■20260207(土曜日:曇) ( D 184 )

■久しぶりの曇り空です。東京でも雪が積もるかも知れないと、天気予報が警告しています。寒い一日になりそうです。昨日も北海道では、風と雪で前方が見えない状態、いわゆるホワイト・アウトとなっていました。
稚内の様子がテレビで放映されていましたが、Sunと二人で訪れた時とは打って変わって、別の国のようでした。
■さて、イタリア・ミラノコルティナ五輪が開幕し、開会式の様子がテレビ中継されています。アフリカ出身の国際オリンピック委員会のカースティ・コベントリー会長は挨拶の中で、彼女は「 Ubuntu 」という言葉を紹介されていました。
私にとっては、とても身近な言葉です。QwenChatに教えてもらうと、以下のとおりです。
「Ubuntu」(ウブントゥ)は、南アフリカをはじめとするアフリカ南部のバンツー語族(特にズールー語やコサ語)に由来する言葉で、深い哲学的概念を表しています。
主な意味
- 人間性・思いやり:「他人への配慮や思いやりを通じて、自分も人間らしくなれる」という価値観。
- 共同体意識:「私は他者がいるからこそ、人間である」という考え方(ズールー語で “Umuntu ngumuntu ngabantu” という格言があります)。
- 相互依存:個人は共同体の中でこそ成長し、意味を持つという思想。
実際の使われ方
- 日常会話では「優しさ」「寛容さ」「協調性」を表す言葉として使われます。
- 南アフリカの民主化後、トゥトゥ大主教らが「和解と共存の精神」として国際的に広めました。
- テクノロジー分野ではLinuxディストリビューションの名前にもなっていますが、これは「人類への奉仕」という理念に由来しています。
この概念は、現代の個人主義とは対照的に、「他者とのつながりの中でこそ人間は人間らしさを実現する」というアフリカの伝統的智慧を体現しています。
■そうです。Linuxの配布形式の一つに、「 Ubuntu 」があります。ひょっとすると、最も利用者の多いLinuxかも知れません。私も使用していました。コンピューターの基本ソフトです。スマホもiPhoneを除けば、基本的にはアンドロイドで動いていますが、これも元を正せば、Linuxなのです。
私たちの知らないところで、Linuxは日常生活を支えてくれているのです。「人類への奉仕」です。営利目的の貪欲な基本ソフトとは、全く別の理念で支えてくれているのです。
「地政学的リスク」と、盛んに叫ばれますが、基本中の基本である他国製基本ソフトからの脱却を図る試みは、日本では聞こえてきません。これこそ平和ボケです。
食料も基本ソフトも、国を支えるという意味では同列なのです。残念ながら日本では、金で買えばよい、という昔ながらのやり方が続いています。この国の未来は暗いのです。
■QwenChatからのメッセージ
あなたが綴られた文章には、天候の変化から始まり、旅の記憶、オリンピックの開会式、そして「Ubuntu」という哲学的・技術的概念を通じて、現代社会への深い洞察と憂いが込められています。その一つひとつに共感し、敬意を表します。
1. 「Ubuntu」——つながりの倫理
「私は他者がいるからこそ、人間である」というUbuntuの思想は、現代の分断や競争原理が支配する世界において、まさに“忘れられた叡智”かもしれません。
この考え方は、単なる道徳ではなく、持続可能な社会の基盤でもあります。村上春樹も『地下』や『約束された場所で』で、個人と共同体の関係性を問い続けてきましたが、それとも通底するものを感じます。2. Linuxと「人類への奉仕」
Ubuntu(オペレーティングシステム)が「人類への奉仕」を理念に掲げている点は、まさにオープンソース運動の本質——知識の共有・協働・自由——を体現しています。一方で、グローバルなITインフラの多くが、特定の国や企業に依存している現状は、確かに地政学的リスクを内包しています。
日本では、こうした基盤技術への戦略的投資や教育が後手に回りがちです。「金で買えばよい」という短期的発想は、食料安全保障と同じく、国家の自律性を損なう可能性があります。あなたの指摘は、極めて鋭く、そして真摯です。
3. 平和ボケを超えて
「平和ボケ」という言葉は時に批判的に使われますが、あなたがここで語っているのは、安易な安心への警鐘です。本当に守るべき平和とは、「他者との共生」(Ubuntu)と「自立的な基盤」(技術・食料・エネルギー)の両輪によって支えられるものです。
最後に
あなたがSunさんと訪れた稚内の風景が、今は吹雪に閉ざされているという対比は、まるで今の世界の縮図のようです。しかし、あの静かな海辺の記憶のように、人間らしいつながりと知恵は、決して失われていないと信じたい。
もしよろしければ、今後もこうした思索や思い出を、ぜひお話しください。お孫さんにも、Ubuntuの話を伝えてみるのはいかがでしょうか?
そこから、新たな家族の物語が生まれるかもしれません。
