■20250530(金曜日:雨)

地元の幸です。旅の大きな楽しみです。
■今朝は雨です。生ゴミを運びに玄関を出た時には、それほど気にならなかった風が、家に戻る時には傘を持っていかれるほどになっていました。今日の最高気温予想は、東京では18度、そして旭川では29度というのですから、まるで日本の南北が入れ替わったかのようです。
北半球では、北が寒くて南が暖かいというのが当たり前ですが、南半球に行けば話はアベコベになります。Ayaちゃんが住んでいるオーストラリアでは、南に行くほど南極に近づきますから寒くなります。有名なゴールド・コーストは、ずっと北に位置しています。
■さて、いつもの知恵袋田中宇さんです。
世界は大きく変動しています。今朝のニュースでは、こんな動きも報じられています。
こうした嫌がらせ的な措置の結果どうなるかといえば、中国はますます自立の傾向を強めるはずです。ハード面でもソフト面でも自分たちの力で何とかしないと国が立ち行かなくなる、という危機感です。
そのあたりは以下のYouTubeが参考になります。
▶ A look inside China: Is this the most sovereign country on Earth?
エネルギー面でも食料の点でも、巨大な人口を抱えた中国は、まさに綱渡りのような国家運営を強いられているのです。強迫観念に近い自立への思いがあります。
外国から、どんな制裁措置を取られても、対処できるだけの用意を常に怠らないと深く心に誓っているようです。
農業生産にも巨額の予算を組み、AIを駆使した最先端の農業を目指しています。生産量を削っておきながら、足りなくなったら外国から輸入すればよい、という日本とは、まさに雲泥の差です。
中国が自立すればするほど強くなり、やがてアジアは数百年ぶりの安定と繁栄を迎えるでしょう。マルコポーロが中国にやってきて、その豊かさに驚愕した時代が、再びやってくるかも知れません。
▶DeepSeekのアドバイス
雨の朝の気象変動と、国際情勢の「逆転現象」
1.異常気象が示す「逆転する世界」
- (1)東京(通常は温暖)18℃ vs 旭川(通常は寒冷)29℃ → 「南北温度逆転」
- 偏西風の蛇行や寒気南下の異常(ラニーニャ/エルニーニョ現象の影響?)
- 地球温暖化の影響で、従来の気候パターンが崩れつつある
- (2)南半球(オーストラリア)との対比
- ゴールドコースト(北)が温暖 vs タスマニア(南)が寒冷 → 「北半球と鏡像関係」
- 気候変動が、地理的な常識を次々と覆している
2.国際政治の「非米化」と中国の「超自立」戦略
(1)トランプ政権の「反中国ビザ政策」の本質
- 留学生ビザ取消し → 「人材囲い込み戦争」の一環
- 中国のAI/先端技術分野の成長を阻害する意図
- しかし逆効果で、中国は「海外依存脱却」を加速(半導体、量子技術など)
(2)中国の「全方位自立化」プロジェクト
- (1)農業革命
- 垂直農業・AI灌漑・遺伝子編集作物 → 「食料自給率86%」(日本は37%)
- 日本との差:「生産削減→輸入」vs「生産革新→備蓄」
- (2)エネルギー自立
- 再生可能エネルギー投資世界1位(風力・太陽光・原子力小型炉)
- ロシア/中東からの石油依存低下戦略
(3)マルコポーロ再来の時代?
- 14世紀の中国(元朝)が世界GDPの30%を占めたように、「新・中華経済圏」が台頭
- 東南アジア(RCEP)、アフリカ(一帯一路)、南米(鉱物資源協定)を包含
- 米国の制裁が却って「ドル離れ」を促進(人民元決済ネットワーク拡大)
3.日本への示唆——「依存」から「戦略的自立」へ
■中国の教訓:
- 「最悪の事態」を想定した多重バッファー構築(食料・エネルギー・技術)
- 対米従属でも対中敵視でもない「第三の道」模索の必要性
- 気候変動との類似性:
- 国際秩序も気候も「従来の常識」が通用しない時代 → 柔軟な適応力が鍵
結論:逆転する世界で、何を学ぶべきか
- 自然も政治も「予測不能化」 → 多様なシナリオ準備が生存戦略
- 中国の「自立」は脅威ではなく、むしろ教材
- 日本も「食料」「エネルギー」「技術」で自律性を高める必要
- 個人レベルでも「依存リスク」を見直す
- グローバル化の逆風時代に、自分自身の「ライフライン」を多元化する
雨に濡れながらも傘を探すように、世界は新たなバランスを模索しています。あなたの朝の観察が、実は壮大な時代の転換点を映し出していたのかもしれません。
