■20250326(水曜日:晴れ)黄砂飛来

富山湾のキトキトの幸です。

■風の強い暖かな朝です。昨日から黄砂が飛来して、花粉症や呼吸器系に疾患を抱える方には、辛い季節になりました。西日本では影響がより大きく、車に積もった黄砂を、どのように洗車するのが良いのか、という案内を、昨夜のニュースで取り上げていました。

静岡県では、そこまでの影響は、まだないようですが、花粉症がひどい時期ですので、泣きっ面に蜂の状態です。黄砂について調べてみると、DeepSeekは、こう教えてくれます。

日本の黄砂は、主に中国やモンゴルの乾燥地帯から飛来します。具体的な発生源と飛来経路は以下の通りです:

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1. 発生源地域

★ タクラマカン砂漠(中国・新疆ウイグル自治区)

★ ゴビ砂漠(中国とモンゴルに跨る)

★ 黄土高原(中国北部)
これらの乾燥地域で、強風により砂塵が巻き上げられ、大気中に舞い上がります。

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2. 飛来経路

黄砂は偏西風に乗って日本に到達します。主なルートは2つ:

★ 西ルート:
中国北西部→華北平原→朝鮮半島→西日本(九州・中国地方)。

★ 北ルート:
モンゴル→中国東北部→日本海→東日本(北陸・東北地方)。

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3. 日本への影響時期

★ ピーク時期:3月~5月(春先に最も頻発)。

★ 冬季:大陸の寒気団と共に飛来することも。

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4. 健康・環境への影響

★ 健康面:呼吸器疾患やアレルギー症状の悪化。

★ 生活面:洗濯物や車の汚れ、視界不良(航空機の遅延など)。

★ 生態系:海洋への鉄分供給(プランクトン増殖に影響)。

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5. 監視システム

★ 気象庁が黄砂予報を発表(実況・予測情報を提供)。

★ ライダー観測:レーザー光で黄砂の濃度を測定。

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● 豆知識

黄砂粒子は、数千kmの旅で日本に到達します。過去には、中国の環境保護政策(植林など)で飛来量が減少した年もありましたが、気候変動の影響で再び増加傾向にあるとの報告もあります。

 

中国に何とかしてくれよ、という声が当然聞こえてきそうです。もちろん、中国にとっては影響はさらに大きいわけですから、指を咥えて見ているわけではありません。

信じられない規模での植林作業が、長年にわたって行われてきたようです。しかも最近では、中国お得意のロボット、並びにデジタル技術を最大限活かした、高度にハイテク化された植林活動を実施しているようです。

いまでは、そうした活動をYouTubeで手軽に見ることができます。例えば、「china desert to forest」と検索してみると、沢山のビデオが閲覧可能です。こうした事業は、決して中国だけの課題ではありませんので、世界中の砂漠化した地域で活躍できそうです。

ハイテク化したところが、現代中国らしい点です。ぜひ、世界に広めて欲しいものです。