2022 年 02 月 11 日 北海道小樽市街と石狩湾です。

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制限時間

■20240319(火曜日:曇り)

沼津市三津の松濤館フロントの生け花です。

■昨日は気温が下がって寒くなる予報でしたが、幸い暖かな日差しが一日中降り注ぎました。朝食後は、温野菜の作成に取り組みました。今朝の分が無くなったからです。

昨年の2月6日から毎朝食に温野菜を摂り始めました。そのおかげかどうかは、定かではないのですが、気力、体力ともに最悪期を脱して、前向きに毎日を送ることができています。

昨日も午後からはフィットネスクラブに行き、7キロ超を走りました。エプソンのウェブサイトにアクセスして記録を入力すると、月間50キロ走達成おめでとうございます、と祝ってくれました。目標の月100キロ走までは、まだ50キロ弱残っています。

ただ、体調が良いためか、ランニングマシーン上での1時間走が、昔ほど辛くなくなりました。昨日も35分ほど走った結果は、これまでで一番速いペースを刻んでいました。

筋トレのおかげかも知れません。とにかく以前より確実に、1時間走を積み重ねることができると計算できますので、あと5回、1時間走を実行すれば、目標に到達できそうです。

■4月の焼津マラソンが、今年の最難関になりそうです。大会要項によれば、「ハーフは中間地点で1時間5分、15km地点で1時間35分、20km地点で2時間4分の関門を設けます。関門の時間を超過した場合は、競技を中断し係員の指示に従ってください」とあります。

2015年の第30回焼津マラソンに参加した時には、2時間7分と制限時間切りで完走しています。訳も分からず、一生懸命走ったというだけだったのですが、まだまだ体力もあったのでしょう。

古希を過ぎて、昨年のふじかわキウイマラソンで、初めて制限時間オーバーで、大会運営車に収容されてみると、今回の2時間10分は高い高いハードルなのです。

計算上は、キロ6分で走り続けることができれば、完走できるのですが、最後までそのペースを維持できる自信はありません。最初の10キロで、元気なうちに時間を稼いで、その後ペースが落ちても、なんとか制限時間内に通過できるようにするしかなさそうです。

次回、校庭で走る際に、キロ6分以内のペースで、とりあえず10キロを走ってみましょう。それができないようでは、完走は無理だということになります。





思い込み

■20240315(金曜日:晴れ)

沼津市大瀬崎から見た富士山です。

■今朝も青空です。昨日は昼休みに医師会で行政との会合があり、夜は市立病院において病診連携会議が開催され出席しました。何とも忙しない一日でした。

帰宅途中、市役所の近くで中学生の一団が、横断歩道から降りてきて、歩道を走り抜けていきました。クラブ活動でしょうか。その走る姿に、車の中から思わず見とれてしまいました。

下半身がバネのように躍動しているのです。走っているというより、まるで飛び跳ねているのです。アフリカの草原で、カモシカの一団を見ている思いでした。

あんなふうに、走ることができたら良いのにと、ため息が漏れるばかりでした。振り返って、自分が走っている姿を想像すると、走っているというよりは、身体を引きずっている、という方が正確な描写です。何とも情けないのですが、それが現実です。

少しでも近づくことができるように、適切な練習方法を取り入れて、鍛錬を続けるしかありません。単純なことです。まぁ、古希を迎えた老人にできることは限られているのですが、それでも、今までできなかったことが、少しでもできるようになれば、それはとても嬉しいことに違いありません。

そんな思いを持つだけの気力が戻ってきたのは温野菜のおかげと、自分では勝手に思い込んでいるのですが、思い込みで良いのです。そんな思い込みで前進することができれば、思い込みバンザイです。

そんな思い込みがいつまで続くのかは、誰にも分からないのですが。

帯状疱疹

■20240314(木曜日:晴れ)

沼津市大瀬神社です。

■今朝も青空です。いつもどおり6時に起き出して、朝食の準備を始めましたが、くしゃみが何回も出て往生しました。こんなことは、このシーズンで初めてです。

昔は、花粉症が本当にひどい時期がありました。もう10年以上前でしょうか。寝室に花粉除去機を持ち込まないと、鼻水で眠れなくなるほどでした。

仕事中も鼻をかむのに、ティッシュペーパーでは間に合わず、タオルで鼻をかんでいたほどです。歳を取ると免疫も寛容化する、とよく言いますが、確かにその通りのようです。

■さて、帯状疱疹に関する以下の動画は、一度観て置かれたほうが良いはずです。

★ 帯状ほう疹で失明?その危険性とは

80歳までに3人に一人が罹るのですが、コロナ禍以来増加しているようです。登場する男性は40歳代で、ワクチン接種の対象者である50歳以上に入りません。現在のところワクチンも公費の対象になっていないので、高額な費用がかかります。

友人の皆さんから、帯状疱疹に苦しんだ話しをたくさん聞きましたので、私たち夫婦は昨年ワクチン接種を済ませました。ある会で、自治体の首長さんから、ワクチンの公費補助の予定があると聞きました。

ビデオの中でも述べられていたように、基本は自分自身の免疫力を落とさないこと。ストレスを避け、体力の極端な消耗を避けることが一番です。体調を崩すと免疫力が低下して、潜伏している水痘・帯状疱疹ウイルスが活性化するのです。

その意味でも、免疫細胞の70%が存在する腸の活動は、極めて重要です。腸活です。温野菜の出番です。何でもかんでも、腸活で解決できるわけではありませんが、大きな役割を担っているのは間違いありません。今朝も私達は、お椀一杯の温野菜を食べました。

お腹の調子が良いことで、全てが良い方向へ回っています。ぜひ皆さんにも試してもらいたいと勧めています。

蹴り続ける

■20240312(火曜日:雨)

沼津市大瀬神社の御神木です。

■今朝は雨です。先週末から晴天が続いていましたが、終日雨のようです。

日曜日にハーフマラソンを走って、今日で二日目ですが、階段の上り下りには筋肉痛が未だにあり、厄介です。大腿四頭筋の痛みです。富士川マラソンのようにアップダウンのきついコースではありませんでしたが、それでも鍛錬が足りないのでしょう。こんな時は、むしろ軽めの筋トレが、筋肉痛の軽減に有効だと知ったのですが、今日はおとなしく、家で待機です。

フィットネスクラブに行って、ランニングマシーン上で走ることには、だいぶ慣れました。最初は、どんどん動いていくベルトの上で走ることに、戸惑いを感じましたが、今ではそれも無くなりました。

■190から年齢数を引いた数字以内の心拍数で運動をすれば、それは有酸素運動となり健康にとても有効だ、という記載がありました。試してみると、ランニングマシーン上で時速7キロ程度で走り続けた場合、この条件を満たします。

スマートウォッチの計測では、この条件で1時間走り続けると、走行距離が10キロとなります。私の通っているフィットネスクラブのランニングマシーンの設定では、1時間で一旦クールダウンに自動的に移行してしまいますので、それ以上続けることができません。

一人の利用者の独占を避ける設定でしょうか。最近では、この1時間コースに慣れました。それはそれで、耐久力が付いた、とは言えるのですが、地面の上で走ると、やはり身体への負担の違いを実感します。自分の足で地球を蹴り続けるのは、自動的に動いていくベルトの上を走り続けるより、ずっと大変なのです。

走る力をつけるための練習法を、ネットで色々見ましたので、それを少しずつ積み重ねて、なんとか次回も完走できるように鍛錬を続けるつもりですが、残された時間が僅かですので、弱気になっています。

とりあえず、やってみましょう。

ダイビング・スポット

■20240311(月曜日:晴れ)

沼津大瀬崎灯台です。

■昨日は、小田原でマラソンに参加し、そのまま逃げるように電車に飛び乗って、沼津に戻りました。Sunと待ち合わせて、そのまま温泉旅館に向かいました。

16時前には到着し、ゆっくりと温泉に浸かって疲れを癒やしました。マラソン大会も前回の横浜では雨の中でのランニング、前々回はアップ・ダウンの厳しいコースで、途中で時間制限に引っかかり途中棄権と、条件が厳しかったのですが、今回はコースも平坦で天候も快晴でした。

とは言っても、疲れることは当然ですので、昨夜は体が火照って、なかなか寝付けませんでした。6時半には起き出して朝風呂に浸かり、朝食後には、そうそうに宿を出て大瀬崎に向かいました。

Sunが次回、友人の希望で一緒に訪問する予定ですので、下見に来ました。スキューバダイビングを楽しむ若者が、結構訪れていました。東京からでしょうか。結構、有名なスポットなのです。

機能不全

■20240309(土曜日:晴れ)

2年前に出かけた宮崎県日向市の
馬ヶ背展望台です。

■さて、一昨日の睡眠中の排尿困難 dysuria には、参りました。4度も目が覚めて、その度の dysuria では、さすがに熟睡感が得られず、昨日は終日疲れ気味でした。何とかしなければいけません。八味地黄丸は、すでに内服しています。

不思議なのは、昼間にdysuria になったことは、一度もないのです。ひょっとしたら、自律神経のバランスの違いから起こるのかも知れません。あるいは、一昨日の夜は、食事後に筋トレに行きませんでした。それが、影響している可能性もあります。

とりあえずは、睡眠前の水分摂取に注意してみました。夕食後は、ほうじ茶を湯呑み一杯取ります。2時間ほどして、筋トレに出掛けます。帰ってきて、夏みかんをオーブンで焼いて温めてから、半分ほど食べていました。

入浴後は、二人でおチョコ一杯ずつの冷酒を欠かしません。これは昨夜も飲みました。ただし、昨夜は夏みかんは食べませんでした。夕食時の水分量には違いはなかったはずです。ただ、ほうじ茶は飲みませんでした。

その結果、昨夜は一度しか目が覚めず、dysuria も起こりませんでした。とても楽でした。試行錯誤しながら、高齢化に伴う様々な機能不全と付き合っていく必要が出てきました。致し方ありません。それが人生です。

■さて、以下の記事は大切です。太陽光発電を推進するのは良いのですが、日本では大切な点が抜け落ちているのです。蓄電池です。太陽光発電と蓄電池システムは、夫婦のようなもので、揃って初めて大きな力を発揮します。

★米最大1.3GWの「太陽光+蓄電池」稼働、今後3GW超に増設へ

太陽光発電からの電力量は、ばらつきが大きく、安定供給の障害になってしまい、発電された電力の一部を、日本では捨てている状態です。本当にもったいないのです。蓄電池システム( Energy Storage Sysytem = ESS ) は、世界中で開発にしのぎを削っています。

イーロン・マスクも、ESSには力を注いでいます。リチウムイオン電池の故郷・日本が、本当は先頭を走っていなければいけないはずなのですが、いつもの通り取り残されています。

私に言わせれば、リニア新幹線などに莫大な国費をつぎ込むなら、ESSの開発・設置に投資すべきなのです。その方が社会を、ずっと安定化し、そして豊かにできるのです。リニアは、莫大な金食い虫であると同時に、電力食い虫でもあります。

完成しても、新幹線と乗客を食い合うだけで、人口減少社会では無用の長物になりかねません。的外れな事ばかりしている日本は、わざわざ先進国から脱落しようとしているとしか、私には思えないのです。

再生

■20240308(金曜日:雨)

2年前に出かけた宮崎県日向市の馬ヶ背展望台付近からの景色です。

■今朝は東京でも雪が降っています。事前に運休を決めた路線もあるようです。たいした量でもないのに、雪のために交通網が大混乱することは、大都会の宿命でしょうか。

さて、昨日はTakuの誕生日でしたので、夕方早めに日帰り温泉に行って、二人で一杯やりながら昔話を楽しみました。我が家の3人の子どもたちは、まさに三者三様でしたが、母親にとっては、なかなか大変だったようです。

今となってみれば理解できることも、当時は暗中模索の真っ最中。子育ては本当に大変です。

■さて、パソコン内のファイルを整理をしていて、昔の意外なお宝を発見しました。Bookscanという会社のサービスがあります。印刷された紙の本を送ると、裁断してスキャンしPDF化してくれるサービスです。

紙の本は劣化しますから、古くなると黄ばんで読みにくくなります。この会社のサービスで、何が助かると言って、劣化することのない形で保存することができます。例えば、奥本大三郎さんの翻訳・解説された「ファーブル昆虫記・全8巻」があります。

綺麗な写真入りのカラー版なので、飾っておくのも良いのでしょうが、実際に読み進めるのは難儀なこともあります。ところが、デジタル化してPDF版としてタブレットで読むと、ページ送りなどがとても楽ですし、いつまでも美しい写真を楽しむことも可能です。

さらに、昨日再発見したのは、古くなった書籍のシミを、除去してくれるサービスも有りました。1976年版の「地中海のほとり」は、もう絶版ですし、新品同様の版を見つけることはできないのですが、行間の汚れをデジタル化して取り除くことはできます。もともと、掲載されていたカラー写真の解像度は低いので、白黒写真と違いがありませんでした。汚れを取って白黒化しても、質が落ちることはありません。むしろ、とても読みやすくなりました。文字のコントラストが上がって、鮮明化されたからです。

昔の映画をデジタル化することで、いわば映像を洗濯し直して、再放送されることが増えています。フイルムにはフイルムの良さがあるのでしょうが、劣化を考えるとデジタル化は大切です。

最近は、印刷版の本を購入することは無くなりました。いずれ処分に困ることが目に見えているからです。デジタル版ならタブレットに、1,000冊以上収納できますから、部屋を占領することもありません。本はスペースインベーダーなのです。

デジタル化された本を、もう一度ゆっくりと再読してみようと思いました。

■昨夜は、4回も目が覚めてトイレに行きましたが、排尿困難で往生しました。dysuria です。以前から、時々起こっていたのですが、これほどの回数と毎回の dysuria には、本当に参りました。明日から寝る前の決まり事を、変える必要がありそうです。

誕生日

■20240307(木曜日:雨)

2年前に出かけた宮崎県日向市の大御
(おおみ)神社です。日向のお伊勢さまです。

■今朝は雨の朝です。そしてTakuの誕生日です。今では二児の父ですが、こうして離れていると、幼かった頃のマッシュルームカットが、思い出されます。いたずらばかりしていましたが、本当に子どもらしい、可愛い子どもでした。今は子育てで、本人は落ち着く暇もない毎日に違いありません。

私たち夫婦もそうでした。今では、食卓のテーブルに二人きりで座って食事をしていますが、同じテーブルに子どもたちと一緒に、5人で食べていたなんて、想像もできなくなっています。

きっと戦争のような状態だったのでしょう。お腹を空かせた3人の子供が、口を開けて待っているのですから。母親は、てんてこ舞いだったに違いありません。

いま思えば、あっという間の時間でした。幸いビデオに撮ってありますから、その様子を再現することはできますが、そうでなければ、ひょっとしたら夢を見ていたのではないか、と錯覚しかねません。

今となれば、楽しかったことしか思い出しません。

■さて、いつもの知恵袋「田中宇の国際ニュース解説」です。最近は無料版を、たくさん配信してくれていますが、ぜひ有料版を購読してください。それだけの価値は、十二分にあります。

田中宇の国際ニュース解説 無料版 2024年3月6日

★ ちゃっかり繁栄する印度、しない日本

田中さんの指摘は、とても大切なことに思えます。近代システムに組み込まれた明治以来、日本人は精神的に病的な状態から脱していないのではないか、という岸田秀氏の指摘は、私にはとても真実味があるのです。

★ ものぐさ精神分析-増補新版 (中公文庫 き 3-7) 文庫 – 2024/2/22

日本人は精神的に自立していないのではないか、と思えるのです。依存するか反抗するか。その中間の対等な関係を結ぶことができずにいるように、私には見えます。

アメリカの圧倒的な一極支配が終わろうとしている時、依存する相手が変わるだけでは、日本の未来は暗いものになります。そのことに、多くの日本人が全く気付いていない点が、一番の問題点なのです。

家の作り様は、夏を旨とすべし

■20240306(水曜日:曇)

2年前に出かけた宮崎県日向市の大御(おおみ)神社です。
その年は、「古希の年祝」でした。

■昨日は、終日寒い一日でした。さらに、今朝の気象予報では、「関東甲信は今夜初めごろ~あす6日(水)日昼過ぎにかけて、山沿いや山地を中心に大雪となり、長野県は警報級の大雪となる所がある見込み。積雪による交通障害や路面の凍結に警戒・注意が必要だ」と警戒を呼びかけています。

春の暖かさがやって来たかと思うと、また冬に逆戻り。三寒四温という言葉が思い出されますが、調べてみると以下のとおりです。

この言葉は、中国の東北部や朝鮮半島北部で冬の気候を表す言葉として用いられていました。朝鮮半島や中国東北部では7日周期で寒暖が繰り返される現象が典型的に現れ、日本でもややみられます。

実際にはこのような規則正しい現象は現れにくく、冬から早春にかけて単に寒暖を繰り返す陽気を指すことが多いです。一般に寒い日は晴れで、暖かい日は天気が悪いと言われています。

何かの記事によれば、日本住宅の断熱構造の貧弱さから、多くの命が失われている、という驚きの指摘がありました。寒さの厳しい欧州などでは、建築の際に適切な断熱材を使用することで、外気温が極度に低下しても、室温が保たれることで、様々な健康障害を防いでいる、というのです。

一方日本は、夏の蒸し暑さが耐え難い、という点で、むしろ風通しを優先してきました。隙間風も、夏には涼風となり得るのです。ところが、その隙間風も冬には、血圧を上昇させて命取りになりかねません。学生時代に読んだ「徒然草」にも、こんな記述があったことを思い出しました。

鎌倉時代に吉田兼好によって書かれた随筆「徒然草」の第55段には、「家の作り様は、夏を旨とすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き頃、悪き住居は、堪へ難き事なり。」と書かれています。

建設当時は経費削減から、ほとんど使用されていなかった断熱材を、2年前の改築で、我が家も充分補充してもらったお陰で、冬の寒さが様変わりしました。

本当に住みやすくなりました。バリアフリーに改造し、無駄なスペースを思い切って統合し、間仕切りを上手に使用することで、冬は断熱の効いたコンパクトな空間で、そして夏は、間仕切りを収納して、広々した涼しげな空間で生活することが可能になりました。極楽です。

そう考えると、災害によって避難所生活を強いられている人々は、辛いだろうな、と想像するのです。国の支援が必要なのです。

月日

■20240305(火曜日:雨)

2年前に訪れた宮崎市の青島神社です。右側の島にあります。

■70歳になったのを契機に、月曜日を休みにしました。日曜日にマラソン大会に出場して、翌日仕事をするのが大変になってきたからです。子ども達も自立していますし、残された健康寿命を考えると、一日一日が貴重なのです。

ということで、今年の1月からは土曜日は仕事ですが、月曜日を目一杯自由に使える時間ができました。とは言っても、なにか新しいことを突然始めたわけではありません。参加することの難しかった日曜日のマラソン大会に出場して、翌日はゆっくり休むことが可能になりました。

思い切って参加することができます。これは有り難いことです。選択肢が格段に増えました。またトレーニングをするにしても、余裕を持って取り組むこともできます。

■昨日は、9時半には家を出て、ゴルフ練習場に向かいました。いつもの練習場は、サイトではまもなく営業開始と出ていたのですが、行ってみると「強風のため営業中止」との掲示が出ていました。駐車場がガラガラなので不思議だったのですが、納得しました。ネットを張っている練習場は、強風には弱いのです。危険だからです。

さて、どうするか。そのまま帰るのはしゃくでしたので、もう一つ別の練習場を思い切って初訪問してみました。中学校のすぐそばの谷に造成したような構造なので、まずネットが必要ありません。ボールが谷底めがけて転がり落ちて、自然に集まる地形なのです。

狭苦しいし距離もありません。料金はより安価だったのですが、確かに安いには訳があるのです。ただし自動的にボールが上がってくるので、面倒がありません。

設備も古いし、マットも年季物でした。それでも、当たりを確認できればそれで良しとする自分なら、それで充分です。記録では、最後に500球以上とカウントされていましたが、ちょっと信じがたい数字でした。なにかの間違いでしょう。

■帰りは、バイパスでなく旧国道を通りました。その際、とても印象的な光景に出会ったのです。途中、あるバス停前を通りました。二人の女性がバスを待っていました。一人は制服を着た、中学生らしき女生徒。もう一人は、赤いスカートを履いた中年女性。中学生は体の前にカバンを持ち、ベンチの横に立っていました。一方、中年女性はベンチに座り、股を大きく開き、タバコを吸いながらツバを吐いていたのです。

二人の間には、おそらく40年以上の歳月が横たわっているように見えましたが、人生の恐ろしさを垣間見た気がしたのです。誰もが中学生の時には、宝塚歌劇団の一員のように見るのです。そして、その後の人生を、どう生きたか、その結果がその外見と所作に、隠しようもなく現れてしまうのです。

誰も見ていないとの安心感が、中年女性の挙動をもたらしたのでしょう。それは、誰にとっても、他山の石なのです。人生とは、かくも残酷なのです。

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