■20241002(水曜日:晴れ)
■10月に入っても暑い日が続いています。日中も未だに冷房がないと、外来は暑苦しくなります。自分の体が変化に適応できずに、右往左往しているのが、よく分かります。
■さて、新しい内閣も発足し、どんな政治が行われるのか期待と不安が錯綜します。そんな時にも、やはり知恵袋が大切です。以下の田中さんの指摘は、とても貴重なものと私には思えます。一人でも多くの日本人に読んでもらえることを祈るばかりです。
★★中国敵視を使って対米自立
田中宇の国際ニュース解説 無料版 2024年10月1日
テレビやマスコミの通り一遍の解説では、何が起ころうとしているのか、さっぱり分かりません。
アメリカとの関係が主軸になるのは、誰が総理になっても変わることはないのですが、大きく世界が変化する今、日本の舵取りは難しい局面です。考えてみれば、アメリカ一辺倒と一見思われていた安倍総理は、中露の首脳と何度も会談しています。
安倍総理だからこそ、親中だ、中国のスパイだと非難されずにいたのです。日本が生き抜くためには、両属的に生き抜くことが必要だ、と安倍総理は考えていたのでしょう。
さて石破総理は、どのような舵取りをこれからするのか。安倍総理の最後を見ているだけに、よほど慎重に、そして周到に事を進めないと命取りになります。
リベラル勢力のように、脳天気な反米だけを叫ぶだけでは、何も解決しません。結局のところ、「秘すれば花なり」というところでしょうか。
「秘すれば花なり秘せずは花なるべからず」
(世阿弥「風姿花伝」)
「秘めるからこそ花になる、秘めねば花の価値は失せてしまう」という意味で、隠し事はよくないかもしれませんが、隠しておいたほういいこと、黙っていたほうがいいことというのは確かにあって、それが物事の価値を実は決めていることもある、ということを知っておいたほうがいいでしょう。