■20240423(火曜日:雨)

牧場の中を走ります。
■今朝は雨です。天気予報では午前中に上がりそうですが、今のところはパラパラと降り続いています。
今日から学校検診が始まります。昼休みに学校へ出掛け、生徒たちの検診を行うのです。市内の小中学校で始まっています。今年度は、ある先生が閉院したために、その担当校を分担して、他の先生が代わって担当せねばならず、負担が増えています。開業医の高齢化も進み、あと10年以内には学校医の担い手が足りずに、問題になってきそうです。
■最近テレビの調子が悪く、突然電源が勝手に入ったり、逆にビデオの再生が突然切れてしまう不具合が発生しています。寿命なのでしょう。シャープ製なのですが、何年前に購入したかは正確には分かりません。10年近くなるかもしれません。
ということで、近くの家電量販店に行って実際に映像を見てきました。我が家のテレビは液晶製ですが、購入後には有機EL製が普及してきました。お店で比較すると、確かに有機EL製では黒の深みが際立っているように感じましたが、液晶製も十分な性能です。
さらに今では、ミニLED製という、昔はなかった種類のパネルが登場しています。どれも性能が良いので、特にこだわりがあるわけでもない我が家では、迷うばかりです。
製造国も、昔はシャープ亀山モデルが最高ブランドのように思われていましたが、今では中国に買収されています。現在、世界で売れているテレビは、韓国製と中国製であることに驚きました。
■ 世界で最も売れているテレビメーカーのトップ3は、市場シェアと販売台数に基づくと以下の通りです(2023-2024年の最新データを反映)。
- サムスン電子(Samsung Electronics)
世界シェア: 約 30%
特徴: QLED/Neo QLED、マイクロLED、8Kテレビで先行。高画質・スマートTV(Tizen OS)が強み。
主な市場: 北米、欧州、アジア全域。
- LGエレクトロニクス(LG Electronics)
世界シェア: 約 17%
特徴: OLEDテレビのトップブランド(世界シェア60%以上)、WebOS搭載スマートTVが人気。
主な市場: 北米、欧州、韓国。
- TCL(ティーシーエル)
世界シェア: 約 11%
特徴: 中国メーカーでコストパフォーマンスに優れ、Google TV/Android TVを積極採用。
主な市場: 中国、北米、東南アジア。
■ 注目の動向
サムスンとLGは高価格帯で競争する一方、TCL・Hisense(ハイセンス、4位) は低~中価格帯で急成長。
ソニー(5位) は高画質(BRAVIA XR)で健闘するも、シェアは約7%とサムスン/LGに及ばず。
市場調査会社Omdiaのデータでは、この3社で世界のテレビ市場の約 60% を占めています。
何と韓国製が、ワンツーフィニッシュなのです。1993年に日本の城戸 淳二(じょうど じゅんじ)教授が世界初の白色有機ELの開発に貢献した頃には、次の日本の基幹産業は有機ELか、と楽しみにしていたのですが、残念ながら、資金力の差が製品化の速度を決めたようです。
資金と人的資源を、これと決めた分野に一気に投下して、市場シェアを掴むという海外メーカーのパターンの繰り返しで、日本は敗退を続けてきました。技術革新、イノベーションを、次から次へと繰り出している中国に、残念ながら日本は、もう追いつくことはできそうにありません。
アメリカによる経済制裁を逆手に取って、へこたれるどころか、技術革新によって、むしろアメリカを追い抜こうとすらしています。今や世界をリードするのは、アメリカのシリコンバレーではなくて、中国の深圳かもしれません。
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