■20250124(金曜日:晴れ)

愛媛産のみかん。熊本産のイチゴです。
■昨日は、ロータリークラブの例会で、巳年の年男として1年の抱負について話をしました。6回目の年男です。48歳の時からですから、年男としての話は、クラブでは3回目ということになります。そして、最後の機会となりそうです。
還暦60歳の時から、この12年間で自分の身体に起こったこと。そして、これからの最後の12年間を、どう生きていくつもりかを話しました。これからの12年間は、病との戦いになりそうです。
平均寿命までには少し時間がありますが、健康寿命には、まもなく到達してしまいます。誰かの助けを借りないと生活できなくなる、ということです。可能な限り自分の身体の持つ力を活かして、自分の身体と対話しながら日々の生活を送るしかありません。
■さて、昨年は年末に鶴ちゃん夫婦と、地元の神社のクスの木を見に出かけました。樹齢千数百年という名木です。クスの木を詠んだ与謝蕪村の句がありました。冬の句です。DeepSeekに尋ねてみると、その素晴らしさを教えてくれました。
「楠(くす)の根を 静(しずか)にぬらす 時雨(しぐれ)かな」という句の素晴らしい点を以下に3つ挙げます。
#(1) 情景描写の美しさ
#この句は、時雨(しぐれ)が楠の根を静かに濡らす様子を描いています。時雨のしとしとと降る音や、楠の根元に染み込む水のイメージが鮮やかで、読者に静かな自然の情景を感じさせます。特に「静かにぬらす」という表現が、時雨の優しさや自然の穏やかさを伝えています。
#(2) 季節感の表現
#時雨は秋の終わりから冬にかけての季節を連想させる自然現象です。この句は、季節の移ろいや冬の訪れを感じさせる点で、俳句の重要な要素である「季語」を効果的に活用しています。楠の根と時雨の組み合わせが、晩秋から初冬の風情を際立たせています。
#(3) 余韻と情感
#句の最後に「かな」という詠嘆を加えることで、作者の情感や自然への畏敬の念が感じられます。また、句の余韻が長く残り、読者がその情景に思いを馳せる余地を与えています。静かな時雨の情景を通じて、自然と一体化するような感覚を呼び起こす点も素晴らしいです。
#この句は、自然の美しさと季節感を繊細に表現し、読者に深い情感と余韻を残す点で優れています。
この解説を読んで、もう一度あのクスの木を、訪れてみたくなりました。