■20231011(水曜日:晴れ)
■今朝は久しぶりに散歩をしました。睡眠のリズムが良ければ、フィットネスクラブで走ろうかとも思っていたのですが、そうはなりませんでした。それでも、爽やかな朝の空気に触れて、心洗われる一時となりました。
ほんの20分弱でしたが、秋の空気に触れて歩いていると、生まれ変わったように感じるから不思議です。
■昨日から秋の就学時検診が始まり、昼休みに小学校へ出かけて、来年度入学する子ども達の健康診断をしなければなりません。3才児検診で、万が一にも見逃されているかもしれない不同視弱視を見つけ出す、いわば最後のチャンスです。
特殊な器械を持参して、暗室で検査をします。昨日は幸いにも、大きな異常を一人の子ども達にも、見つけることはありませんでした。今日もまた検診です。学校間での生徒数にばらつきが大きいので、かかる時間にかなり差がありますが、全生徒の検診ではないので、午後の診療に大きな支障はありません。
以前ベトナム枯葉剤被害者支援の旅で、小学校で学校検診をしたことがありました。あの時代は、測定機器無しでしたので、一人ひとり視力を測って検診しましたので、時間がかかって大変でした。
今考えると、支援隊の皆さんの協力でなんとか無事に終えたものの、よく実施したものです。今となれば良き思い出です。
■出雲駅伝の観戦に出かけてみると、いつもながら地方の中心都市の住みやすさを実感します。特に地方の県庁所在地は、様々な公共施設が充実していますから、文化面でも高いレベルを維持しています。
物価は安いですし、食材は美味しいものばかりです。空間は広々していますから、要らぬストレスも感じません。自然は豊かです。良いことばかりのように感じますが、そうは甘くありません。
まず職場が充分ありません。若い人は学校や職場を求めて大都市圏に流出し、まず戻ってくることはありません。地方の人口は、毎年減るばかり。いたるところシャッター街ばかりです。
歳を取って老け込まないためには、銀座に住むのが一番だ、という記事を読んだことがあります。うじゃうじゃ人が行き交う銀座が、住むに適しているかどうかは、意見が分かれるところだと思いますが、その意味は理解できます。
我が家から歩いていける範囲内に、JR駅、郵便局、床屋、カレー屋、ドラッグストア、スーパー、銀行、フィットネスクラブ、そして何より日帰り温泉があるのが最高です。これ以上望んだら、罰が当たると思っています。
歩いていける範囲で、ほとんどの用が足ります。歳を取ると、これは最高の贅沢なのです。それが、今のところ銀座に引っ越すつもりがない理由なのです。