2023 年 09 月 02 日 TakuとMasato とNonと一緒に訪れた熱海初島です。

月: 2024年9月

生への執着

■20240909(月曜日:晴れ)

6月10日の宗谷岬です。いつも観光客で賑わっています。
後ろはオホーツク海です。

■窓からは爽やかな朝の風が、舞い込んできています。本当にささやかな、そよ風なのですが、今のところ真夏日の予想とは思えません。九州では、38度に迫るとの予報です。

■さて以下の記事には考えさせられます。

★かつて「世界でもっとも美しい」と称された元スーパーモデル、
60歳を前に”ノーメイク&加工なし”のセルフィーを投稿

現在56歳のポーリーナ・ポリスコワは、30年にわたって雑誌のグラビアページを飾ってきた”若きスーパーモデル”では、もうない。

しかし、たとえ少したるんでいたり、20代のようなピチピチ肌ではなくても、歳を重ねた自分を受け入れながら、若い頃のイメージに固執しないように積極的にアクションを起こしている。

と、書き出されている記事には、世界で一番美しい、とかつて称えられた自分への思いが綴られています。掲載されている現在の写真を見ても、充分今でも美しいと私には思えるのですが、その基準が以前と異なるのは当然です。

こうした記事を読んで思い出すのが、あのスペインの画家フランシスコ・デ・ゴヤの作品です。

★生への執着:ゴヤの版画

もう20年前以上でしょうか、堀田善衛さんの本に熱中しました。冷静な眼差しと筆致で書き続ける堀田さんの本には、熱中するという振る舞いは、ふさわしくないかも知れません。

「地中海のほとり」を読んでから、スペインに興味を持ち続けていたのです。そして、堀田さんの本を読み進めました。「ゴヤ」もその中の一冊です。

ゴヤの版画集は、人間の宿業というか愚かさというか、なるべく見たくない面を、これでもかと描いています。老いることは避けようがありません。生物の宿命です。

老いていく自分とどう向き合っていくかは、スーパーモデルだけが抱える悩みでは無いのです。「老年について (岩波文庫) | キケロー, 中務 哲郎」は、古代ローマ第一の学者にして政治家・弁論家キケロー(前106―前43)が人としての生き方を語り、老年を謳い上げた対話篇、とありますが、71歳になった自分も、読みながら確かにそのとおりだな、と得心することばかりでした。

特に実感できたのは、若い時に比較して欲少く生きることができるようになった、という点でした。動物的欲望は最小限となり、社会的には競争から降りた、ということでもあります。

無理をせずに欲少く生きることができると、自らが背負い込むストレスが激減します。容貌の変化も、自律神経の脆弱化からくる体調不良も、できれば探究的好奇心を持って、付き合っていきたいのです。それしかありません。

嘆いても文句を言っても、昔に戻ることができるわけではありません。ゴールに向かって歩き続けるほかないのです。

熱狂の果

■20240908(日曜日:晴れ)

今年6月10日の宗谷丘陵です。風力発電のメッカです。

■今日は新沼津カントリークラブの月見杯Aクラス月例でした。先週はSクラスの月例が、台風のために中止となりました。新幹線は不通となり、高速道路も通行止めでは致し方ありません。今日は44名の参加がありました。

暑い一日でした。それでも風もあり、日差しの強さも一週間前とは違います。今日は仲良し長谷川さん、フェローシップ委員の加藤さん、そして初めてでしたが石橋さんとご一緒しました。皆さんお上手なので、とても勉強になりました。

10月、11月と月例の時に出掛けなければならず、連続欠場となります。となると次は12月ですから、今度はもう寒さ対策が必要となりそうです。暑くてもダメ、寒くても嫌となると、絶好のゴルフ日和など、本当に数えるほどになってしまいます。

■さて、いつもの知恵袋「田中宇の国際ニュース解説 無料版」です。今回は、

■ロシアの冤罪

ドイツが転落の危機に直面しています。ロシアから安価な天然ガスを輸入し、製造業大国として繁栄してきたのですが、極悪非道なロシアと対峙させられ、エネルギー価格の高騰などもあって、ピンチです。

ドイツ自動車大手のフォルクスワーゲンは2日、1937年の創業以来初めてとなるドイツ国内の工場の閉鎖を検討していると明らかにしたほどです。
EV に対する判断ミスもあるのでしょうが、有利な条件が、失われているのは明らかです。

田中さんの上記の指摘をみると、アメリカには手も足も出ないドイツの悲哀が浮き彫りになります。日本も同様なのですが、国民の殆どは、そんなことに気づく気配すらありません。

今にも中国が攻め込んでくるかのようなトンチンカンぶりです。サハリンを通して、安価な天然ガスが輸入できれば、国民生活はずっと楽になるはずなのですが、極悪非道なロシアと貿易することなど、非国民の考えることになっています。

それが日本の現状なのですから、ドイツを笑うことなどできるはずもありません。次の総理によって、日本は骨の髄まで吸いつくされて、ますます貧乏国に成り下がるでしょう。熱狂の果がそれですから、救いのない国となりそうです。

積極的休養

■20240907(土曜日:晴れ)

2021年9月20日に訪れた信州安曇野りんご園 「浅野農園」です。
とても美味しいりんごでした。

■昨夜も暑苦しい夜でした。空調を 26.5 度に合わせた上に、扇風機を回して私は寝ました。そのおかげか、昼休みにバナナケーキを作るために、休む暇が無かったのが幸いしたのか、スマホの睡眠アプリは高得点を付けてくれました。

食事、運動、睡眠の3点セットが、健康維持のためには基本的要件だ、とはよく言われますが、たしかにその通りだと感じます。昨夜は何日かぶりにフィットネスクラブに行かずに筋トレを休みました。

高齢者はどの程度の頻度で筋トレをするのが良いか、という内容の記事がネットで散見されます。がむしゃらに、やたらと取り組めば良い、というものではないようです。

積極的休養と勝手に自分で命名した、何もせずにひたすら横になって、ただただ休むことも大事そうです。筋トレをしている間に肥大するのではなく、睡眠中にホルモンによって筋肉は成長するようですから、充分な睡眠は、充分なトレーニングと同じくらい大切なようです。

ところで、休息と休養はどう違うのかと思い調べました。

★休息と休養の違いは、時間の長さや目的の違いです。

休息は、活動や仕事などを一時的にやめて心身を休めることを意味し、比較的長い時間でも使用されます。睡眠や瞑想などが代表的な休息の手段です。

一方、休養は、疲労やストレスと関連があり、心身の疲労を回復させ、明日の活力に備えることを意味します。休養には「休む」ことと「養う」ことの2つの側面があり、時間の長さによって休息から休暇に分けられます。休養は、静かに自分を見つめ直す時間や運動など、積極的な活動も含みます。

休養が不足すると、心身の疲労が蓄積し、仕事能率の低下や生活の質の低下、外傷や疾病の原因になる可能性があります。また、身体の機能的異常(免疫系、自律神経系機能の低下)がおこりやすいと考えられています。

とすると、フィットネスクラブでの運動と、静かに何もせずに自分を見つめ直す時間のセットが、私にとっての積極的休養でしょうか。

空洞対決

■20240906(金曜日:晴れ)

2021年9月に訪れた長野松本城です。端麗なお城です。

■今朝は昨日とは異なり、蒸し暑い朝です。昨夜は空調を26度に設定、さらに扇風機を最弱で首振りにして休みました。その御蔭かどうか、昨日は2度目が覚めましたが、充分熟睡できました。

昨日はロータリークラブの例会があり、ベトナムからの地区米山奨学生のクインさんが卓話をしてくれました。1年間の奨学期間も終わり、これからは就職活動に邁進する日々になります。

日本とベトナムを結ぶ架け橋になって欲しい、と願っています。例会で会えるのは最後でしたので、私の愛読する10冊ほどの自炊本を、USBメモリーに収録してプレゼントしました。

絶版本もあり、市中では手に入らない貴重な本も収録しました。どの本を再読したいと考えるかは、もちろん人それぞれですから、私の一番の推しの本は意外と心を打たず、それ以外の本が心に刺さることもあります。結果がたのしみです。

■さて、アメリカの大統領選挙、そして自民党の総裁選挙が、熱くなってきています。日本での報道では、民主党のハリス候補が逆転勝利を掴みそうですし、日本ではあの人気者がキングメーカーに担がれて、これまた勝利を収めそうです。

しかし以下の記事を読むと、首を傾げざるを得ません。同様の指摘を、あの田中宇さんも記事の中で書かれていました。

★カマラ・ハリスが、トランプとの討論会に「カンペの持ち込み」を要求…単独インタビューも受けられない「無能ぶり」がひどすぎる!

結果によっては、日米両首脳の空洞対決が実現するかも知れません。どうなっても、日米の主従関係が一層ひどくなるだけの話でしょうけれども。悲しい現実です。

スキーとの別れ

■20240905(木曜日:晴れ)

4年前に訪れた新千歳空港、
「グルメ回転寿司 函太郎 新千歳空港店」です。いつも満員です。

■今朝も空調は必要のない、爽やかな陽気です。窓からは青空が見えて、昨日ほど、そよ風が吹き込んでは来ませんが、扇風機を最弱で回していれば、心地よく作業が可能です。

日中は、まだまだ30度を超え、名古屋では35度を超える猛暑日の可能性が予想されています。それでも、夕方になって日が陰れば、ずっと過ごしやすくなってきました。

■今日の写真は、有名な人気回転寿司店です。たいてい順番待ちをしないと席が空きません。忘れられない思い出があります。この写真の次の年でした。

サホロリゾートでスキーをするために出掛けた時でした。電車の出発前に、この店の前で順番を待っていると、石勝線が不通になった、というJR北海道からの案内がスマホに届いたのです。

新千歳空港駅から南千歳駅で乗り換え、新得駅まで特急「あおぞら号」で行く予定でした。ホテルのバスが新得駅に迎えに来てくれるのです。数日来の大雪で、札幌で列車が動けなくなり、このような事態になったのです。

そもそも北海道で雪が降るのは当たり前ですから、いくら例年にない大雪とは言っても、雪のために列車が不通になるなんて、想像もしていませんでした。

これ以上、慌てられないほど慌てました。何としても新得駅までたどり着く必要があります。まずは、JRの窓口に行って状況を確認しましたが、翌日になって再開するかどうかも不確定だ、というのです。

バスの窓口に行きましたが、もうサホロ方面に向かうバスはない、とのこと。結局、旅の予定を変更するしかありませんでした。スキーは諦めました。

実は翌年もコリもせずに、同様の日程で北海道へスキー旅行に二人で出掛けたのですが、何と翌年も同様に大雪で、JR線が不通になったのです。

さすがに、この時は諦めきれずに、新千歳空港からタクシーに乗って、サホロスキー場まで行きました。今までの人生の中での最長タクシー乗車です。

その年で、ずっと続けていた北海道スキー旅行は止めました。怪我をしては寝たきりになるから、という子どもたちの助言に従ったのです。老いては子に従えです。

それに、鉄道の脆弱性に見切りをつけた、という面もあります。JR北海道においては路線の保守・管理が大変なのは、よく分かります。本当に多くの人手で、なんとか維持しているのは間違いありません。人口も減少し利用客も減れば、経営も大変です。何重苦もの負担が、のしかかっています。

ただ、いち利用者の立場からすると、北海道に行ったものの当日になって、突然列車が不通になってしまうと、どうにもなりません。雪の中で長距離を運転する勇気はありません。

となると、冬の間は鉄道しか頼りがないのです。ちょうど良い潮時だったのでしょう。スキーとのお別れでした。

薔薇の蕾

■20240904(水曜日:晴れ)

4年前の9月に出かけた北海道岩見沢SAです。爽やかでした。

■今朝は爽やかです。北側の部屋であることも幸いなのでしょうが、窓からは心地よいそよ風が舞い込んできています。東京では今朝の最低気温は20度だった、と報道されています。

昨日までの蒸し暑さはどこへやら、すっかり秋の気分です。もちろん、そう一気には進みません。西日本では、35度以上の猛暑日に今日はなりそうです。

さて昨夜も夕食後にフィットネスクラブに行って、筋トレを軽く行いました。先週、負荷を増したために右太ももの筋肉痛になり、年寄りの冷や水を実感しています。昨夜は痛み止めの湿布を貼って休みました。

昨夜は負荷をもとに戻して、回数も10 回 x 3 クールで止めました。レッグ・エクステンションも最低の負荷で行い、この程度ですと、むしろ整理体操の代わりです。マラソンを走った後、ゴルフをラウンドした後などは、こうした最低負荷で筋トレをした方が、むしろ疲れが取れるようです。

■さて、いつもの知恵袋「田中宇の国際ニュース解説」です。最近は無料版を意識して多数配信してくれています。面白おかしい内容ではないので、誰にでも勧められるものではないのですが、読む価値は間違いなくあります。超一級品です。

田中宇の国際ニュース解説 無料版 2024年9月3日
https://tanakanews.com/
★トランプ返り咲きの周辺<1>

日本のマスコミでは、バイデン大統領が撤退しハリス氏が民主党の候補者に決定してからは、逆転しつつあるかの報道が溢れています。しかし、いくつかの解説を読むと、どうもハリス氏は中身が無いようです。自民党の総裁候補ナンバーワンの空っぽぶりが、日本でも数多くネットに見られますが、さすがにアメリカですから、そこまで空疎ではないにしても、指導者としては力不足は否めないようです。

普通に選挙が行われれば、結果は自ずと出るのでしょうが、民主主義の模範と称されるアメリカも、どうも実態はいかがわしいようです。いかがわしい報道が溢れて、有権者が誘導されるとなると、それこそ民主主義の危機です。

いつもマスコミは正しいなどとは、さすがにもう誰も思っていないはずですが、かといって、何を信じたら良いかとなると、明確な羅針盤はありません。自分自身で探して、自分自身の頭で考えるしか無いのです。

市民ケーンの時代から、マスコミはいかがわしかったのでしょうが、もう一度洗い直してみる必要がありそうです。

試行錯誤

■20240903(火曜日:曇)

4年前に訪れた宗谷岬。宗谷丘陵から見たオホーツク海です。

■迷走を続けた台風10号も、ようやく天気図から消えたものの、前線の影響で今日も大雨の危険性が残っています。昨夜のニュースで、前橋市で雷のために停電していることを知り、高崎は大丈夫か、さっそくTakuにラインしました。

幸い停電はしていないとのことでしたが、本当に落ち着かない毎日です。

■先週の金曜日に出掛けたフィットネスクラブで、スミスマシンの負荷を上げました。基本のバーが11キロ。ベンチプレスでは、プラス 10kg = 21 kg 。スクワットでは、プラス5kg、2.5kg、1.25kg = 8.75 kg x 2 の合計 28.5 kg で行っていたところを、双方とも 31 kg にしてみました。

なんとか、10回を 3 クールの鍛錬をすることができたのですが、やはり高齢者は、急に負荷を上げてはいけないようです。翌日肩こりのような症状が出て、往生しました。右大腿部の筋肉痛も出現。

昨夜は、最低限の原点に戻って、鍛錬しました。1年半前に筋トレを始めた頃は、最低限の負荷でもヒーコラ言っていたのですから、間違いなく進歩はしているようです。

疲れが溜まっている時、あるいは体調の悪い時は、基本負荷のみで筋肉を動かすことだけを行うのも、悪くないようです。気持ちよく筋トレが進みます。

まぁ、色々試行錯誤しながら、自分の体と相談しつつ、少しずつ前に進めば、それで良いのです。

川口マラソン

■20240902(月曜日:曇)

4年前にTaku一家と出掛けた、静岡県堂ヶ島マリン遊覧船です。

■昨日は終日、雨が降ったり止んだり。時折、雷鳴も轟きました。今日2日は、東北付近から日本海にのびる前線が南下する予想です。台風10号から変わった熱帯低気圧のため、暖かく湿った空気の流れ込みが続くため、東日本と北日本を中心に大気の不安定な状態が続きそうです。局地的に雨雲が発達し、大雨になる所があるようで、静岡も午後からは大雨の心配があります。

窓からは青空が見えますので、もう台風の影響は無くなって、残暑に苦しむのかと思いきや、そうは簡単に問屋は卸してくれないようです。

■昨日は午前中、フィットネスクラブに行って、筋トレとランニングを行いました。10時19分から1時間 1分48秒、8.81kmを走り、9月の最初の積み重ねを行いました。今月も目標を100キロに設定しましたが、達成はなかなか難しそうです。

まず最初に、スミスマシンでベンチプレスとスクワットを行った後、腹筋、背筋鍛錬を行い、終わった段階で、いつも使っているランニングマシンが空きましたので、レッグ・エクステンション、レッグ・カールは飛ばして、ランニングに入りました。

筋トレの成果が出てきているのだと思いますが、走っていても、以前よりも余裕を持って続けることができています。1時間走り終わっても、以前のようにベンチで休まないと辛い、ということはなくなってきました。

昨日は台風10号の影響で朝から雨雲が空を覆っていて、家を出る前には雷鳴がとどろき、これではゴルフ場は大変だろうなと心配になりました。それでもフィットネスクラブにいる間に、激しく雨は降らなかったようです。

走り終わってシャワーを浴びて、フィットネスクラブを出ると、メガネが曇ってしまいました。外は湿度が高く、蒸し暑かったのでしょう。

■12月1日に埼玉県川口市で「第42回川口マラソン」が開催されます。大の仲良し、小・中学校の同級生Koheiちゃんと、走り終わって一杯やろうかと計画中です。

昨日、何気なくネットを検索していたら、川口マラソンが開催されているのを知りました。ハーフマラソンであること、制限時間も2時間30分あること、コースもアップダウンはそれほど厳しそうでないことなど、自分でも完走できそうな条件が揃っていました。

さっそく連絡を取って、可能であれば準備を進めるつもりです。

自然法則

■20240901(日曜日:雨)

今日は防災の日。オーストラリアにも台風は上陸します。

■さて今日から9月(長月)です。関東大震災が発生した日ということで、防災の日になっています。台風10号が迷走に迷走を重ね、まるで駄々をこねているように、グズグズしています。

当初の予想では、とっくに日本を離れて影響も無くなっている予定でしたが、まだまだ数日は大雨の危険性が残されています。幸い雨は断続的に降り続いていますので、沼津では思ったよりも堤防の決壊発生は少ないようです。

■今日は新沼津カントリークラブのSクラス月見杯月例です。松本支配人から、天気予報からすると競技は可能そうだということ、そして競技参加者は、昨日夕方現在35名の参加が見込まれる、との連絡がありました。競技委員は雨のなかでも立ち会う必要があります。今回私は、競技委員の当番日ではなかったので、こうして自宅で書き綴っていることができます。でも、ご近所さんのメンバーの方は、どうやら棄権したようです。

■今朝の写真は、オーストラリアにも台風が上陸するのだ、という統計記録です。当然のことながら、日本のマスコミがオーストラリアにも台風が上陸した、などという報道をするはずがありませんので、我々には知る由もありません。

記録を見ると、ほとんどが北部に上陸しているのみで、東海岸の中部から南部にかけては、影響はないようです。南部に位置するメルボルンが、世界で最も住みやすい街ランキングの常連さんだ、ということは有名ですが、自然災害が少ないことも大きな要因に違いありません。

地震もない、台風の心配もない、となれば一年中、枕を高くして眠ることができそうです。この違いは、自然に対する考え方に大きな違いを、もたらすはずです。

同様に自然災害が少い条件を持つヨーロッパ大陸で、自然科学が発展したのは、容易に想像がつきます。きっと一定の法則に基づいて、自然は運営されているに違いない、と確信できるからです。その法則を突き止めようと考えるに違いありません。

しかし、日本ではそうはいきません。いつ起こるか未だに分からない地震を前にしては、一定の自然法則を突き止めようとは、まず考えだにしなかったはずです。行き当たりばったり、気まぐれにしか、自然の営みは見えないのです。簡単に言えば、諦めて受け入れるしかありません。

そうして、私達の祖先は自然に対してきたに違いありません。そして、その生き方は、これからも変わることは無さそうです。

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