■20240905(木曜日:晴れ)

4年前に訪れた新千歳空港、
「グルメ回転寿司 函太郎 新千歳空港店」です。いつも満員です。

■今朝も空調は必要のない、爽やかな陽気です。窓からは青空が見えて、昨日ほど、そよ風が吹き込んでは来ませんが、扇風機を最弱で回していれば、心地よく作業が可能です。

日中は、まだまだ30度を超え、名古屋では35度を超える猛暑日の可能性が予想されています。それでも、夕方になって日が陰れば、ずっと過ごしやすくなってきました。

■今日の写真は、有名な人気回転寿司店です。たいてい順番待ちをしないと席が空きません。忘れられない思い出があります。この写真の次の年でした。

サホロリゾートでスキーをするために出掛けた時でした。電車の出発前に、この店の前で順番を待っていると、石勝線が不通になった、というJR北海道からの案内がスマホに届いたのです。

新千歳空港駅から南千歳駅で乗り換え、新得駅まで特急「あおぞら号」で行く予定でした。ホテルのバスが新得駅に迎えに来てくれるのです。数日来の大雪で、札幌で列車が動けなくなり、このような事態になったのです。

そもそも北海道で雪が降るのは当たり前ですから、いくら例年にない大雪とは言っても、雪のために列車が不通になるなんて、想像もしていませんでした。

これ以上、慌てられないほど慌てました。何としても新得駅までたどり着く必要があります。まずは、JRの窓口に行って状況を確認しましたが、翌日になって再開するかどうかも不確定だ、というのです。

バスの窓口に行きましたが、もうサホロ方面に向かうバスはない、とのこと。結局、旅の予定を変更するしかありませんでした。スキーは諦めました。

実は翌年もコリもせずに、同様の日程で北海道へスキー旅行に二人で出掛けたのですが、何と翌年も同様に大雪で、JR線が不通になったのです。

さすがに、この時は諦めきれずに、新千歳空港からタクシーに乗って、サホロスキー場まで行きました。今までの人生の中での最長タクシー乗車です。

その年で、ずっと続けていた北海道スキー旅行は止めました。怪我をしては寝たきりになるから、という子どもたちの助言に従ったのです。老いては子に従えです。

それに、鉄道の脆弱性に見切りをつけた、という面もあります。JR北海道においては路線の保守・管理が大変なのは、よく分かります。本当に多くの人手で、なんとか維持しているのは間違いありません。人口も減少し利用客も減れば、経営も大変です。何重苦もの負担が、のしかかっています。

ただ、いち利用者の立場からすると、北海道に行ったものの当日になって、突然列車が不通になってしまうと、どうにもなりません。雪の中で長距離を運転する勇気はありません。

となると、冬の間は鉄道しか頼りがないのです。ちょうど良い潮時だったのでしょう。スキーとのお別れでした。