■20250416(水曜日:晴れ)

2024年4月8日の花筏です。今年は1週間は、遅かったことが分かります。

■昨日は大気が不安定で、雷雨を心配するほどでしたが、風が強かったものの、突然の氷(ひょう)や雷など、全国的に発生した驚くような気象の変化に、遭遇することはありませんでした。

昼休みにはフィットネスクラブに行って、いつもの筋トレメニューをこなして、午後の仕事を始めました。夜には医師会の理事会があり、仕事を終えてから、急いで夕食を食べて、そして会合に出掛けましたので、忙しない一日でした。

■昨日は花筏のことを調べていて、とても素敵な句に出会いました。DeepSeekの解説も、これまた素敵でした。

小林一茶

〈花筏  子の手にとるや  川の風〉

■意味■

  川面の花筏を見て、子どもが手で掴もうとする。そこに川風がふっと吹く。

■解説■

  一茶らしい「子ども目線」の温かみある句。花筏への無邪気な興味と、それを阻む風の一瞬を切り取り、命の輝きと儚さを同時に表現しています。子どもの純粋な動作を通じて、春の日差しや水辺の匂いまで伝わってくるようです。

 

一茶は、55歳を過ぎての晩年、妻・きくとの間に娘・さとを授かります。この句を詠んだのは、「一茶が家族と過ごした限りなく穏やかで幸福な一時期に詠まれたものと言えるでしょう。自然の流れ(花筏・川風)と子供の純真さが融合した、禅的な「随波逐流」の境地も感じられます。」とあります。

さとが5歳で夭折した時の一茶の悲しみは、どれほどだったか。想像することすら、辛くなるほどです。

我が家の3人の子ども達が、無事に育ってくれたことを、心から感謝するばかりです。