■20250330(日曜日:曇り時々晴れ)

アップダウンの激しいコースでした。
■3月9日にもマラソン大会に参加していたのですが、今度は10キロの大会に出場してみました。「無理をしないで10キロ大会に参加したら」という助言を、以前友人からもらったのです。
確かに、そうだなぁ、と考え始めました。2度も続けて、コースの途中で痙攣を起こしたのも、無理をするな、という警告です。筋トレの成果で何とか完走はできたものの、今の体力では、もう厳しいことには変わりありません。
そこで、近場で適当な大会はないかと探した結果が、湯河原だったのです。電車で45分ほどです。小田原までの半分ほどです。初めて湯河原駅に降り立ちました。印象は、ミニ熱海駅でした。温泉街ですから、そう感じたのでしょう。
湯河原オレンジマラソンの地図の次は、標高グラフと進行方位の分布図です。最低標高:12m 最高標高:215m 高低差:203m。
湯河原温泉オレンジマラソン(10km)のコースの高低差は約160mです。後半は市街地を折り返すタフなコースで、下りも急なため、足が疲れやすいとされています。

スタート直後から上り道でした。もう歩き始めた人もいたほどです。ちなみに家からよく見える、新東名高速道路・駿河湾沼津SAは、「新東名高速道路の駿河湾沼津サービスエリア(SA)の上りの標高は約132m、下りの標高は約135.5mです。」と、あります。
家から歩き始めて上るとSAまでは、かなり急な上り坂に感じますが、それでも標高差は、130 m ほどですから、一気に 160 mを駆け上るのは、けっこう大変です。我ながら、よく走り続けたものです。



種目は、3 km・5 km・10 km の 3 部制(24部門)です。小学生から親子で参加するファミリー部門もあります。参加者は限定 2,500 名ですが、参加人数の割には、会場は少し手狭でしたが、経費を掛けずに参加費を抑える趣旨には納得です。
手荷物預かり所は、校舎の教室を利用。10キロ部門、60歳以上は三階のさらに一番奥でした。たどり着くのも、走った後では、長く感じました。
10時スタートでしたが、1時間前には会場に到着していましたので、手荷物を預けてトイレを済ませて、校庭で軽く準備運動をしました。前日の雨で校庭は、ぬかるんでいました。
スタート20分前には、校門前のスタート地点に並びました。司会の方が歩道橋の上から、スタートまでリラックスできるように、ランナーの皆さんに話しかけてくれました。
10度台前半の気温、曇り空、ほぼ無風と絶好のマラソン日和です。走っている間に寒さを感じることは、ありませんでした。
■さて時刻通り10時にスタートです。コース図通り、しばらくすると、かなりの上り坂です。結構、急坂でした。千歳JAL国際マラソンも、スタートから10キロまで、延々と上り坂が続きますが、厳しさでは湯河原のほうが、ずっと上でした。
脚ではなく、おしりで走るイメージで、走り続けました。10キロの部の関門は3箇所。4km・7km・9km ですが、最後の関門の制限時刻が、11時5分。トヨタモビリティ神奈川前交差点です。役員の方が、300 m 手前から、残り時間を知らせてくれていました。今回は余裕がありました。関門通過後で 5 分以上残していましたから、全力疾走の必要はありませんでした。
屈伸運動のために数回立ち止まりましたが、トイレに立ち寄ることもなく、最後の 2 箇所の給水所は通過しました。
ただ最後の 2 km 近くは、それまでの下り坂から上りに変わったのが、思った以上に苦痛でした。とても長く感じました。スタート地点の学校前を通過しても、まだまだ先が長かったのは、精神的にめげました。
それでも最後は、必死に走って女性ランナーをひとり抜いて、何とかゴールしました。ホッとするのも束の間で、手荷物を取りに校舎に戻るには、道路を横断する必要があるのですが、歩道橋を渡る必要がありました。
これが結構負担でした。普段なら、なんということのない歩道橋なのですが、ずいぶんと高く、長い歩道橋に感じました。さらに3階まで登って、手荷物置き場です。
その前に、完走証を発行してもらうつもりでしたが、受付前は長蛇の列。諦めて、まず先に手荷物を取りに行きました。受け取ってからは体育館に行って、体を清拭、着替えを済ませて、最後に完走証を受け取りました。その頃には列も消えて、すんなりと受け取ることができました。



■こうして、初めて参加した大会も無事に終えることができました。無事に完走したことを、家族にはすぐにラインしていたのですが、なぜか学校周囲は通信状況が悪く送信できませんでした。スマートウォッチのGPSも、なぜか作動せず、何度やり直しても現在位置を把握しません。
スタートラインでスマートウォッチの記録を開始したのですが、記録できているのか最後まで不安でした。でも結局は、きちんと記録されていました。
駅まで歩き始めました。駅に着いて、駅前の無料Wi-Fiスポットで、ラインしようかと思ったのですが止めて、ホームへ急ぎました。これが正解でした。ホームに着くと、放送がありました。30分遅れの熱海行が到着します、という案内です。藤沢駅での人身事故のために、東海道線はダイヤが大幅に乱れていたのです。ラッキーでした。熱海駅まで行けば、始発がありますので、ダイヤの乱れには影響されないはずです。この電車を逃すと、次はいつになるか分からないところでした。
■原駅にSunが迎えに来てくれました。家に着いたのが13時でした。沼川沿いには露天が並び、白隠祭りをみんなで楽しんでいます。昨日の雨と寒さでは、どうなることかと心配しましたが、無事に開催できて安心しました。
さて、来年もこの大会に参加するかどうか。今のところは、参加しようと思っています。高低差は厳しいものの、10キロなら今の自分の力でも完走できそうだからです。
トレーニングを積み重ねることで、今年より少しは余裕を持って走り切ることができれば、と考えています。
楽しい一日でした。