■20241021(月曜日:晴れ)
■27日には総選挙の投票が行われます。第50回衆議院議員総選挙です。ネットで各政党の訴えを聞いていて、今までと違うな、と感じられることの一つに、経済政策があります。積極財政という言葉が語られた、初めての総選挙ではないでしょうか。
世界では当たり前に行われているこの政策が、なぜか日本では俎上に登ることはありませんでした。政府が財政出動して国民の生活を支える、ということです。
30年間の不況にも関わらず、日本は増税を続けてきました。消費税の増税の度に個人消費は落ち込み、お金が世の中から消えていったのです。世界では正反対の政策が取られています。減税です。
人々の使えるお金を増やして消費を喚起して、経済活動を応援するわけです。考えてみれば、当たり前の経済政策のように、素人の私でも思うのですが、なぜか政界ではタブー視されてきました。
NHKの日曜討論会でも、消費税の話は触れてはいけない話題になっていました。今ようやく国民が、そのことに気付き始めて、減税が選挙の争点の一番手になっています。
こんなことは初めてではないでしょうか。そして、この点を訴えたパイオニアが、れいわ新選組の山本太郎代表です。彼が2019年に旗揚げした際には、消費税廃止を訴えましたが、真に受ける人は少数でした。
2019年、新橋駅前での彼の選挙演説をネットで聞いて、正直私は衝撃を受けました。政治家の演説など、面白くないものの代表ぐらいに思っていたのですが、魂を揺さぶられました。あの感動は今でも忘れません。
日本社会の現状を、あれほど分かりやすく感動的に訴えた演説は、記憶にありません。本当に大した才能です。今ようやく国民が彼の訴えを、理解し始めたのでしょう。
経済政策こそが、問われるべき一番手なのです。自民党も立憲民主党も、党首が緊縮財政の信望者では、日本は奈落の底にまっしぐらです。救いがないのです。
さてさて、どのような結果がでるのか。日本の将来が決まりそうです。