2022 年 02 月 11 日 北海道小樽市街と石狩湾です。

カテゴリー: 残日録 Page 1 of 131

みどりの窓口

■20240422(月曜日:雨)

2年前の4月の我が家です。
改築前の台所の様子は、もう写真でしか思い出せません。

■今朝は曇り空。時折雨がぱらついているようです。先週末に、筋トレをしていて痛めた左肩の筋膜痛が、まだまだ完治しそうにありません。昨夜は、Sunにサポーターをあてがってもらいました。おかげで体動によって痛むこと無く、通常の睡眠が得られました。

日常生活に特別困るわけではないのですが、さすがに強く肩を動かす運動は無理です。しばらくは安静に努めて、回復を待つしか無いようです。

■さて、以下の記事には、驚きました。

★大行列に客から怒号も……「みどりの窓口」続々廃止で続く“大混乱” 
電子化が進む“航空券”との決定的な違いとは

JRを利用しているもの、極々単純な利用しかしていない自分などには、理解できない部分が多々あるのですが、当事者にとっては大きな問題です。

JRにしても、郵政民営化にしても、決してバラ色ばかりの現実をもたらしたわけではないようです。JRなどは、やはり全国を一体として考える視点がないと、人口減少時代には立ち行かなくなります。

東海道新幹線は、儲かって笑いが止まらない一方、北海道や四国などでは、路線の維持管理ができなくなっています。ここは一旦立ち止まって、将来の国の形を考え直すべきときのように思えるのですが。

行動の変化

■20240415(月曜日:晴れ)

沼津市大瀬神社の神木です。

■今日は新沼津カントリークラブの理事・分科委員会でした。各委員会のメンバーが集まってクラブ運営を協議する場です。年に2回開催されます。経営状況からコースの管理、そしてクラブ競技の運営方法の検討など、多岐にわたる内容です。

経営状況の報告を聞くと、ゴルフ場がいかに天気商売なのかが、よく理解できます。雨が続けば来場者が減少するのは必定です。こればかりは致し方ありません。

そうした中でも、安定した経営を続けるには、どうしたらよいか。ゴルファーにとって、魅力あるコースであり続けるためには何が必要なのか。コロナ禍を経て、人々の行動が様変わりしています。ゴルファーの行動も同様です。

たとえ見知らぬもの通しであっても、一期一会の出会いとして、ラウンドを共にするのが当然だった以前とは異なり、4人で組みを作るのが、とても困難になっています。

2人でカートを専有してプレイすることを、ツーサムといいます。

ツーサムとは、二人でゴルフコースをラウンドすることを指します。

通常、多くのゴルフ場では四人以上でないと追加料金が発生したり、他の参加者たちに組み込まれてしまったりすることがありますが、二人だけでプレイすることが可能なゴルフ場も存在します。

ツーサム保証を記載しているようなゴルフ場であれば、二人でのプレイができます。

平日の比較的空いている状況なら、何の問題もないのですが、土・日曜日となるとプレイ進行に影響が出ます。今日の説明では、夫婦二人でプレイするので他人は入れたくない、というケースが増えてきているとのことです。

なかなか難しい問題です。様々な問題があることを、こうした役目に就いてみて初めて知りました。人生何事も勉強だと、毎回痛感しています。

内蔵脂肪

■20240413(土曜日:晴れ)

4月8日の様子です、地元の川べりです。
菜の花と桜は、よく似合います。

■今朝も青空が爽やかです。5時半に目が覚めて、すんなりと起き出すことができましたので、散歩に出かけました。ひんやりとした早朝の空気は、身体をシャキッとしてくれます。朝日を充分に浴びることは、体内時計を調整し今夜の睡眠にも、良い影響を与えてくれそうです。

昨夜は、19時過ぎにフィットネスクラブに出掛け、久しぶりにランニングマシーンで走りました。36分50秒、6.60 km を走り、これで今月は3回のランで、26.96 kmを積み重ねました。 月100キロ走までは、まだまだ時間がかかりそうです。

それでも、以前よりもしっかりと走ることができた、と昨夜感じたのは、偶然ではありません。筋トレの成果が現れてきているのです。身体の組成という点からも、筋トレと有酸素運動を、うまく組み合わせて続けていくのが、自分には一番合っているようです。

7日にマラソンを走り、その後は筋トレだけにしていましたが、走っていないと体の内部に、余計なものが蓄積し始めているような気がしてきます。ゆっくり長く走ることで、身体内部の解毒作業が行われる気がするのです。

4月9日からは、Huaweyの体組計での測定に切り替えました。これまでの製品、そしてフィットネスクラブでの測定と明らかに異なる点が一つあり、戸惑っています。内蔵脂肪です。いままでは、数値が「4」だったのですが、「10」になっています。かなりの違いなのですが、センサーは、たぶん同じでしょうから、なぜそこまで異なるのか不明です。

■さて今夜は、県の眼科医会総会です。今年度から副議長ですので、会場参加となります。ネット参加に慣れてしまうと、片道1時間以上の道のりは、正直以前より遥かに遠く感じます。

ハイブリッド形式ですので、どちらでも参加可能なのですが、役目柄致し方ありません。今夜の役割を無事に終えれば、しばらくは静かな日々が続きそうです。

満ち引き

■20240408(月曜日:曇)

三津から見た今朝の富士山です。

■昨日は、走り終わったご褒美に、温泉に浸かりました。のんびりドライブでも、と思っていたのですが仕事が入ってしまい、Sunは学校へ行かなければならなくなり、私は沼津御用邸公園で下ろしてもらって、そこから歩いて帰ることにしました。

ただし、調べてみると、自宅までは10キロ以上の距離があり、歩くと2時間30分近くかかりそうです。昨日の今日ですから、無理をせずに疲れたら駅に向かい電車で帰ってこようと、歩き始めました。

途中、我入道海水浴場を通り、沼津港を目指しましたが、さすがに疲れました。途中で、ちょうど沼津駅行きのバスに乗ることができ、結局電車で帰宅しました。

我入道海水浴場へは、潮の満ちた時ですと、通り抜けができない海岸でした。初めて知りました。幸い潮が引いている時間帯でしたので、通り抜けることができ、景色を堪能することができました。幸運でした。

9年前

■20240406(土曜日:曇のち晴れ)

浦高のグランドです。冬には、体育の授業で
サッカーばかりをしていました。

■木曜日にフィットネスクラブでのランニングで痛めた、左臀部の筋肉痛も、湿布のおかげか収まってきました。普段は気にならないのですが、歩く時や走ろうとすると、違和感を覚えています。昨日、今日は、とにかく安静に努めて、明日のマラソン大会に備えるしかありません。

ハーフの部の制限時間は、中間地点65分(11時05分)、15キロ地点95分(11時35分)、20キロ地点124分(12時04分)、そしてフィニッシュ地点130分と、案内には記載されています。

要は、キロ6分のペースで走り続ければ問題ないのですが、言うは易く行うは難し、の典型です。前回参加した2015年4月15日、9年前には、制限時間など気にもしていませんでした。ただただ、ひたすら走った結果、127分で完走しました。あの頃は、62歳でした。充分年寄りなのですが、元気でした。

やはり60代と、70代では隔たりは大きそうです。

■昨年の5月の連休から筋トレを始めました。大腿四頭筋やハムストリングの鍛錬も、ほそぼそ続けてきました。昨年11月の大井川キウイマラソンでは、翌日から大腿四頭筋の筋肉痛に苦しみました。アップダウンが厳しいコースだったのです。

筋力の足りない部分の代表格が、大腿四頭筋だったのです。まだまだ全然鍛錬も足りないのですが、明日少しでも成果が感じられると嬉しいのですが。そんなに甘くはないでしょう。

それと調べてみると、2015年の時と変わっているのは、スタート時刻です。前回は、11時でした。今回は10時スタートです。早く初めて早く終えるようです。

多くのボランティアの皆さんも、その方が助かりそうです。

さて、どうなりますことやら。

違和感

■20240405(金曜日:曇)

母校の体育館です。生徒たちが日曜日にもかかわらず、
クラブ活動をしています。

■HUAWEI WATCH GT 4 が昨日届きましたので、さっそく設定作業を行いました。今までは、GT 3 を使用していました。特別困ることはなかったのですが、Sunのスマートウォッチが壊れてしまい、代替品を探していたことと、GT 4 になって、激しい運動時の心拍数計測の精度が上がった、という書き込みを見て、購入を決めました。

GT 4 になって、ゴルフナビができるようになったことも、大きな購入動機でした。ゴルフナビだけでも、3-4 万円はするのが普通です。スマートウォッチにはGPSが装着されていますので、コースのデーターをあらかじめ取り込んでおけば、それだけでコースの様子がリアルタイムで確認できます。

先日、ロータリークラブの同好会コンペで、ほとんど初めてのようなコースでプレイした時には、様子が分からないので、とにかくリスクを避けて、アプローチ勝負に徹するプレイを心がけました。

あんなに頭を使ってプレイしたのは、初めてのような気がします。もちろん狙った通りの場所へ、ボールを打てるわけではないのですが、大けがはしませんでした。今後は、このゴルフナビを使って、いかに少ないスコアで上がることができるかに、集中してみるつもりです。

■GT 3 はSunに譲りましたが、こちらでも睡眠診断アプリが利用できます。今朝の結果を、二人で比較してみました。昨夜はロータリークラブのテーブル会でしたので、一杯飲んで帰ってきました。就寝時間は、22時36分。総合得点は87点で、「98%のユーザーより上」との診断で、睡眠の質は決して悪くありません。深い睡眠も 32% 、熟睡期間 84 点と最近では良い方です。よく眠れた、ということです。

確認してみると、ふたりとも2回、夜中に目が覚めていました。私は、3時48分に2度目の目覚めがあり、トイレに行きました。その後、自分ではウトウトして熟睡できなかった、と思っていました。診断アプリの結果は、その後には深い睡眠は無いものの、レム睡眠と浅い睡眠を繰り返しています。

感じていたよりも、きちんと寝ていた、ということでしょうか。何事も前向きに捉えるしかありません。

■ただマラソン前の最後のランニングのつもりで、昨日ランニングマシーンで30分、5km 走りました。その際に、左大殿筋の一部を痛めたようで、じっとしていれば、何事もないのですが、歩き始めると違和感が出ます。

走る際に支障が出るのか心配です。とにかく2日間は安静に努めて、回復を待つしかありません。

落ち込んだら筋トレしろ

■20240404(木曜日:曇り時々雨)GT-4 使用開始

埼玉県立浦和高等学校の同窓会館です。

■今朝は雨です。一昨日の夜は、気温も上がってきたので、もう寝る際に寝室の空調は入れなくとも熟睡できるだろうと、高をくくって失敗しました。

朝方気温が下がって、最後の最後で熟睡できませんでした。昨夜は、その失敗に学んで空調を入れました。暖房の最低設定温度16度です。そのおかげか、昨夜は一昨日よりは熟睡できました。

ただし、スマートウォッチの睡眠診断アプリでは、深い睡眠が非常に断片的で良くなかった、との診断です。熟睡できるようにと、昨夜もフィットネスクラブに行って筋トレしました。

■Nonちゃん推奨の本「筋トレが最強のソリューションである」を読み終えたからです。生活習慣病、メタボリック・シンドロームなどに限らず、精神的な諸問題に対する解決法、つまりソリューションとして、筋トレは最強である、という内容です。

私は大いに共感しました。メタボから脱したい、と誰もが願うのですが、では具体的に何から始めたら良いのか、と問われると、答えるのは容易ではありません。

どうしたら良いのだろうと、多くの人が途方に暮れるはずです。食事、睡眠、運動と課題は山のようにあるにも関わらず、では何から始めたらよいのか、まさに途方に暮れるのです。

まずは筋トレを始めるのだ、と著者は熱く語るのです。始めることで、自分が変わっていくことが実感できる、それとともに重要なのは、自分に自信が持てるようになる、という点です。

筋トレを始めた時には、上げることのできなかったバーベルを、上げることができるようになった。筋肉の増加を実感できる。体型の変化を、目のあたりにできる。などなど、自分の努力、鍛錬が身になっていく過程を、実感していくことで、自分自身に誇りが持てる、他者に対する引け目のようなものが霧散する、という指摘は、とても重要だと思うのです。

つまり自分自身を好きになることができる、という点は、何より重要です。人間にとって何より辛いのは、自分自身を好きになれないことだ、という指摘は本当です。身体面だけでなく、精神面でも筋トレは私達に大きな贈り物を与えてくれるのです。

昨年のゴールデンウィークから、フィットネスクラブに入って、私は筋トレを始めましたので、もうすぐ1年になります。鏡の前に立って、我が身の肉体を眺めてみると、肩周りに筋肉が付いてきたように見えます。

「私には、鶏ガラのようにしか見えない」とは、Sunの感想ですが、私の実感は、明らかに違います。確実に成果は現れています。体組計による計測では、残念ながら筋肉量の増量など、数字で現れていないのが惜しいのですが、いずれ変化が起きると信じています。

ランニングにしても、温野菜にしても、筋トレにしても、効果を信じて何事かを継続できるのは、精神的にとても安定をもたらしてくれます。前向きに生きることができます。明日を信じることができるというと、かなりオーバーですが、そう私は信じています。

著者も書いている通り、落ち込んだら筋トレしろ、とは正鵠を射る名言なのです。

叙勲

■20240401(月曜日:晴れ)

埼玉県立浦和高等学校のシンボル、銀杏の木です。
校門前に屹立しています。

■今朝も6時には雨がぱらついていましたが、7時過ぎには青空が見えてきました。昨日は、一気に気温が上がって、春本番の陽気でした。

昨日は、朝7時47分の東海道線で熱海駅まで行き、そこからJR上野東京ラインで浦和駅に行き、そこで京浜東北・根岸線に乗り換えて、北浦和へ到着です。赤羽駅の次が、もう浦和駅には驚きました。川口駅には止まりません。

北浦和駅から母校まで、のんびり歩き、早めに着きましたので、学校の周囲をブラブラと歩きました。高校在学中は、そんな機会もありませんでした。

体育館ではバトミントン部やバレー部が練習をしていましたし、グラウンドではラグビー部がトレーニングを繰り返していました。ベンチの前で腕立て伏せをしていました。

12時から同窓会館2階で、21人が集まって、同窓会の近況などを、同窓会会長でもある同期の野辺博さんから報告を受けました。野辺さんは、昨年秋の叙勲で「瑞宝小綬章」を授与されました。2007~2010年、最高裁判所司法研修所民事弁護教官(上席)、2011~2015年度、慶應義塾大学法科大学院教授を歴任された功績が認められての栄誉です。

長年、社会に貢献されたことが認められたのです。お祝いの花束を送りました。

■同窓会の現状も教えてもらい、皆さんで楽しく歓談して分かれました。同窓会に出席された皆さんは、健康で、経済的にも余裕のある恵まれた人たちなのでしょう。

次回は、6月の同窓会総会で会いましょう、と言って分かれましたが、私は残念ながら休日当番日でした。

また会える日を楽しみに、校舎を後にしました。


同窓会

■20240331(日曜日:晴れ)

2018年4月8日に訪れた、我が母校
「埼玉県立浦和高等学校」のグラウンドです。

■今朝は暖かな朝です。昨日の朝に続いて、またしても4時半に目が覚めてしまい、スッキリした目覚めなので、そのまま起き出して、こうして書き始めています。

昨日は早朝のみならず、午後からもフィットネスクラブて走りました。47分44秒、7.03kmを追加して、これで今月は12回のランで92.09kmを積み重ねました。目標の月100キロまでは、残り1日で7.90キロを残しました。

今日は高校の同窓会がありますので、朝から出かけなければならず、目標達成は諦めました。

午後からのランニングでは、20分過ぎたあたりから汗をかきはじめ、体調が思わしくないことに気づきました。疲れが溜まっていたのでしょう。少しふらつき始めましたので、無理をせずに45分を過ぎたところで、止めました。

終わってから暫く横になりたくなったので、これは負担が大きかったのだと実感しました。しばらくベンチの上で横になってから、シャワーを浴びて帰ってきました。目標まで、あともう少しなのですが、ここは無理をしては駄目そうです。

4月7日には、「焼津みなとマラソン」が待っていますので、無理をしても意味がありません。この体調だと、最低でも直前の4日間は、休養を取った方が良さそうです。

当然のことながら、以前と比べれば体力は落ちていますので、自分の身体とよく相談しながら、鍛錬するところは鍛錬し、休むところは休まないと、体を壊してしまっては、元も子もありません。

■さて、Googleフォトで「浦和高等学校」で検索すると、上の写真がヒットしました。

還暦年度が、最後の訪問かと思っていたのですが、一番古い写真は、2015年1月17日(土曜日)のものでした。同期生の集合写真です。

今日は、7時47分発の東海道線に乗って、往路は各駅停車でのんびりと旅するつもりです。原駅から北浦和駅まで、3時間弱の鈍行の旅です。海を見ながら、大都会を通りながら、荒川を越えて、川口駅から北浦和駅までの懐かしい路線です。

高校の3年間、毎日往復した京浜東北線の駅です。車窓の風景は、すっかり変わってしまいましたが、私の原点への旅です。

今日は、同窓会会長でもある同期生の野辺さんから、母校の近況を報告してもらうことになっています。

貧すれば鈍する

■20240327(水曜日:晴れ)

2年前の3月に出掛けた沼津市三津の朝市です。

■今朝は久しぶりに、爽やかに澄み切った青空が見えています。全国的にも晴天が訪れそうです。今朝は冷えました。起き出して、朝食の準備に食堂へ行くと、窓に露が付着しています。先週の土曜日以来です。

■さて政府は、以下の決定をしました。

★政府 日英伊で共同開発の次期戦闘機 第三国への輸出容認を決定

戦後日本は武器の輸出には手を出さず、廉価で性能の良い民生品の輸出で、世界中の人々の生活を豊かにすることを国是としてきました。

ところが、一つまた一つと、世界を席巻してきた、その民生品では稼げなくなりました。家庭電化製品、大型クルーズ船などの造船、そして起死回生を狙って取り組んだ「民間ジェット旅客機」も失敗に終わりました。

2023年2月7日、三菱重工業の泉澤社長は記者会見で国産初の民間ジェット旅客機「三菱スペースジェット=旧MRJ」の開発を断念することを明かした。

開発の長期化による技術の見直しや、さらに巨額の資金が必要なことなどから、「事業性が見通せない」ことを理由とした。

一方中国は、欧米の独占に次々と風穴を開けています。

中国国産ジェット機とは、中国商用飛機(COMAC)が開発した「COMAC C919」です。2008年から開発が進められ、2023年5月28日に上海から北京までの初の商用飛行を行いました。

大型クルーズ船の建造は、これまでヨーロッパの造船会社が事実上独占してきた。 前出のイタリアのフィンカンティエリ、ドイツのマイヤー・ヴェルフト、フランスのアトランティーク造船所の大手3社で、世界の中・大型クルーズ船の大半を受注している。 中国造船業はこうした局面を打破しようとしている。

中国初の大型クルーズ船「愛達・魔都(アドラ・マジックシティ)」号は、2023年11月4日に中国船舶集団(CSSC)と米カーニバル・コーポレーションの合弁会社であるアドーラ・クルーズ(愛達郵輪)に引き渡されました。

大型クルーズ船は民間ジェット旅客機とは比較にならないほどの、緻密な製造工程を必要とするようです。

「愛達·魔都」号は総トン数が13万5500トン、全長323.6メートル、幅37.2メートル、最大高度72.2メートル。全船に107系統、5万5000設備を搭載しており、部品数は2500万点に及び、4750キロメートルの電気ケーブルを敷設。

客室数は2125室で、旅客定員は最大5246人。船内は16階にも及び、面積4万平方メートルの生活・娯楽用の公共スペースを備える。

一方日本では、

★三菱重工、豪華客船で払った高すぎる授業料
注文こなせず混乱、造船事業は縮小か

と、なりました。つまり、大変残念ながら、それだけの現場力が日本の製造現場には残されていなかった、ということです。

戦闘機に手を出すことを決めたニュースを見て思い出したのは、「貧すれば鈍する」という言葉でした。杞憂であって欲しいのですが。

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