■20241009(火曜日:雨)

北海道・猿払村からオホーツク海を目指しています。

■今朝は雨です。昨日は、かなりの雨量になると予想されていましたが、大したこともなく終わりました。昨日は一日籠の鳥でしたので、外の天候は、よく分かりませんでした。

■さて以下の記事を読むと少し残念です。

★小学校の伝統行事「立山登山」コロナ禍で岐路
…児童の体力低下、教員の働き方改革が拍車

かつて富山に住んでいた頃、同じ団地に住む、同じような家族構成の仲間と、夏の立山登山を試みました。室堂まではバスで行き、山小屋に宿泊した後、雄山(おやま)を目指しましたが、子どもたちの足に豆ができてしまい、途中断念せざるを得ませんでした。

同校ではこれまで、登山 1 日目に観光道路「立山黒部アルペンルート」の室堂( 2,450 メートル)でバスを降り、雄山( 3,003 メートル)に登頂。山小屋に宿泊し、専門家から自然や歴史の説明を受け、翌日に下山していた。

室堂から山頂までは歩いて 3 時間ほどだが、近年は登り始めてすぐに体調不良を訴える子もいる。

取材からは、コロナ禍で一旦中止になった行事が、子どもたちの体力面の不安などの理由から、そのまま中止になっていく様子が浮かび上がってきます。

 名古屋大学の内田良教授(教育社会学)の話「宿泊学習は教員にも子どもにも負荷が大きく、子どもの心身の不調が生じるリスクが高い。皆が楽しく参加できる学校行事を考えるべきだ」

 立山のガイドを務める登山家の佐伯知彦さんの話「立山に登って一人前になるという文化を継承したい。企業や団体なども巻き込み、小学生が安全に登山できる体制作りが必要だ」

どちらにも一理あるのですが、コロナ禍以降、なにもかにもが廃止の方向になっているのは残念です。

富山県によると、県内の公立小学校では 2016 年度、全 192 校の半数を超える 103 校が立山登山を実施していたが、コロナ禍だった 20 年度は 7 校まで激減。21 年度に 28 校まで回復したが、22 年度は再び減少するなど、回復の兆しはみえない。

コロナ禍においても、 7 校が実施していたというのは、すごいことです。世間の目は厳しかったはずですが、そんな中であえて実施した学校の勇気に驚きます。

コロナ禍における多くの騒動は、単なるから騒ぎだったことは、今になれば歴然としているからです。誰が何のために、あのような騒動を巻き起こしたのか、しっかり検証しないと、また同じことの繰り返しになりそうです。