2010 年 08 月のページ


08月01日(日曜日:晴れ)


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いよいよ八月。葉月です。私の誕生月でもあります。子どもの頃は学校が夏休みで、しかもどういうわけか21日の誕生日だけは登校日でした。学校の先生の給料日という関係だったようです。

 今月は前半二週間はアイバンクの摘出当番。そしてお盆の時期はベトナム支援の旅。外来に休診日を掲示し、掲示の紙に支援の旅の内容を記載しておくと患者さんの反応にも二通り出てきます。一つは、「先生は夏休みも無くなってしまいますね」。一つは、「先生はずいぶんと長く夏休みを取るんだね」。人間というのは本当におもしろいと思います。

さて幾つかの会社で英語を公用語化しよう、という動きが出ています。外資系会社に長年勤めたあるビジネスマンが、こんなことを書かれています。欧米の人々はコミュニケーションを図る際に幾つかの単語や語句を繰り返し連発する事に気づいた、というのです。その幾つかを挙げると以下の通りです。

1. Open

(文字通り、透明性を重視する文化。社長と平社員でも話せるという考え方)

2.Simple

(マーケティングをやっている方はご存じの通り。優先順位を付けて、1つずつ解決する文化)

3.Good job

(とにかく褒める文化。認められれば能力が引き出せると信じている)

4.Innovative

(クリエーティブを最優先させる文化。人と違うことを考えることが彼らの価値観)

5.Goal

(やる前に目指すものを決める文化。行き先が決まれば、戦術は付いてくると考える)

6.Happy

(いつも明るく前向きでいれば、物事はうまくいくという文化)

7.Refresh

(休むことは仕事をすることと同じくらい大事という文化)

8.Confident

(誰に対しても堂々としている文化。自信がありそうで相手から信頼を得やすい態度)


 こうした事に気づいてからは彼らとの意志の疎通が円滑になり仕事も順調に進んだ、というのです。逆に日本人の良さにも改めて気がついた、という事です。なるほど。心しておくべき大切な点ですね。

8月2日(月曜日:晴れ)


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今週からは、また猛暑が再来するようです。

さて、パソコン創世記という本がネット上で公開されています。先日は「ジャストシステムの誕生」という内容でした。最後に、こう書かれていました。

 1979(昭和54)年7月、徳島市中常三島町の初子の実家の応接間を事務所に、ジャストシステムを起こした。

 社長が浮川、初子が専務の2人だけのスタートだった。


 1979年、そう私が医師としての人生をスタートした年でした。徳島県の片隅でジャストシステムも産声を上げたのでした。現在ジャストシステムは浮川夫婦の手を離れて再建中です。

 ジャストシステムと言えば、ワープロソフト 一太郎の開発元です。あるいは、かな漢字変換プログラム ATOK の開発元と言ったほうが現在では通りが良いでしょうか。

 私が初めてジャストシステムの事を知ったのは、富山大学の大学院で論文を書くのに初めてパソコンを使い始めた頃です。1985年頃だったと思います。医局の図書室にフロッピーに入った、「J word」と書いてあるワープロソフトが置いてありました。どうやら、これが国民的ワープロ一太郎の前身だったようです。当時はフロッピーと言っても3.5インチではなくて、5インチの巨大なフロッピー。それをAドライブに入れてBドライブには保存用のフロッピーを入れる、という使用方法でした。

 と、ここまで書いてWikipediaで調べてみると、どうやら私の勘違いのようです。「1985年2月 - PC-9801シリーズ向けに「jX-WORD太郎」を発売」とあります。その後のジャストシステムの歴史は栄光と挫折の歴史でした。一時は日本語ワープロの定番となりましたが、ウインドウズ95の発売と共にマイクロソフトのワードとの争い、そして統合ソフトとしてのマイクロソフト・オフィスとの全面戦争での完敗。会社は赤字続きで創業者の手を、結局は離れることとなりました。

 世界中でワードを越えるシェアを持つ国産ワープロを持っているのは、韓国だけだ、と何かで読んだ記憶があります。

 さてさて、これからどのような歴史が待ち受けているのか。「奢れるもの久しからず。ただ春の世の夢の如し」とは、全ての歴史であるからです。

8月3日(火曜日:晴れ)


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今日も暑い一日でした。それでも自然は準備万端。上の写真はクリの木です。愛鷹山にあるクリ畑(?)の一画です。以前は収穫もされていたのでしょうが、最近は放置されているようです。秋には立派な実を付けてくれるはずです。

さて今年は映画監督 山本薩夫さんの生誕百年。BSでは特集を組んで、その作品を放映しています。今夜は不毛地帯。生涯を辿ったドキュメンタリーが放送されましたが、彼の人生はまさに苦難の連続。その逆境をバネに、それを乗り越えることで名作を作りつづけてきました。

 「逆境を力に変えた熱血監督〜山本薩夫生誕100年」という、その番組の中ではプロデューサーとして山本薩夫監督を支えつづけた宮古とく子さんのお話が、とても印象的でした。飄々とした宮古さんの語り口の中に、山本薩夫監督が置かれ続けた厳しい状況が、淡々と語られていました。淡々としていただけに、その厳しさが逆に切々と伝わってきたのが印象的でした。

8月4日(水曜日:晴れ)


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今朝は五時に起きてウォーキングに出発しました。風の涼しさに驚きました。もう秋がそこまで来ているのか、と錯覚しました。気持ちが良いので、ついつい遠出をしてしまい帰りが六時半になりました。もう暑くてたまりません。朝のウォーキングは、五時台が正解のようです。

さてさて、こんな記事がありました。「タクシー4,000台にデジタルサイネージ導入、テレ東がコンテンツ制作」というのです。以前久しぶりに東京へ出かけ山手線に乗って驚いたのは、ドアの近辺に液晶画面が取り付けられ、様々な情報が流されていることでした。今度はタクシーです。一部を引用すると、

 日本タクシー広告、トッパン・フォームズ、テレコムサービス、ソフトバンクモバイル、テレビ東京の5社は2010年8月2日、タクシー車内設置型のデジタルサイネージ・システム「タクシーチャンネル」を開発したと発表した。東京都内4,000台のタクシー車内に設置したデジタルサイネージ端末の広告枠を販売するモデルになる。2010年10月から試験運用を始め、2010年12月に正式運用する。


 とあります。私は良いアイデアだと思います。タクシー会社が収益性を上げ、運転手さんの手取りが増えれば、大変結構なことだと思います。JRですら、運賃収入だけではとても会社は維持できない時代です。

 国鉄時代なら運賃を値上げすれば済んだのでしょうが、今はそうはいきません。あらゆる努力を積み重ねて運賃の値上げを防いでいます。

 役所にコスト意識が無いのは当然だと思います。自分の懐が痛まないからです。年に何度か検診で学校にお邪魔した際、窓から十分な光が入っているにも関わらず、閑散とした廊下に煌々と蛍光灯が点けられているのをみると、地球環境問題を学校でも教えているだろうに、この無駄遣いは何なんだろう、と悲しい思いすらします。

 幸い沼津は全公立小学校に太陽光パネルを設置する予定です。我が家でもそうですが、発電量、消費量がデジタルで表示されると、不思議なもので無駄な電灯を消して回ったりします。子ども達が毎日の学校生活の中で環境問題を身近なものとして意識し、エネルギーの無駄遣いを止める生活を心がけてほしいものです。

8月6日(金曜日:晴れ)


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 相変わらずの猛暑。北海道の北見では、何と37度を越える猛暑。新聞の記事によれば、

 勢力の強い太平洋高気圧に覆われた日本列島は6日も全国的に厳しい日差しが照りつけ、連日の酷暑となった。921カ所ある気象庁の観測点のうち、最高気温が35度以上の猛暑日となったのは179カ所に上り、前日に記録した今年最多を更新した。

 同庁によると、全国の最高気温は鳥取市の38.4度。風が山脈を越えて吹き下ろすフェーン現象の影響で、山陰や北陸のほか、北日本でも午前中から気温が上がった。北海道北見市では最高気温が37.1度となり、観測史上1位を更新。青森市では36.6度を記録し、1999年以来の猛暑日となった。関東では埼玉県熊谷市で35.6度を観測した。

 厳しい暑さは6日がピークとみられるが、約2週間は全国的に気温が平年を1〜2度上回る状態が続き、各地で35度前後の気温が続くという。同庁は農作物の管理や熱中症への注意を呼びかけている。


 さてさて、先日朝のウォーキングで花を撮ろうとしてデジカメを落としてしまいました。打ち所が悪くて液晶画面がお陀仏になり、使用不能となりました。ベトナム支援の旅もあり、昨日急いでデジカメを購入しました。ソニーのサイバーショット、DSC-HX5V。デジカメでありながらフルハイビジョンの動画も撮影できます。すごい進歩です。今日の空の雲は、そのサイバーショットで撮りました。いかがでしょか? 

 いわし雲でしょうか。そろそろ雲も秋の準備でしょうか?

8月7日(土曜日:晴れ)立秋


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今日から暦の上では秋。まだまだ、とても秋とは思えませんが、自然は着実に季節の変化を織り込んでいるのです。 

さて、今夜は地元の祭り。「原・浮島故郷祭り」でした。雲一つない青空にも恵まれ、たくさんの花火が打ち上げられました。先日亡くなられた森 延敏さん。原町商工会の会長として陣頭指揮に当たっていた森さんの魂を弔うかのような見事な花火でした。

 今年は家内の友人宅にお邪魔して、ご馳走をいただくことができました。美味しいお料理とお酒。そして歓談。本当にあっという間の時間でした。道路に佇みながら花火を目の前にして堪能しました。

 みなさん、有難うございました。

8月8日(日曜日:晴れ)


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 今日は新沼津GCの月例。盛夏杯。いつものメンバーで望みました。先々月は坂口さん、そして先月は長谷川さんと同じ組のメンバーが優勝し、今月は私にプレッシャーがかかりました。あまりに少ないハンディの関係でもう一人のメンバー、萩原さんの優勝は難事業。私のハンディーは A クラスギリギリの15ということで可能性がありました。

 幸いドライバーも安定し第二打も次第にブレなくなってきたのですが、いかんせんパターがいけません。せっかくショートホールでワンオンしてもスリーパットでは、とても優勝は無理です。結局、46,44 = 90 ということで、優勝は来月に持ち越しです。

 まぁ、精進あるのみですね。

8月9日(月曜日:晴れ)


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猛暑にも関わらず患者さんが来院してくれています。来週からベトナム支援の旅のために一週間休診しますので、患者さんもその前に、と思っておられるのでしょうか。

それにしても菅首相の覇気の無さ、というか、一体何がやりたくて総理大臣をしているか、さっぱり分かりません。菅内閣、というよりは、官僚内閣、と言った方が実態を表しているのではないでしょうか。本当に情けない限りです。権力指向はもちろん政治家として大切ですが、一番大切なのは権力を握った後に何をするのか、という点です。権力が目的化してしまうのが世の中の恐ろしさ。

 結局それだけの人間だったのか、と今の時点では思わざるを得ません。それとも死んだふりをしているのでしょうか。

8月10日(火曜日:晴れ)


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朝夕は心なしか風も涼やかになってきました。日の出も五時台に突入。これから毎日夜明けが遅くなって行くのが実感できそうです。ただし今週は台風四号が日本海を横断するようで、大荒れの天候が続きそうです。

 昨夜はベトナム支援の旅のための定例会。荷物の分担や最後の打ち合わせでした。参加人数も減少し活動の維持が次第に難しくなって行くのが、手に取るように分かります。

 とにもかくにも、今年の活動を成功裏に終わらせなければいけません。

さてさて、『トイレの下水は「資源の宝庫」 金やリン鉱石など』、と題する記事が掲載されていました。例えば、

 都は3年前に江東区に年間8700トンの燃料をつくる設備を造った。約90万人の人が一年に出す9万9000トンの汚泥を処理する能力がある。できた燃料で約4200人が1年間に使う電力量を賄えるという。

 詩音は手提げかばんから電卓をさっと取り出し、計算した。「200人がトイレでおしっこや大便を流したり台所を使ったりすれば、一人分の電気が作れちゃうのね。びっくりだわ」



 厄介者が親孝行に変身したような話です。北欧では下水処理から発生するメタンガスを徹底的に利用しているようですし、

 国内で一年間に出る下水からの汚泥は約220万トン。国土交通省の試算では約100万キロリットルの原油に匹敵するエネルギーを生み出せるという。「年間2000億円の価値はあります」(石田さん)。「再利用は自治体にとり、ごみを減らすと同時に副収入を得る一石二鳥の策というわけか」


 とも言われますし、様々な物質が再利用できそうです。

 「下水処理場が様々な資源の集まる『都市鉱山』だと気づき始めた人が増えているのです」と話す。宇都さんが注目するのが肥料の原料となるリンだ。日本はリン鉱石を年間80万トン前後、主に中国から輸入する。国内の下水の汚泥にはその15%分のリンが含まれているという。

 中国の需要の高まりで、5年前に一トン当たり一万円前後だったリン鉱石の輸入価格は今では2万円前後もする。肥料が高くなると農家が困るし、最終的に農産物の値段が上がって消費者の負担も増える。岐阜市は4月、汚泥からリンを回収する事業を始めた。上下水道事業部施設課の水谷達生さん(52)によると、同市で出る汚泥の量は年間約3万トン。そこからリンを約60トン含む肥料を作る。

 長野県では下水の汚泥に金が含まれる地域があることもわかった。県の諏訪建設事務所の飯森正敏さん(50)に確かめると「諏訪湖流域の下水汚泥は金を含んでいます


 という嘘のような本当の話もあります。世の中には、無駄なものなんて無いんですね。

8月11日(水曜日:雨時々晴れ)


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台風四号の影響で各地で大雨。明日もどうやら大荒れの天候のようです。被害が広がらない事を願うばかりです。

さて、山崎光夫さんという方が「贅沢生活のツケ」と題して、糖尿病と悪戦苦闘する友人を哀れんでいます。

 糖尿病に関しては「主な原因は、過食と運動不足、ストレス過多。病気を放置しておくと、神経障害(しびれや痛み)、網膜症、腎臓障害を引き起こす。心筋梗塞や失明、脚切断などをもたらし、この合併症が恐い。」ということは、最近ではマスコミを通じてご存知の方も多いと思います。

 眼科的には毎年3,000名近い方が重大な視力障害に陥っています。つまりは、日本中で毎日八名が失明している、とも言えます。症状が出てきた時には、すでに手遅れな事が多いのです。糖尿病と診断されたら年に一回眼底検査を受けましょう。

 ところで、以下の記述はいささか誤解を招きそうです。

 「それと、料理番組やグルメ番組は見ないことにしている。見るとつい食べたくなってしまうから」

 我慢を強いられるのがこの病気のようだ。料理番組やグルメ番組の共通項は贅沢食。美味くて、見栄えがよくて、栄養豊富。しかも、量はてんこ盛り。糖尿病患者には敵である。

 知人が歩きながら唱えている言葉がある。

 「粗食、だ」

 贅沢食は敵だから粗食になる。

 ソショク、ソショクとつぶやきながら歩く60過ぎの男。自業自得、贅沢生活のツケとはいえ、一抹の哀れさがただよう。


 逆に考えると贅沢食さえ食べなければ糖尿病にはならないのでは、と短絡的に考える方も出てくるかもしれません。しかし、どうでしょう。普通の食事をしていても、今の生活習慣、つまりはほとんど歩くことを放棄しているようにすら見える現代生活では、糖尿病は決して贅沢病ではありません。

 駅に行くとよく分かります。何と若者ですらエレベーターを使っているのです。田舎の駅なら階段を登っても、たいした負担でもないだろうにと思うのに、いい若者が何の迷いもなくエレベーターに乗っているのです。これでは、糖尿病の予備軍をせっせと量産しているばかりです。

 若い時は筋肉を貯めなければいけません。筋肉こそ一生の掛け買いの無い貴重な友人なのです。同じ食事をとっても筋肉が無いと血中のブドウ糖の行き場所がありません。筋肉が取り込んで血糖を下げてくれるのです。

 楽をしてはいけません。楽をすれば、それだけ糖尿病が近づくのです。一歩でも多く歩くこと。一段でも多く階段を登ること。それが糖尿病から遠ざかる確実な生活習慣なのです。

 糖尿病は亡国病とも言われます。膨大な医療費を消費します。楽をしてはいけません。心から、そう叫びたい思いです。

 

8月12日(木曜日:曇り時々雨)


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今日は午後から往診に行きました。沼津西RCで大変お世話になった U さんを診察するためです。脳出血のために長い闘病生活を余儀なくされています。目の状態は最近は落ち着いているものの、どうしても闘病生活が長くなると、眼表面の恒常性が保てなくなり感染を起こしやすくなります。人間の体は本当に微妙に作られています。一日も早い快癒を祈るばかりです。

さて夜はスンと一緒に、私の誕生日の前祝い。今年はベトナム枯葉剤被害者支援の旅に土曜日から出かけ、誕生日の21日はハノイ空港で迎えることになっていますので、二人きりの前祝いでした。行きつけのお店、「ひろ繁」で美味しい料理とお酒を楽しみました。

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 子ども達も家を離れて四年以上になります。二人きりの生活に戻ってしまいました。今度みんなで会えるのは年末になりそうです。


8月13日(金曜日:晴れ)


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台風一過の晴天で暑さが戻ってきました。世界的に見れば猛暑や豪雨で多くの人命が失われています。自然は恐ろしいものです。

 霧を見た時にヨーロッパ人と日本人ではまるで反対の感情を抱く、という話があります。ヨーロッパ人は霧の中に巻き込まれると自分自身を失いそうで恐ろしい、と感じる一方、日本人は霧の中にいると自然と自分が一体化する気がして安心する、心地よいと感じるそうです。

 所変われば品変わる、とは言え、その違いには本当に驚くばかりです。

8月14日(土曜日:曇り)のんとあやとの楽しい夕食


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いよいよ今日の午後、名古屋へ出発です。今夜は名古屋に泊まって、のん、あやと一緒に楽しく夕食を共にする予定です。帰省の車が、土日に限って1,000円の割引なので、朝の段階で大混雑のようです。はたして東名バスはスムーズに東京からやってこられるでしょうか。

 明日は昼前の便でセントレアを発ち、ハノイへと向かいます。例年よりは三日ほど期間を短縮しての支援の旅。現役世代には十日間も休みを取って出かけるのは至難の技です。以前の日程では結局退職世代の旅になってしまいます。それでは、次の世代に引き継ぐことができません。難しい課題です。

 何はともあれ無事に戻ってこなければ話になりません。まだまだ、子ども達や従業員のために働かなければなりませんから。


8月24日(火曜日:曇り)


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 相変わらずの猛暑。今朝は久しぶりにウォーキングに出かけました。昨日は一週間ぶりの診療で外来は大混雑。いささかバテました。それでも患者さんたちが待っていてくれたかと思うと有難い気がします。

8月26日(木曜日:晴れ)


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 いったいいつまで猛暑が続くのかいささかうんざりしている毎日ですが、それでも朝夕の風には、はっきりと秋の気配が感じられるようになりました。

 ベトナムから帰ってきて疲れが心配だったのですが、スンに言わせると月曜日の仕事を始めた時は、お疲れモードだったけれど、いったん仕事を始めたらいつもの調子に戻って安心した、ということでした。まぁ、そんなものかもしれませんね。

 今日は久しぶりの沼津西RCの例会。みなさんの顔を見ることができて心和みました。ベトナムでの旅行で感じたのは、ロータリークラブでの仲間にずいぶんと学んでいるな、ということ。特に大村保二さんには人を和ませる、楽しくさせるとはどういうことか、ということを何気なくこれまで教えてもらった気がします。何の芸もない私が、これでも旅の中で皆さんを笑いの渦に巻き込めたのは、ひとえに大村師匠のおかげのように思います。その他にも、人の生き方について、ずいぶんと示唆を与えてもらったことを、今更ながら実感しました。

 大村保二さん、これからもよろしくお願いします。

(●^o^●)

8月27日(金曜日:晴れ)


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 よくもまぁ、これだけ暑い日が続くものです。外でお仕事をされる方は、本当に大変だと思います。一日家にこもって仕事をする私のような生活も陰気臭いのですが、熱中症の心配だけは無さそうです。

 早いものでベトナム支援の旅から一週間が経とうとしています。一番の収穫は人との出会いです。今年は三名の方が新しく参加されましたが、どの方も誠実に人生を生きている、ということがよく分かります。つまりは学ぶべき点が多々ある、ということです。またお会いしたい、と思えることは、本当に有難いことです。むこうも、そう思っていてくれることを願っているのですが。甘いかな?

(●^o^●)

8月28日(土曜日:晴れ)


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 ようやく一週間が終わりました。先週はベトナム支援の旅で休診。その分、外来は大忙し。今日で一応一段落。

 午後からは静岡のグランシップで県の眼科医会総会。とにかく慌しい一週間でした。今夜は早めに寝ましょう。

8月29日(日曜日:晴れ)


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今日も暑い一日でした。久しぶりのゴルフ。沼津西RCの仲間と楽しみました。大村、坂部、植松さんと仲の良いメンバーで楽しむゴルフは最高です。笑顔とナイスショット。これほど楽しい一時はなかなかありません。

さて以下の記事は大変参考になります。いつもながらいわゆる大手マスコミやテレビの報道は、あまりにも底の浅い浅薄な内容に終始しているのが腹立たしいのですが、本当に知りたいことがあったらネットに訊くに限ります。ただし、インターネットも玉石混交ですから、どれが本当に近いのかは自分の判断力にかかっています。

 ジャーナリスト田中良紹さんの--「ねじれ」にお気楽な人たち--と題した記事です。

「ねじれ」にお気楽な人たち

 マスコミは、ともすると情緒に訴えて事の本質をわざとボカす傾向にあります。菅首相と小沢さんの感情的な行き違いの問題にすり替えたり、小沢さんの権力欲とすり替えたりです。事の本質を全く理解していないのか、わざと国民をマインドコントロールしようとしているのか、どちらにしてもレベルの低い行動には違いありません。新聞を読む時間もテレビの報道番組を見る時間も、基本的には無駄だ、と言っても言いすぎではないでしょう。

 本当に困ったものです。

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 今夜は鶴橋ご夫妻と四人で納涼会。来週は、もう九月です。長く暑い夏も、ようやく朝夕は涼しさを感じるようになり、朝はセミ、夜は鈴虫の鳴き声が聞こえてきます。

 お互い、仕事や家庭でいろいろな事が待ち構えています。元気で毎日を努めていくしかありません。


 

8月30日(月曜日:晴れ)


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 あと二日で八月も終わり。本当に暑い夏でした。

 「ひめくり万葉集」というNHKの番組があります。ビデオに撮って、楽しみに何度も見ています。8月26日の放送は、

 移り行く 時見るごとに 心痛く 昔の人し 思ほゆるかも

 大伴家持(巻20・4483)

 解説する人 編集者 見城 徹

 口語訳

 移りゆく季節の変わり目を見るたびに 胸が痛むほどなつかしい
昔の方たちのことが 思い出されてならない


 見城さんは、こう語っていました。自分は70歳で死ぬと自分で決めている。ということは、あと11回しか四季を味わうことができない。すると、何ということもなかった日常の出来事が、とても新鮮に大切に思える、と。

 実は私も、そう感じていたのです。毎朝ウォーキングをしていると、四季の移ろいを実感します。桜が咲き、散っていく。あと何回満開の桜を見ることができるのだろうか、と考えると、あとたった13回しかないのです。草々の花々が、なんと愛おしく感じられるようになったことか。

8月30日(月曜日:晴れ)


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 いよいよ8月最後の日です。なんとまぁ、暑い一日だったことか。猛暑を通り越して酷暑です。

民主党の代表選挙が行われることになりました。マスコミでは、様々に論評されていますが、私は正々堂々と選挙をすれば良い、と思います。菅首相と小沢さんでは目指すものが、全然違うように思えるからです。

 エイズ薬害の救世主、に見えたころの菅首相ならいざ知らず、今は総理にいたいがために総理を続けている、とでもしか形容せざるを得ない体たらく。地域主権を目指す、と言った舌の根も乾かないうちから消費税増税を代表選挙の争点にしたい、なんてノー天気な発言。全く軽い政治家の代表みたいに見えるから不思議です。

 何でこんな人が総理大臣をしているの、と国民は不思議に思わないのかな? マスコミのマインドコントロールか? 理解できません。

 小沢総理を、ぜひ見たいものです。本物の政治家が必要とされている、まさに日本の危機だからです。