■20241001(火曜日:晴れ)

「丘のまちびえいヘルシーマラソン」。20キロ地点。
残りは1キロ強です。あと、もう少しです。

■今日から10月。爽やかな朝です。ちょうど60年前に、東京オリンピックが開催されました。忘れもしません、10月10日が開会式でした。本当に爽やかな青空のもと、国立競技場で開催されたのです。

当時11歳だった私(これは確かです)は、小学校から急いで家に帰り、白黒テレビで開会式を見たように記憶していますが、これは不確かです。後に学校からクラスの仲間揃って、近くにあった東映映画館に、市川崑監督の記録映画を観に行ったことで、記憶がごちゃ混ぜになっているかもしれません。

古関裕而さん作曲の入場行進曲を聞く度に、あの日を思い出すことができます。ちなみに、生成AI に「日本の高度成長時代って、いつのこと?」と尋ねてみると、

日本の高度経済成長時代は、戦後1955年から1973年にかけての約20年間で、実質経済成長率は年平均10%前後でした。

高度経済成長の主な要因は次のとおりです。

経済優先の政策、資源開発を伴うエネルギー革命、中東からの安価な原油の輸入、 円安。

★高度経済成長の時代には、次のようなことが起こりました。

(1)技術革新が製造施設の拡大を促し、テレビ、冷蔵庫、自動車などの耐久消費財が飛ぶように売れた

(2)政府は重化学工業の発展や合理化による輸出の拡大を目標とした

(3)1960年代の終わりには世界第2位の経済大国となった

(4)1964年に東京オリンピックが、1970年に大阪で日本万国博覧会が開催され、日本の戦後復興と経済力が世界に向けてアピールされた

(5)高速道路や新幹線など交通網の整備が進んだ

1953年生まれの私には、物心ついてから成人するまで、ずっと高度成長が続いていたことになります。簡単に言えば、昨日より今日、今日より明日、生活は必ず良くなると、単純に信じることのできた時代だったのです。

そして、間違いなく、そうなって行ったのでした。社会人になってからも、幸い傾向としては同様でした。一生懸命働けば、収入も増えました。

ところが、今の30代、40代の人たちは、不景気な時代しか経験していないので、未来に対する思いが、ぜんぜん違うことに驚きます。

今また、(4)の再現を狙って東京オリンピックと大阪万博を開催しようとしていますが、いかに時代が様変わりしたかは歴然としています。結局、我々の発想は60年前と、少しも変わっていないということです。

そして結果は、まるで別物になっているのです。