■20241224(火曜日:晴れ)
■今年最後のマラソン大会は、川口マラソンでした。まさかまさか、川口でマラソンを走るとは、夢にも思っていませんでした。川口は私の心の故郷です。19歳まで両親と一緒に暮らした公団住宅が、川口市飯塚町3丁目にあったのです。
大学に通いきれずに下宿を始めた19歳以降、両親と暮らすことは2度とありませんでした。71年の人生で両親と一緒に暮らしたの、実はたったの19年しか無かったのです。
その19年のうち、川口に暮らしたのは16年弱です。幼稚園から高校まで、今思えば毎日を、何の心配もなく楽しく暮らしていたのです。
日本も高度成長期の真っ只中。今日よりは明日のほうが良くなる。今年よりは来年のほうが豊かになる、と信じることができた時代でした。身の回りに今まで無かったものが、次々と登場した時代です。
ある日テレビがやってきました。またある日は、固定電話機が取り付けられました。冷蔵庫、洗濯機、極めつけはクーラーでした。それまでは、どんなに暑くても扇風機を回すしかありませんでした。
鉄筋住宅の公団住宅は暖かく、冬は快適だったのですが、夏は暑くて大変でした。夏休みは、家で勉強するのは暑くて無理でしたので、自転車で陸橋を超えて、市立図書館に毎日通いました。
当時の面影を感じることは、どこを歩き回っても無いのですが、そんな激変にも関わらず、テニスコートが当時の場所に、そのまま残っていたことは、大きな驚きとともに、一瞬にして自分を中学時代に連れ戻してくれたのです。
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