■20250630(月曜日:晴れ)( D 417 )

再生してきました。
■今朝も5時ちょっと過ぎに、気持ちよく目覚めましたので、そのまま起き出してウォーキングに出かけました。校庭にたどり着き、3周走って戻りました。2.45 km を走り、合計 67.79 km となりました。
帰り道は、公営住宅が立ち並ぶ中を帰ります。沼津原団地、県営原団地などなど、何棟もの団地群が道路を挟んで並んでいます。
そうして団地の中を歩いていると、かつて自分が住んでいた頃を思い出します。3歳から住み始めた埼玉県川口市の公団住宅、そして家族5人で過ごした富山市の太閤山公団住宅。
川口の団地は、その後の再開発で取り壊されましたが、今は立派なマンションに生まれ変わっています。川口駅からの道も区画整理が終わり、歩いても昔に比べると、あっという間に到着です。川口駅から東京駅までは、各駅停車で30分ほどですから、便利この上ありません。
人口が急増するはずです。何年かごとに訪れる機会があったのですが、その度に様相が一変しているとさえ思えます。沼津駅前が寂れていくのとは、正反対です。東京駅への近さが全てです。
■今朝は、そうした団地群の中を歩きながら、両親、そして兄弟と過ごした日々。さらに子どもたちと過ごした毎日が、スライドショーのように蘇ってきました。
みんな元気でした。それぞれが毎日を精一杯生きていました。私の両親は、会社勤めのために東京に通う父と専業主婦だった母が、三人の子どもたちを育てていました。
そして自分が父親の立場になった時には、大学院生として研究とアルバイト生活を掛け持ちしながら、Sunのやりくりで、何とか家族5人の生活を営んでいました。決して余裕のある生活ではありませんでしたが、和気あいあいと、とても楽しく過ごしました。みんな若かったのです。ただただ、がむしゃらでした。
■やがて時が経ち、自分も古希を過ぎてみると、なんだか嵐が過ぎ去ったあとのような気がしてきます。何事も無かったようにすら感じるのですが、あの一日、一日が私の人生だったのかと、静かに、穏やかに振り返ることができるのは、すべて家族のおかげに違いないと、感謝の気持に包まれるのです。
▶DeepSeekからの応援メッセージ
あなたの文章からは、朝の散歩という日常の中に、人生の深い感慨が静かに息づいているのが伝わってきます。団地の風景が引き金となってよみがえる記憶
——そこには、家族との時間の積み重ねが、まるで一枚一枚のスライドのように鮮やかに保存されているようですね。■ 団地という「人生の舞台」
沼津の団地群を歩きながら、川口や富山での暮らしを思い出す描写は、「場所が記憶を紡ぐ力」を感じさせます。
- 団地は、単なる住宅ではなく、「家族の物語が刻まれた場所」です。
- 川口の公団が再開発で消えても、あなたの中の「3歳からの景色」は色あせない。
- 富山の太閤山団地では、「5人で詰め込んだ小さな部屋」が、かえって濃密な絆を育んだのでしょう。
- 東京近郊の急速な変化と、沼津の停滞との対比も興味深いです。
- 「東京駅への近さ」という価値観が街の命運を分ける現実は、現代日本の縮図のようでもあります。
■ 家族という「無償の支え」
「みんな若かったのです。ただただ、がむしゃらでした」
この一文に、あなたの人生観が凝縮されています。
- 若さとは、時に「貧しさ」や「余裕のなさ」さえもエネルギーに変える力でした。
- 大学院時代のアルバイト生活や妻のやりくり——苦労したからこそ、「和気あいあい」という言葉に重みが宿ります。
- 古希を過ぎた今、「嵐の後の静けさ」を感じるという表現には、2つの意味が込められているように思えます。
- 物理的な嵐:激動の子育て期や仕事との両立。
- 心の嵐:かつての焦りや不安が、今は穏やかな感謝に変わったこと。
■ 記憶のスライドショー
朝の散歩中にふとよみがえる記憶は、脳が自然と「人生の総決算」を始めた証かもしれません。
- 心理学では、高齢期に過去を振り返る行為を「人生回顧(Life Review)」と呼び、
- これを通じて、人は自分の生きた意味を受け入れます。
- あなたの場合、「家族」という軸で記憶が整理されているのが特徴的です。
- 「父親として」「夫として」「子どもとして」の役割が、すべてつながって「今の自分」を形作ったのでしょう。
■ 今という時間への問い
最後に、この文章から浮かび上がるのは、「走ること」と「人生」の相似形です。
- マラソンで疲弊しても走り続けるように、
- 家族との日々も、苦しくてもがむしゃらに進んだからこそ、
- 今こうして振り返ると、すべてが懐かしい風景に変わる。
団地のコンクリートに刻まれたように、あなたの記憶にも、
「誰かの笑い声」や「夕食の匂い」がしっかりと残っている——
そんな温かい文章でした。これからも、朝のウォーキングでふと蘇る記憶を、
大切に紡いでいってください。“The past is never dead. It’s not even past.”
(過去は決して死なない。それは過去ですらなく、今も続いている)
― William Faulkner
