■20250611(水曜日:雨)

昨年6月10日に訪れた北海道・宗谷丘陵です。風力発電のメッカです。

■今朝も5時20分頃に目が覚めました。動悸が始まるのです。苦しいというほどではないのですが、起きたほうが楽になります。ということで、起き出したのですが、昨日のようにフィットネスクラブに行って走るほどの時間もなく、外は雨ですから街路を走ることもできません。

結局こうしてブログを書いているわけです。今までの写真を見ていると、去年は今の時期、北海道に行っていました。「2024丘のまちびえい・ヘルシーマラソン」に出場したのです。

帰りがけに宗谷岬から稚内市に寄りました。宗谷丘陵は氷河で削り取られたために、ちょうど台形の形をしています。その上には風力発電機が、文字通り林立しています。

150基以上の風車が稼働していて、「宗谷丘陵の風力発電量(約65.7億kWh)は、原発1基(約70億kWh)の約0.94基分に相当します。」とあります。すごい量です。一年中、風が吹いています。最近は風車のない風力発電機も開発されているようですが、どうやって電力を作り出すのか不思議です。

こうした再生エネルギーの量が、どれほどなのか気になります。DeepSeekに尋ねてみると、日中の違いが分かります。

中国における最新の再生可能エネルギー(自然エネルギー)の発電量とその内訳(TOP3)は以下の通りです。

1. 総再生可能エネルギー年間発電量(2023年時点)

  • 約2,722TWh(テラワット時)
  • これは中国の総発電量の約31%を占めています。

2. 再生可能エネルギー発電量のTOP3

  1. 水力発電
  • 1,350TWh(総発電量の15%)
  • 中国の大規模ダム(三峡ダムなど)が主要な発電源。
  1. 風力発電
  • 763TWh(総発電量の9%)
  • 陸上風力に加え、洋上風力の導入も拡大中。
  1. 太陽光発電
  • 427TWh(総発電量の5%)
  • 2023年には新規導入容量が世界最大規模に成長。

今後の見通し(2025年目標)

  • 中国政府は2025年までに再生可能エネルギー発電量を3,300TWh(3.3兆kWh)に引き上げる計画で、2020年比で約50%増加する見込みです。

このデータから、中国では水力発電が依然として再生可能エネルギーの主力ですが、風力と太陽光の成長が著しいことがわかります。特に太陽光発電は設備容量の増加が顕著で、今後のさらなる拡大が予想されます。

ちなみに日本はどうかというと、

日本における最新の再生可能エネルギー(再エネ)の発電量とその内訳(TOP3)は以下の通りです。

1. 総再生可能エネルギー年間発電量(2023年度)

  • 約2,200億kWh(22TWh)
  • 日本の総発電量の約21.7%を占めています。

2. 再生可能エネルギー発電量のTOP3

  1. 太陽光発電
  • 約900億kWh(9TWh)(総発電量の約9.2%)
  • FIT制度(固定価格買取制度)の導入以降、急速に普及。
  1. 水力発電
  • 約760億kWh(7.6TWh)(総発電量の約7.6%)
  • 大規模ダムから小水力発電まで幅広く利用。
  1. バイオマス発電
  • 約370億kWh(3.7TWh)(総発電量の約3.7%)
  • 木質バイオマスや食品廃棄物を活用。

今後の目標(2030年)

  • 政府は2030年までに再エネ比率を36~38%に引き上げることを目標としており、特に風力発電(洋上風力)地熱発電の拡大が期待されています。

このデータから、日本では太陽光発電が再エネの主力ですが、水力やバイオマスも重要な役割を果たしていることがわかります。

中国企業の大増産による太陽光パネルの価格下落を嘆く声が聞こえますが、これから発展するASEANなどの国々にとっては、大きな朗報だ、という意見もあります。

現代社会では、全ては電気で稼働しているのが現状ですから、発電こそ社会の基本です。