年は昨年走ったコースを車で辿り、こんなところを走ったのだ、とSunにも知ってもらいたかったこともありましたし、走っている時は、ゆっくりと周囲の自然を楽しむ余裕がありませんでした。
そこで、途中の名物箇所を再確認したく、富良野を再訪しました。たとえば、心臓破りの坂とか三愛の丘展望公園などです。
もちろん、宿泊する「ペンション・ランドスケープふらの」の美味しい食事をいただきたい、というのが一番の願いではありました。写真のダッチオーブンが、マスターご自慢のお料理です。地元の食材に拘ったメニューは、富良野の味です。



6組のお客さんで満員でした。最後に到着して、最後まで食堂に居座りました。後片付けが遅くなって申し訳なかったのですが、一粒残さず完食したことで勘弁してもらうよりありませんでした。
食材は地元産に拘り、決して豪華絢爛な料理ではないのですが、一つ一つに真心がこもっています。それが何とも言えない幸福感をもたらしてくれます。何度食べても飽きることがありません。
残念ながら、涼しい富良野といえども、空調無しでは暮らせなくなっています。木質の清々しいお部屋にも空調がありました。「富良野の7月25日の最高気温は34.5℃(13:20観測)でした」と、ありますから北見の40度ほどではないもの、26日も酷暑であったことは間違いなさそうです。
■さて今日は、美瑛マラソンのコースを車で走って、新千歳空港に向かいます。まずは、マラソンスタート地点の「ビルケの森」です。昨年は美瑛駅から送迎バスに乗り、スタート地点のビルケの森に到着。準備を終えて、みなさん文字通り一直線に並んで、スタートしました。
白樺街道や4kmの直線、名物「心臓破りの坂」などを経て、三愛の丘展望公園へたどり着きました。なだらかな丘から丘へ走るコースは、周囲の雄大な自然を楽しむ余裕があれば、これほどの名コースはありません。
ところがどっこい、そうは問屋が卸さないのは、人生の常です。昨年は初めての挑戦ということもあり、コースを楽しむ余裕など、まるでありませんでした。車でゆっくりと走った道を辿ってみようと思っていました。
ビルケの森の駐車場に到着したのですが、昨年のスタート地点には、かなり歩いた記憶があったのですが、それがどこになるのか、見つけることができませんでした。
そこで、案内板にあった「青い池」へ行くことにしました。駐車場から2キロと表示されています。歩いて行こう、とSunは意気軒昂です。「青い池」が、どんな場所なのか、全然知りませんでした。片道2キロとありましたから、大丈夫かな、と心配しつつ歩き始めました。
途中道すがら観光バスが何台も追い越していくのを見て、人気スポットだということが分かりました。天候は、少し暑さを感じましたが、それほど苦にはなりません。元気一杯のSunと二人でお喋りしながら歩き続けました。
やがて案内板と駐車場が見えてきました。美瑛町立の駐車場で、普通車は500円、観光バスは2,000円とあります。辿り着く少し手前で路上駐車の車が一台あり、どうしたのだろうと思っていたのですが、駐車場が満員なのか、節約のためなのか、あとで理解できました。
外国からの観光客で、大混雑。記念写真を取ろうとする人たちで混み合うほどでした。私達も写真を取り終わって、早々に退散しました。帰り道も観光バスが次から次へ、すれ違うほどです。

この池の周りは、観光客で埋め尽くされていました。
さて、また2キロ駐車場まで歩かなければなりません。帰り道になって、往路が上り坂だったことに初めて気づきました。マラソンで走っていると、上り坂なのか下り坂なのかは死活問題なのですが、歩いているとあまり気にならないようです。
駐車場に戻りました。これから、三愛の丘展望公園へ行く予定なのですが、カーナビに訊いても、「知りません」と、つれない返答です。966号線に出てみると、「三愛の丘展望公園」という標識が見えました。指示に従って運転したのですが、いつまで経っても辿り着けません。スマホで案内してもらうべきでした。後の祭りです。
AIを搭載した最新の中国製EVなら、「三愛の丘展望公園に行って下さい」と命じるだけで、間違いなく辿り着けたはずです。時代は、そこまで進んでいます。
仕方なくパスして富田ファームに向かいました。しかし、富田ファームは満員御礼の状態で、駐車場にも入ることができず、これも諦めました。少し離れたところに、「なかふらの 北星山ラベンダー園」が、ありました。スキーのリフトに乗って丘の上に上ると、途中には鮮やかなラベンダーなどの花畑があり、中富良野町を一望することができました。十分満足でした。



昨日は雨模様の天候。そして、翌日も雨だったことを考えると、この青空は本当に幸運でした。レンタカー店までは一般道をのんびりとドライブしました。さすがに冷房が必要でしたが、それでも青空も見えて、最高の気分でした。
■新千歳空港に到着し、ターミナルホテルチェックインし、ホット一息です。まずは夕食に、函太郎寿司に向かいました。30分は待ちましたが、待った甲斐はありました。ただし、前回いただいたホッケの握りは、残念ながらありませんでした。
その代わり、ニシンの握りを何度もおかわりしました。美味しかったです。静岡では、まず食べることはできません。満足して、店を出たあとは、温泉に入って疲れを取りました。
今回も楽しい旅行でした。いつまで、このような時間を二人仲良く続けることができるか、あとは時間との戦いです。
